9/22を書いたが、どうも登録を忘れてしまったらしい。
K・恵さんとの話しの中で9/22が抜けていたのがわかった。どうも書いている途中で、別の事が入るとすぐに忘れてしまう。 以下は、思い出しながら、もういっぺん書いてみたが、どうも最初とストーリーが違ってきたようだ。まあ、どうでもいいことだが同じことを書くというのはけっこうむずかしいものだ。
ソニーのThe CD Clubから今月のCD案内がきた。「ピアノ・トリオ・スタンダード名演集」だ。しかし、即、歌謡曲コースに鞍替えした。 ジャズ・ピアノもいいが、私の天秤棒にかけると石川さゆりには勝てない。ウイントン・ケリー、ビル・エヴァンス、ケニー・ドリュー、そうそうたるメンバーで、名曲・名演を選りすぐっているが、まあ、こちらは後からでもいいということにした。
LPレコード時代に、ケニー・ドリューのアルバムを買ったことがあるが、たしかテレビの大橋巨泉の番組で、ケニー・ドリューが演奏したのを聴いて、レコード屋に走った覚えがある。ムーンリット・デザート(月の砂漠)がとても印象的だった。 ピアノもさることながら、ベースのニールス・オルステッド・ペテルセンのメロディアスな演奏が最高だ。よく歌うメロディ・ソロからベースランに移るところなんか、ぞくぞくとするほど心地よい。とにかくよく歌うベースである。このアルバムでは、この曲しか聴かない。あとはブラスがたくさん入っていたりするので、どうでもいいという感じだった。
この石川さゆりのアルバムは、初期の作品から最近のものまで「石川さゆり スーパー・ベスト・コレクション」と題した2枚組となっている。 なんといっても「津軽海峡・冬景色」が大ヒットしたわけだが、ほかにも多くのヒットを飛ばしている。「天城越え」はいままでになくドラマチックですばらしい。 「波止場しぐれ」は瀬戸内の情景を歌った、ご当地ソングといったところだが、土庄港(とのしょうみなと)の歌詞が入っているのが好きだ。「ウイスキーが、お好きでしょ」は、どこかの酒のCMだったような気がする。ちょっとおしゃれで粋だ。
石川さゆりは、「21世紀の名曲たち」というアルバムを10年がかりで完成させている。1年に1枚で、ちょうど10枚ということになる。このうち、1枚が手元にある。このシリーズを買おうと思ったのではなく、ラジオでマヒナ・スターズの「誰よりも君を愛す」が流れていたとき、この女性ボーカルは、今までと違ってGOODと感じたが、それが石川さゆりだったのだ。即、レコード屋に走った。 レコード屋の女将さんが、「ああ、さゆりちゃんの『21世紀の名曲たち』ね。ほかにもいろいろありますよ・・・。」と言っていた。 そのレコード屋さんは今はもうない。
あの「津軽海峡・冬景色」から30年が経つというから、こちらも歳をとったものだ。
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