管理人トシの日記

2003年09月09日(火) ラプソディー・イン・ブルー

おとといの日曜日夜遅く、K・恵さんから電話があった。

「今、小澤征爾の指揮で演奏をしているよ。」という内容だった。しかし、あいにく風呂に入っていたが、妻がそう伝えてきた。大急ぎであがると、すでに録画中になっていた。
「そのビデオ、いる分ですよ・・・。」
すぐに新しい生テープを持ってきて入れ替えた。
みると、「ラプソディー・イン・ブルー」をやっていた。それもジャズ・トリオ+オーケストラで。ピアニストは盲目のようだ。野外ステージだが、その数、何万人だろうか。日本では考えられない人数が集まっている。ちょっとスケールが違う。

「ラプソディー・イン・ブルー」といえば、上田啓二先生指揮のラージアンサンブルで演奏したことがある。サックスだけのオーケストラだ。
この時は、コパン発表会の10回を記念して、広島で開催した。





そういえば、この時の、イントロのクラリネットでうぃ〜んとかけあがるグリッサンドは、上田啓二先生がサックスでやった。そう、のどのコントロールだけで。どの楽器も同じだろうと思うが、体全体のコントロールがうまくできなければ、いい演奏は望めないだろう。

あいにく、この時は、演奏がはじまっていたので、イントロを聴くことはできなかった。こういうところは、どうも気になる。サックスもアルト、テナー、バリトンとそろっていた。オーケストラではちょっとめずらしい。おそらく、ジャズ・トリオとの共演ということで入れたのかもしれない。小澤征爾の自由度の高いところか。

その後、何曲か演奏したようだが、寝てしまった。録画したビデオも見ていない。おそらく忙しさの中で、お蔵入りとなる運命だ。こういうビデオが山のようにある。
ただ、今でも10年以上前にとったビデオを見ることがある。どういうわけか新鮮さがあるのだ。心が進化しているのか退化しているのかは知らないが、変化はしているのだろう。
こうして物があふれかえることになるのだが、なにもかにも捨ててしまうのはいけない。場所の問題もあろうが、ずっと取っておくことも大切だ。必要な時が必ずとはいえないが、ある。

立花隆の本に書いている。これについては別の日に・・・。


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