| 2003年09月08日(月) |
ヘリコプター〜その2 |
どうも興奮さめやらない。少年の頃の虫が起き出しそうだ。
ヘリや、戦闘機からの映像はよく見るが、体験との違いはG(重力)を実感するかどうかだろう。実際、乗ってみて、想像以上の快感だった。感動だった。 来年は、娘にぜひ体験させてやりたいものだ。
パソコンのフライト・シミュレーターは、おたく系の人間では、古くから根強い人気がある。そういうわたしも、NECのPC98というパソコンを購入した時は、 真っ先にフライト・シミュレーターを買った。といっても、景色がどんどん移りかわるようなものではなく、旅客機で夜の空港に着陸するという単純なものだった。 今では、実機さながらの臨場感が楽しめるようになっているようだ。しかし、残念ながら、Gを体感することはできない。まあ、パイロット養成のフライト・シミュレーターにでも乗れば別だろうが。


急に懐かしくなって、ヘリを引っ張り出してきた。いま思えば、古いものもとっておくべきだった。といっても、墜落したものがほとんどだが・・・。2枚目の写真は、「ロビンソン」といって、実機を忠実にスケールダウンしたものだ。ローターを取り付けるヘッドと呼ばれる部分もまねて作られている。 このヘリは、神戸機工という会社がキットを販売したものだが、高価でもあり、また操縦もむずかしかったので、マニアが買ったくらいだろう。
はじめてラジコン・ヘリを買ったのは、もう25年以上も前になる。最初は、空中停止のホバリングというやつができなくて、だれでもここで挫折するか、何機もこわして上達するかの分かれ道になる。特に当時の物は、性能も良くないのでホバリングするまでに相当の期間が必要だった。
いろいろな会社が出てきた。ほとんどが、単なる売上拡大を狙ったサブ・ビジネスのようなものだった。しかし、ほどなくふるいにかけられ、淘汰されるのだった。そんなに甘くないのである。
この神戸機工(神戸技研)は、竜野市にあるが、7、8年前に行ったことがある。大きな機械部品の製造会社のようだが、すでにラジコン・ヘリの部門は閉鎖され、昭和初期の建物のような木造の小さな事務所で、細々と産業ヘリのみ、続けられていた。 この「ロビンソン」というヘリは、永久保存版にしたいような代物である。事務所でちょっと聞いてみたが、「そこのダンボール箱に、部品は少し残ってますよ。」と。
いつまでたっても、少年の頃のロマン?は消えないものである。
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