きのう、学区のまつり委員会があった。
今年で4回目になる。日にちは11月の第二日曜日がお決まりになってきた。稲刈りが終わってからでないと実施できないという大前提があるのだ。 ここは、昔からの田園地帯だ。市街化調整地域でもあり、新興住宅地にはならない。いいかえれば、過疎地域でもあるわけだ。昔からの学区がふたつに分かれてからというもの、ますます過疎化に拍車がかかった。
そんな中、地域活性化しようと、学区で盛大にイベントを催すことになったわけである。第一回から、けっこう派手にやってきた。100名以上の実行委員で構成して、毎月の委員会を積み重ね、やっとの思いで開催にこぎつけた。 その中で、ステージをずっと担当してきた。なんといっても、ステージでの催しがメインになる。普通は、目玉の呼び物を中心にするのが一般的だが、うちは違う。地元を大事にする。地域のサークル、学生バンド、子供会などを主体にしている。
じつは、これがけっこう大変なのである。出演団体が多いのと、はっきりいって「しろうと」のメンバーをステージに上げるわけだから、それまでの段取りが、気が遠くなるほど重労働になる。 よりによって、昨年から、ステージの責任者となってしまった。実行委員は数多けれど、ステージに精通した人なしである。これから、あの悪夢の日々が始まるかと思うと憂鬱になってくる。
毎年、ステージで問題になるのが、お決まりの「音響(PA)の出来不出来」である。昨年は、知り合いのTさんにお願いした。そこそこ良かったのだが、なにせ、学生バンドにはまいってしまった。 音に関してラフなくせ、形だけでやろうとするから、もうぐちゃぐちゃ。リハーサルなしのぶっつけ本番なので、ほとほと困った。挙句の果て、PAのアンプが煙を吹いてしまった。
よく、前に出る音には気を使うようだが、ほんとうは、内側の音、すなわちモニターのPAにはそれ以上に神経を使ってほしいのだ。これはステージで実際に演奏した者でなければわからないだろう。 我が家で練習する時には問題ないのだが、ステージではまともに音が前に抜けてしまう。要するに、耳をふさいで演奏しているようなものだ。ちゃんとしたホールなら反響があり、聴こえるが、野外では目隠しならぬ耳隠し状態になる。これではいい演奏ができるはずがない。 どうも、サイドビジネス的な音響屋さんは、ここらへんのツボが押さえられていない。今年頼む音響はどうなんだろう。ちょっと心配だ。まあ、前日から仕込みをするようなので、チェックする時間は十分あるのだが。
これから、秋にかけて各地でイベントがさかんになる。ちょっと偵察にyakoでも連れて行くか・・・。
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