管理人トシの日記

2003年08月27日(水) 火星大接近!

火星大接近。いやSFではなく現実だ。それも6万年ぶりだ。

毎日、空を見上げるが曇りばかりだ。しかし、少々の雲でも、ものともせず超明るく光っている。なんでも、遠い時に比べて、2倍の大きさになっているそうな。きょうの27日がピークだ。
35年ほど前の、ほこりをかぶった天体望遠鏡を出してきて組み立てた。
この望遠鏡は、昨年他界した祖母が買ってくれたものだ。子供向けのものなので、解像度などは悪いが、それなりに見える。
はじめて土星の輪を見た時は感動ものだった。妻が来てからは、自慢下に土星をみせたものだ。
しかし、自動儀がついているわけでもなく、ラフな代物なので、星を地球の自転とともに追っていくのは大変だ。すぐに視野からいなくなってしまう。



それと、家の周りは明かりが多すぎるので、はっきりと星を見ることはできない。山の上にでも上がればよいが、まだ、そこまで凝ってはいない。むかし子供のころ、夜明け前には、流れ星が見えたのを思い出す。今も、天体としては何も変わっていないのだろうが、環境があまりにも変わりすぎた。

近年では、ヘール・ボップ彗星だったと思うが、とても印象的だった。家族で、美星天文台まで繰り出した。岡山の美星町は、全国でも星がきれいな町として有名だ。
この時は、天文台がいろいろとセットしてくれて、いろいろな星たちの観察もした。肉眼でもほうきの部分は見えたが、高性能双眼鏡が使用できたのでひさびさに星の神秘を堪能できた。

今回の火星、どこまで見えるかなと期待はあったのだが、場所の問題と、望遠鏡の性能から、模様まではとらえることはできない。でも、おそらく、娘にとって、はじめて望遠鏡で見る火星に、満足したかどうかはわからないが、意識にインプットされたことは間違いない。できるだけ、いろいろな体験をさせてやりたいものだ。

立花 隆の「宇宙からの帰還」でも読んで、宇宙の神秘にひたることにしようか・・・。


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管理人トシ