| 2003年08月28日(木) |
PCにほんろうされる |
ウェーブ・ファイル(wave.file)。
音楽をする者にとってはなじみ深い、パソコンのファイル名だが、録音した音からの変換がどうもうまくいかない。 今年、購入した「シンガー・ソング・ライター7.0」のウェーブ・ファイル変換機能を使うのだが、できないのだ。 K部君を呼んで、いっしょにやってみたが、おなじだ。そこでベクターのホームページから「ぽけっと・れこーだー」という変換ソフトをダウンロードしてやってみたが、だめだ。 けっきょく、K君のMDレコーダーを借りて、MDダビングで、なんとかしのいだ。  じつは、娘のピアノ・コンクールの録音審査に出すための音源を作っているのだが、先生に提出する期限がきて、あわててCDRに焼きこみをしようとして、この事態に相成った。 そういえば、上田啓二先生が、コパン発表会の配布用CDRを作成する際、ノイズの除去で,てこずられていることをうかがった。ソフト・メーカーへの問い合わせなどで、ほとほと疲れたとぼやいておられた。 どうも、パソコン関係の処理は思わぬトラブルが多く、いらいらさせられる。特に、スケジュールをたてて、期限を切られた場合などは、事が深刻である。 パソコンを仕事としている人はともかく、文筆家、音楽家など、アナログ処理の人たちは、パソコンを敬遠する人が多い。ついていけないということもあろうが、それだけではないような気がする。
ノン・フィクション作家の立花 隆氏は、情報の収集はパソコン、インターネットで、そして、書くときは、モンブランとかペリカンの万年筆だそうだ。 仕上がった時は、校正で、専用の原稿用紙はぐちゃぐちゃになっているので、編集者泣かせのようだ。入力した文章が、強制終了で消えてしまっては、もともこもない。もう少し、パソコンの信頼性があがってくれば、様子も変わってくるのだろうが・・・。
こういうパソコン関係を使いこなすには、相当の時間と労力を必要とする。MIDIだってしかりだ。たまにしか使わない分には、手順が複雑すぎる。 はっきり言って、ソフト代、書籍代に見合うだけの恩恵はまったく受けていない。投資効果ゼロに近い。車を買っても乗らないようなものだ。タクシーのほうが安くつく。お金のことよりも、時間を無駄にするのには耐えられない。 といって、代行してくれるような人もいないし・・・。
しかし、こんなことではいけない。市民情報ボランティアのメンバーなのだから。
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