きょう、上田啓二先生にレッスンをしていただいた。
あすはコパン・ドゥ・サクソ発表会だ。最初で最後のレッスンなのである。しかし、収穫は大きかった。 スタートいきなり、直させられた。今回の曲は、CDを手本に練習をすすめてきた。CDの演奏はかなり速いので、それなりにテンポを速くするようにしていた。これが大きな間違いであったと気づいた。 上田啓二先生は、あくまでもチェロの雰囲気になるよう手直しをされた。ゆったりと、そして緩急つけて表情豊かに。音の出だしは、十分にためて・・・。 我ながら、いい雰囲気は出たと思った。
何が間違いであったのか。 バッハをサックスでやること自体、めずらしい。さらにCDの録音は、どうも洞窟のような所らしい。演奏は、響きの中で音を切るように輪郭をはっきり出している。単なるチェロのトランスファーでは、意味がないのだろう。新鮮さがなければ、だれも買わない。 まねごとをするのではなく、音楽をやらなければいけなかったのだ。
それにしても、徳島の学生たちは、4時間以上かけて会場にたどり着くという。 大変だが、これもいい思い出になるだろう。あーした天気になーれ。
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