続々・不良主婦と呼ばれて@USA
INDEX←BACKNEXT→

米国在住数十年国際結婚美人妻<←嘘>自堕落日常日記


2004年06月03日(木)  6歳の私、母、あの日。

昨日の”好都合”な仕事の言い訳ではないけれど。
「鍵っ子」について友人と話をしていて、またあの日を思い出していた。

入学式の日だというのに、時間になっても母親が仕事から帰ってこない。
一人家で待っていた6歳の私は、どうしよう、今日は特別な日、遅れちゃダメだ、という気持ちがあって、この日のために準備していた新しいスカートとお揃いのベスト、そしてピンクのブラウスを自分でタンスから出して着て準備。
お隣のおばさんが「お母さんいないの?今日は入学式でしょ?」と一人の私を心配して、おばさんが学校に連れて行ってあげる、と出掛けようとした時、母は帰ってきた。
「その洋服、全部自分で準備したの?」と驚きながらも、ピンクのブラウスを着た私を見て「白いブラウスを用意してあったんだよ。ピンクはおかしいから着替えよう。」と言った。
私は怒っていた。だから素直に着替えようとしなかった。もう時間も迫っていた。
スカートとベストとの色のバランスよりも、白よりピンク色自体が可愛いと思っていたし。
私は無性にがっかりしていた。お母さんは、入学式よりも他の事の方が大事なんだ、と思った。
どうにか母は帰って来たけど、となりのおばさんに学校に連れて行って欲しかった。
せっかく楽しみにしていた入学式なのに、なんだかもうどうでもよくなってしまった。
今でもハッキリ覚えている、あの日、6歳の自分の気持ち。





↑だから私は絶対そういう思いを子供にさせない。
My追加


らら へMAILする。