2010年09月14日(火)
朽ちることなく、消えることなく


 とりあえず思いついたことから書いていきます。リハビリリハビリ。


[ナツキノート:ベルばらの申し子]

 いやこのタイミングで退団レポでもなんでもないんですが(笑)。退団期に思った事ってことで。
 ナツキさんが思い出の作品に自分が宝塚を目指すきっかけにもなって、出演もたくさんした「ベルばら」を挙げているのを聞いて、ナツキさんが平成ベルばらを観て入団した最後の世代になるのかなと、ぼんやりと思いました。
 確か「ベルばらはスターを作る」っていう話があったかと思うのですが、それが、ベルばらの上演そのものと、ベルばらを見て次世代のスターが入ってくる、っていう意味でもあったかと。そう思うとナツキさんは正にその文脈にあてはまるかと。
 そうすると次の世代は「21世紀ベルばら」(20世紀梨みたいだ)になるかと思うのですが、ただ2001年以降、ベルばらは濫発されているので(2005年星全ツ・韓国、2006年星雪本公演・雪全ツ、2008年外伝全ツ、2009年宙中日、2009年花本公演)、そういう「世代感」は薄くなるかな、と思ったりもしました(実際に2001年ベルばら以降もベルばらを観て入った子はいるかもしれないけれど、その世代が縦伸びしている分、明確な世代感が薄れているというか)(わかりがたい)。あと濫発して価値が下落しているのは確かとは思うし……。
 あとやっぱり平成ベルばらの頃にはエリザもスカピンもなかったしね。比肩するものがなかったから、それゆえあの頃の「世代感」もまた違ってくるのかなぁと。
 何度となくナツキさんがベルばらに肯定的なのを(「やっぱりベルばらは奥が深い!」)聞いて、ピンとこなかった私は、その世代感が残っていた平成ベルばらを知らない世代だからかなぁとぼんやりと思いました。いや、ベルばらはベルばらで好きなんですけれど。
 で、そうやってベルばらを肯定するナツキさんだったからこそ、「現代的なものを取り入れつつ伝統を失わなかった」と称されていたのかな、と、これまたぼんやりと思った次第です。


 ぼんやりしすぎやん。








 


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