| 2008年11月02日(日) | ||
| まわれまわれよ | ||
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ネロとエスコバル(SSSリンク) 本日の釜が回った成果。 だってこれ書かないと眠れなかったんだもん(ほんと重症だね)。 ++++++++++ SSのフォローはちょっと置いておきまして、今日も観てきたのでそこらへんの話を。 [雪組メモ:ソロモンらへん] ソロモンに関してはもう解釈とかSSとかしなくていいや、ってスタンスでいます。感じたものを感じたままに……ってそれが普通か!(しまった!) それでもああだこうだ考えてしまうのは、もう私とオギーとの間になんらかの因縁があったんだから仕方ないって事にしています(巻き込むな)。 ・割と、というかかなりソロモンの指輪におけるユミコ氏の「毒」にむちゅうです(「毒」?)(私にはそう見える)。うまく表現できないのですが、ものすごく圧倒されています。 ・映画を見た時のエンディングテロップの感想で(って書くとなんかおかしいなぁ)(笑)、 「指輪はどこにあるの?指輪は指にあるもの。でもどの指輪も指に戻っていない」 と言ったのですが、あれ、ガスパールの事だけに適応される文脈かなぁと。 ガスパールは「一度もはめられたことのない指輪」なんじゃないかと思います。一度も指を通されていない「指輪」。大劇場のナウオンかなんかで「指輪は自分を嵌めてくれる人を求めている」みたいな話があったかと思うのですが、それを聞いたときは指輪が自分の意思で指輪をはめてくれるひとを求めている、王を求めているっていう事かと思っていたのですが(指輪に選択権がある)、ガスパールの場合は自分の意思というより、もうどうやっても指にはめられることはない、っていう孤独を感じるんですよね(昨日言った「混じれない感」と同義)。 ・その反面、ガスパールは実は指輪ではない気もしています。彼こそが、この世界をまわす「環」。あるいはこの世界をまわすために「まわされている」「環」。 ・まあそんな難しいことばかり考えているわけでもなく、最近気になっているのは、しなぼんがキリンから人になった時に「なに?あんた好きなんでしょ?好きならいっちゃいなさいよ!」って同級生の片思いを応援する親友キャラでらぎらぎの背中をどーんとやっている麻樹ゆめみおねえさまです。それどういう設定?おしえてゆめみおねえさま!(笑) [雪組メモ:マリポーサらへん] SS書いた後の観劇って、割と答え合わせしちゃうんですが(笑)、あー、やっぱり基本設定が出てないところに自分が突貫で立てているから、ちょっと誤差があったかな……ってだからむっさん何しに劇場に!(一応つっこんでおこう)。 ・エスコバルの「生きて何を」が繋がったところで改めてみると、あそこから戦闘シーン、死ぬ場面までがものすごくうわああん、ときます(担の人から見れば今更何をって感じかもしれませんが)。「今こそひとつの命に戻って」生きようとするエスコバル、なんだなぁと。 ・しかしネロは不器用な男だなと思います。好きな女が出来ても、素直に「愛している」とも言わずやさしくキスすることもなく。その女と「素晴らしい世界で愛し合うために」世界を変えようとする。そのネロの生き様があまりにも重すぎる。そうやって「素晴らしい世界で愛し合うために」としか動けないネロ。背負ってきた命の重さ故に「できることがあるなら躊躇したくない」「絶望に陥るのをみすみす見過ごせない」「俺の命はそういう命なんだ」っていう生き方しかできない。本当は不器用だなんて言葉ではかたづけられないその重さに素で、本気で「ううう」ってなります。 マリポーサでの登場人物の想いをおしかはると本当に切ないぐらいに悲しくて重くて客席で「ううう」ってなってしまうことがしばしばです(だから観ていてものすごく消耗する)。 ・そんな時はフィナーレのアズサハルキのサルダンスをみてちょう元気になっています(笑)。 ・それはそうと、今日初めてリアルに観劇中にメモをとるおねさんを観ました(ものすごい高度なオペラとの両刀遣い)。何かいていたのかすごくきになるよ……。 ダブルどころか二日続けて観るのも実は厳しいのかもしれません(二日目に感想書く頃には力尽きてる)(明らかに感想薄くなるもん)(笑)。まだまだ観たい気持ちは強いんですけれどね。でも観足りない、っていう気持ちではない。それだけ充実しているって事なんだと思います。 |
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