2008年11月03日(月)
ふきだまり


[伝書鳩返し]

 SSSレスも兼ねてます。

・>すごいです!二人の生きざまがもっと読みたいです。

 最初の反応ありがとうございます。もうほんといつもあげてから拍手見たりコメントチェックしたりですごいびくびくしているので(笑)。
 ネロとエスコバルに関しては色々考えていることがあるので、SSなりマシンガンなりにしたためて(笑)いきたいなぁと思っています。


・>同じ感性・感度だったんでしょうね、ネロとエスコは。。

 あ、それは私も感じます。同じというか同じになってしまった、かな?(というのが私の現時点での解釈で今後書きたいところです)。
 拍手ありがとうございましたー。


・>すずやつはいつ下げてたんでしょうか・・・
 >月末を乗り越えすっごい疲れて
 >甘いもの〜〜と思って久々に訪れたらなくて
 >打ちのめされました・・・

 わ!そんな需要があったなんて!(もう五年もたっているのに)、びっくりしましたがこういうのは嬉しいです。ありがとうございますー。
 実は下げたのではなくて、今回のURL変更でルートが変わっているだけなんです。すみません。
 リンクを貼りなおしてもいいのですが、一応裏扱いだったので
 http://rose.zero.ad.jp/~zaf61734/
 を
 http://orange.zero.jp/mutsumi623.rose/
 に置き換えてもらえれば見られます。
 (同じ方法で過去の裏扱いコンテンツはほぼ見られるはずです。フォルダ構成はそのままなので)





 で、三連休の最終日は青年館行ってきました。三日連続正塚プレイー(プレイ?)。
 よかった!というのが感想なのですが、でもそれを書こうとするとものすごく誤解を生む表現しか生まれてこないのは何故?何故なの?(うなだれ)
 自重しようかと思ったのですが、やっぱり書いておきます。

 以下、全て好意ベースです。


[星組メモ:ブエノス総括]

 実にいい「星組公演」でした。


 が、「ブエノスアイレスの風」という作品、ひいては初演(ビデオで見ました)との比較で考えると「こんなにやすい話だったのか!」と愕然としました……(ってこの時点ですごく誤解を生むと思うのですが続けさせてください)。そのやすさは今回のメンバーの若さとも言えるし、拙さとも、未熟さとも言えるとは思うのですが……。だってやすいじゃないですかー、リカルドは反政府活動でしか高揚感を得られらなかったチンピラに過ぎなかったし、ビセンテは大人の男の苦慮じゃなくて嫉妬に振り回されるお子様だったじゃないですかー……。
 でもそのやすさがたまらなく切なかったんです。ほんとうに日常のちょっとしたすれ違いとか思い違いとか、なんでもないところで、物事は起こって終わって、そして過ぎ去っていってしまう。そういう切なさ。ドラマとしての盛り上がりには少し欠けているかもしれない。でもそれが今回の「ブエノスアイレスの風」だったんじゃないかと。
 戦争でも革命でもなくリカルドが死んでいった事に、どうしようもないぐらいに苦しく切なくなります。ほんとうにささやかな、ちょっとした、間違い。あるいは自業自得とも言えるかもしれない。
 けれども人生ってそんなもんだよ、とそんな風に淡々とした舞台。
 生きていることの全てが正しいことばかりじゃなくて。
 みんな少しずつ間違っていて。
 それでもそれがたまらなく愛おしい。


 いい「星組公演」と称したのは、そういう若さが出てしまった公演ではあったけれど、それでも彼らなりの「ブエノスアイレスの風」をみせてくれたな、と思ったからです。個々のメンバーを見るとそれぞれにものすごく(私的に)収穫があったな、と思うので。安い物語でした。でもそれゆえに切なくてたまらなく愛おしかった……っ!


(ヘルメット装着)(遅い!)



[星組メモ:ブエノス個別メモ]

・そして更に誤解を生む発言をするのですが……和君のリカルドがすごくよかった!和君の持っている「あほのこ」性質が遺憾なく発揮された役だった!

 (防空壕に避難)(だから遅い)

 でもほんとそれがよかった、私の中での和君史上ベストアクトでした。
 一言で言えば愚かな男だったと思います。先にも言いましたが、反政府活動にしか高揚感を、生きる意味を見出せない男。けれどもその狂気にも近い想いの強さがあまりにも純粋で、純正で(言うなれば何もわかっていないわかろうとしてない理解できないという文脈)。よかったよ……うまく伝わってないと思うのですけれど、私的には(対和君としての)最上級の褒め言葉です。

・それで色々考えた結果、和君のキャラ立ては「ギャグ漫画の王子様枠」なんじゃ?と気付いたらいろんなものがすとんと落ちました。
 という訳で今一番観たいのは和君の面倒終太郎です(ええー?)(ついでにるーみっくワールドの女子は星娘的だと思う)(更にええー?)

・そんなリカルドは本日、隠れ家にニコラスが入ってくるところで、なかなかロウソクが消えずに(4〜5回ふっふしてた)相当笑いを取ってました(ツッコむな)。それでまた「つけろ」いうものだから場内爆笑でした(だからイジるな)(どうやらイジるコツを完全に掴んだ模様です)(笑)。

・でもMVPはどいちゃんにささげます。ようやく、ようやく私の観たいどいまゆうが観れた……っ!と第一声を発した瞬間から震えました。かわいいどいちゃんもいい、ダンサーでがんがん踊っているどいちゃんもいい、けれども私、やっぱり彼を芝居の人として観たがっていたんだなぁと痛感しました。どいちゃん上手かった。ほんと震えるほどに嬉しかった……っ(六実さんが世間とは違う何かを見出そうとするのはいつもの事なので気にしないでください)

・たまたま近くの人が、オトハナの歌を聞いて「やっぱりシビさんみたいに深みがないと」的な事を言っていたのですが、私は今回のオトハナはこれで正解だと思います。今回の若くて安いブエノスアイレスの風には、オトハナのどこか少しさらりとした感じの歌い方でいいと思う。冒頭のあの歌を聞いて私も「少し浅いかなぁ」と思ったのですが、物語本編がその浅さの上をスムーズに流れていった、というか。逆に今回のブエノスにシビさんの歌をのせたら多分、歌だけひとり歩きするような気がする。その文脈で見ていたので、逆にラストでオトハナだけがひとり残って歌うのは少し違和感だった、かな(あの演出はシビさん仕様だと思う)。私だったらあの場面で後ろに正塚特有のモブを流すのになぁと思った次第です。

・ラスト、というかカーテンコール?のれおんの笑顔がいやに心に響きました。
 主題歌に歌われる「おまえ」という二人称は、初演の時は、ニコラスからリカルドへ、リカルドからリリアナへ、みたいなそれぞれからそれぞれへ、という風に聞こえていたのですが、今回は「ニコラスからすべての人へ」に聞こえて仕方なかったです。そういう包容力を持った男に育ったのだなぁと。このやすいブエノスアイレスの風をすべて受け止めているなぁと。そういえば彼は愛の広場に後宮三千人の美女が乗っても大丈夫イナバ物置なワタさんの息子だったなぁと……確実に、血は、受け継がれていると、ちょっと胸が熱くなりました。

・というかれおんの声ってこんなにいい声してたっけ……(今までむっさん何見てたの)。ちょっとうっとりとした……(うつむき)。

・フィナーレの男役群舞(美城君センター)に震えました。ちょう渋い。みやるりですらすでにその枠に入っているところが。なんというか星組男役ってこうだよな、と顎鬚撫でる感じです。

・余談ながら、リリアナが店を訪ねてくる場面のまりぃが気になって仕方なかったです。なんかノートに書き付けているんですが、それなんてデスノート?(爆笑)。しかも筆記用具を普通のカンペンケースから出したんだよね……(笑)


(その話題で〆るのか!)




 言いすぎな面があったらすみません。何度も言いますがすべて好意ベースです。


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