2006年11月05日(日)
なんたる、幸せ


 昨夜、急に何かキテしまいました。いわゆる第一波(退団者メイト特有の何か)(今更過ぎる)。
 大変だ!浸水だ!ボートだ!避難訓練だ!


 大真くん、いなくなっちゃうんだね。



 でも逆にここまでそういうのがこなかったのがおかしかったので、そういう「うわー」が来たことにちょっとだけ安心もしました。
 普段、自分のメイトぶりをネタにしたりピュアぷりを隠したり、でもそれが全然隠し切れてなかったりとそりゃもうウザいんですが。
 もういいから、ボケなくていいから。
 ボケることで逃げてばかりいると、足元すくわれるよね(というような事を、今日言われて気付いた)。それでもボケたいのがナパームスクエアの中のひと(中学の担任に進路三者面談で吉本に行けといわれた人)なんですが、きょうは、ちょっとそれに向き合いたいと思います。


(向き合い中)

(その間に本日の観劇感想)
(こんな状態だったので、急遽予定組んでてほんとによかった)。


[星組メモ]

・涼麻ともさんのダンスに何度となくオペラを奪われています。あの人、顔で踊る人ならぬ「目で踊る人」ですね(もちろん身体もいいんですが)(って書くとなんかおかしい)。すごく素敵だ。

・仮装パーティのワタさん日替わりコス。今日始めてアリスティッドもどきを見たんですが……あれ、元のままの衣装じゃいけなかったんだろうか?あの金色のベストの裾?みたいなところがチャンピオンベルトみたいだなぁというところから始まって、最終的に「なんかこの衣装猛烈に特撮臭い!」と気付いて一人で笑いをこらえるのに必死でした(ごめんなさい)。平たく言えば怪傑ズバット、何がいけないってあの皮素材にジッパー遣いがいけない。

・美城のおじいちゃんはまだまだ現役なんだなぁ(笑)。

・マーシャル船長がもう本当にダイスキだ、愛おしい。

・「ダンディズムとはなんでしょう」にはさすがにもう慣れたのですが、「それは単なるおしゃれではなく」がつらくなってきた(笑いをこらえるのに)。単なるおしゃれ……(笑)。

・冒頭の星娘ぐるぐるの場面で、どの娘役よりもうっとりしている(笑)しぃちゃんが愛おしい。

・この場面、ムラで見ていた時に涼さんの娘役甘やかしっぷりに驚いたのですが、どうやら気のせいだった模様。やっぱりあの人タカラヅカスタァだし。で、その後のガウチョの場面を見ていて思ったのは、やっぱり涼さんには自立した娘役が合うんじゃないかなぁと(この場合百花沙里さんを指します)(え?)。なんというか「僕がキザっている間、あなたはあなたでやっていてください。後で合流しましょう」みたいな?(いやそこまで娘役放置プレイじゃ全然ないんですが)だから錫百って妙に似合うんだ、と納得。

・涼さんには一度ほんとキザる余地もスカす余地もない役を与えて欲しいなぁと思います。あの人、ほんとは出来るでしょ?(エージェンシー社長だし)。ドリーの自殺騒動の時の「慌てる涼さん(違う、オコーナーさん)」がちょっと大人しくなっちゃって寂しいなぁと思っています。

・という訳で、今一番欲しいのは「恋する男はドンキホーテ」の涼さんフィギュアです。「時には野獣」のとこ。あのポーズを見るたびに、お腹を押すと「ぎゃー」と音だす人形(いっそソフビ)だったらいいのになぁといっつも思っています(どういう発想だ)。



(向き合い終了)


 そんな調子だったので、今日はもう避難訓練で泣き出す始末(そこ出てないから)、どうしたもんだか、大丈夫か大丈夫か自分?
 焦らないと思っていたのに、淡々と受け止めて消化していたはずなのに、なにこの有様は!(愕然)
 何をそんなに焦っているんだろう。いや、焦っているというより急にきた波に怖くなっちゃっているんだろうなぁ。つまり「大丈夫じゃなかったらどうしよう」。
 大丈夫だと思っていたのに、後悔もなにもないのに、ただひたすらに今この時を愛おしく思っているのに、それが、全部、大丈夫じゃなくなったらどうしよう、と。


(再び向き合い中)
(その間に今日買ってきた歌劇の話をします)


[歌劇メモ](全部読んでないのですが)

・ワタさんを囲んでの星組集合写真、いつもの辺りに大真くんを探したらあれ?いない?と思って見たら最前列にいたー!しかも84揃っていたー!ワタさんの後ろに84、とにゃみに合わせてワタさんが「みんなしゅーごー」とでもしてくれたみたいで、なんか嬉しいなぁ。

・ワタさんを送る言葉がいちいちキテしまい、途中で読めなくなる(うなだれ)。皆いいこと言うよな、いやいいことを言っているからいいんじゃなくて、ただ本当のことを言っているだけで、それがいいからいいんだよな、と昨日の社会科見学と同じ感想を抱く。

・舞咲のえと文のひめキューピーがすごいかわいい。しかし似ているなぁ……(感心)。

・大真くんもカラーで袴姿載るんだね。

・が、今回の一番の私的トピックスはマインドトラベラーの小池真飛対談。えー!えー!えー!……どうやら小池先生は私と180度反対の真飛観を持っている模様。それはそれで楽しみだなぁと、言っておきます(ほんとびっくりした)(私が見ない間に真飛聖さんが変わったのかなぁ)。


(向き合い終了)

 でも、今日公演見ているうちに、「いやあ、どうかんがえても『大丈夫』だべ?」って思えてきた。芝居の最後でフレッドが「与えられた時間は余りに短かったが」って言うときに私いつも「いや全然短くなかったし!」って思っているんですね(大真担としての時間が)。それだけ、密度は濃かったと思っています。その時めいっぱい精一杯やってきたと思います。だから、大丈夫。心配しなくても大丈夫だ、むしろそれを信じていいんじゃないかなって。そして今、最後の時にむかってどんどん満ち溢れてきている大真みらんさんの舞台を観て、やっぱりそれを信じて大丈夫なんじゃないかなって……。
 どうしようもなく揺れるのも、どうしようもなく悲しくなるのも、どうしようもなく慌てるのも、今しかできない事だから、今までがあるからできることだから。ね?
 そしてやっぱりどうしようもなく好きなのも、やっぱり変わらないなぁと思うのです。
 あと一週間。
 大丈夫、ここまできたからもう大丈夫。ここまであるから大丈夫。


(本当に向き合い終了)


 



 気をとりなおして。


[大真当番日誌]

 時間がなくなりそうだ。かけあしはじめ!(笑)

・今日気付いたのですが、今回のお芝居、大真くんほとんどの場面で娘役ちゃんと絡んでますよね?大真担になった時に気付いたのですが、下級生の頃って意外に娘役と絡むとかショーでデュエットが踊れるって余りないんですよね。それがまあ次から次へととっかえひっかえ(ブランドン口調)(笑)。フリー演技でもふありにアタック×2したり、エンディーさんとこのバレエ団員を口説いたり……よかったな、大真くん。千人斬りまでもう少しだ(そこ応援しないでー)(笑)。

・大真みらんさんの中にたくさんいる大真みらんさん(年下くんとかおじさまとか御館様とか大まみらんくん(小学三年生)とかみらゆかのみらとか大真鳥とかOKAMAとかおおまのお兄ちゃんとかとかとか)。それは大真みらんさんの振り幅として、そしてネタとしてイジってきたものなんですが、それが今一気に「大真みらん」の中に集約されてきているように思えます(前はてんでばらばらに展開されていたというか)。その結果、あのひとすごく素敵だなぁと。いろんな色を見せてくれている、今のすべてを見せてくれている。もうそれにただただ感無量です。

・ポラリスの場面は終始真顔で想いを込めて情熱的に踊っている大真くん、それが最後にはけるときだけ、ふわっと笑顔になって、「あー」って開放された顔になる。それまで一生懸命泣くのを我慢していても、そこでいつもぐわっとくる。

・「All by myself」は、いわゆる「泣かせ」の場面だよな、と天邪鬼な私は泣いてなるものか、と思っています(イヤなメイトだ)。けれどもここも大真くんが見るたびに、今現在の大真みらんをぶつけてくるから、ほんと泣くしかない。それが悲しくもあり嬉しくもあり。
 今日は、結構大真くん的にもきていたようで、終始笑顔なんだけれども泣きそうになって、それが振付けでふっと横を向いたときに、そこで辛い気持ちを泣きそうな気持ちを吐き出すように一瞬だけ辛い顔をして、正面向いたときは精一杯の笑顔になってた(ぐわー!)。泣いてもいいんだよ?でも泣かないんだよね、茶会で言っていたもんなぁ、演じるほうが感情に追われてはいけない、みたいな事を……。でもやっぱり泣いているな、と思ったらオペラグラスについた自分の涙でした(笑)。



 歌劇の退団者挨拶(写真がおとめのアレで何気にウケた)、大真くんが最後に言った「"大真みらん"は幸せです!」……今日、色々ともやもやごろごろしながら観劇していて、出てきたもう一つの結論に「なんだかんだ言って幸せだったんじゃないか?大真くんをバカみたいにピン撮ってきた日々も、こうして見ている今も、ひっくるめて言葉をつけるなら、楽しかった、萌えた、悶えた……ひっくるめて「幸せ」、って事なんじゃないかなぁ」と思ったんですね。
 君がしあわせならそれでいい、それが私のしあわせだ。
 なんて言うほどピュアではないけれど、君がしあわせといって、私がしあわせといえる今、それがやっぱりしあわせだなぁと思ったのです。



 幸せだ、と感じた。
 「幸せ」という言葉を自分の中でこれまで意識したことなどなかったけれど、今頭の中に浮かんでいるのはまさしくその単語だ。何も心配しなくていい。無心でゴールを目指せばいい。(『夜のピクニック』/恩田陸)




 残りの観劇は千秋楽を残すのみとなりました。
 最後までよろしくお願いいたします。



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