2006年04月05日(水)
ナパームスクエアの73%はマイナスイオンで出来ています


 自分のミスで書いていたものをぶっとばすのは良くあるんですが、さっきはPCが勝手にブラックアウトしましたよ!(ダメだもうこのPCげんかーい)(半笑)。うう……ショックだ。


[なれあいっぽく]

 先日の百花沙里さんとの謁見の折に、僭越ながらわたくしめも大真担の立場からいかに全ツのマダム&ボーイが素晴らしかったかをお伝えしたのですが、やっぱり「ダメじゃなかった?怒ってない?」と言われました。あー、難しいよね、こういう萌えを伝えるのは(いや伝えちゃダメなんじゃないか?)(笑)。カプ萌えって通じないのかもなぁとぼんやりと思いました。
 で、それに関連して思い出したこと。東京シバ茶で百花さんが本公演のマダム&ボーイの場面を称して「真飛さんのファンの代表と思ってやっています」と言っていたんですね。じゃあ全ツの対MIRAN戦は我々大真担のファンと代表してアレを…………えええええええ!(ありえへんわ!)(笑)


[伝書鳩返し]

 うっとおしいベルばら語りに反応やら賛同やらいただけて非常にうれしかったです。

>全体的に妙に百花さんと大真さんが目についたのですが、
>ヨゴの影響でしょうか?

 正しい副作用かと思います(笑)(密かな草の根活動)。でもももかさんはヨゴの影響以前に目につくような気が……(笑)


>あなたが星担で心底良かったです。
>おかげで守備範囲外だった涼さんが、すっかり胸の萌ポケット入りです。

 うわーい、ほーめーらーれーたー!(手放し大喜び)
「涼さんがアリになった」というのはよく言われる事なのですが、ほんと嬉しいです。なんというか、私がむだにしゃべっている事がまるきり無駄じゃないんだなぁと(うわ、大げさな)。


・茶会で話をしていたというトウコさんのオスカル観について、教えてもらいました。上手く引用できない(紹介できない)んでアレなんですが、トウコさん自身も「女」という事に主眼を置いて演じていたということ……ああ、わたしまるきりまちがってはいなかったんだなぁ(じんわり)。ご報告ありがとうございました。嬉しかったです。



 ベルばらも終わりひと段落ついたところで、しばらくこちらをお休みしようと思っています。と言ってもたいした期間じゃないんですけれどね、すぐに悪苦露須も始まりますし(誤変換)(嘘つけ、今故意に変換したくせに!)。ところでダンスリサイタルって皆さんなんて略します?春野寿美礼コンサートがオサコンだったから、ワタダン?でもこれだと私的には「ワタ檀」になってしまいます。じゃあダンリサ?でもこれだと私的には「檀ちゃんのリサイタル」あるいは「檀ちゃん×涼花リサ嬢」になってしまいます(ええ?)。
 話がそれましたが、まあナパームスクエアさんは春休みなんだなぁと思ってください。でも春休みだからといって、大真当番は休めません(生き物の世話は毎日しなくては)。という訳で、私がいない間、大真当番をよろしくお願いいたします。→大真鳥にエサをやる


 (なんだよネタ振りかよ!)(いや春休みは事実です)


 「では」(くみちょコス)。














 カペー未亡人!さいごのSSです!(いやカペー未亡人関係ない)


[ベルサイユのSSそのさん]


 一昨日、革命広場ではまた貴族の処刑があった。何人もの貴族がギロチン台で殺された。
 貴族でも平民でも、命の重さは変らない。きっとオスカル様ならそう言うだろう。なのにどうして流される血を人々は喜ぶのだろうか?どうしてあんなに笑えるのだろうか?泣きそうになりながらあなたにそう聞こうとしたけれど、あなたの顔を見たら、聞けなくなった。
 あなたの方が泣きそうだった。
 昨日、お隣りのピエール坊やが亡くなった。おなかを空かせたまま亡くなった。
 革命は成功したはずなのに、どうしてピエール坊やは死ななくてはならなかったのだろう?泣きながらそうあなたに聞こうとしたけれど、あなたの顔を見たら、聞けなくなった。
 あなたの方が泣きそうだった。


 今日はピエール坊やのお葬式だった。棺桶を買うお金すらなくて、皆でありあわせの板で棺をつくって、教会の墓地に埋葬した。
「お帰りなさい」
 帰ってきたあなたを出迎える。あなたは目を真っ赤に泣き腫らしていたけれど、それを私に悟られまいと、懸命に顔をそむけたり、髪をかきあげたり、鼻を擦ったりしている。
 泣いてはいけない、そうあなたは強く思っている。だから
「もう、しかたないひとね。またお酒を飲んできたのね」
「え、ああ、うん……」
「ほどほどにしてくださいって、いつも言っているじゃない」
 いつもいつも繰り返されるわたしのお芝居。あなたはそれにいつも何も言わずに応えている。
 泣いてはいけない、革命は成功したのだから。
 泣いてはいけない、貴族は殺されるべきなのだから。
 新聞記者として社会を冷静に見ようとするあなたは、喪われた幼い命を悲しむより、その事実を見据えこの社会の問題を世間につきつけるべきだと思っている。
 革命の闘士としてこの時代を生きるあなたは、喪われてゆく誰にもひとしくある命を悲しむより、彼らを民衆の、社会の敵として憎むべきだと思っている。
 あなたはきっとそれを求められて、そうあろうとしているのだ。
 けれども、本当は泣きたいのだ。本当は喪われる命をいとおしみ、革命がもたらした幸せな筈のこの社会の不幸を憂い、そして涙を流したいのだ。
 それが許されない事だとわかっている。それを自分自身で許していないのだ。
 それでもわたしは、あなたに泣いて欲しいと思う。その涙はなによりもあなた自身なのだから、わたしが一緒にいたいと願った、ベルナール・シャトレ自身なのだから。
 椅子に腰掛けて、よっぱらったふりをするあなたに近づく。
「……ロザリー……」
 わたしを抱き寄せ、よっぱらったふりをしてわたしの胸に顔を埋める。
 泣いて、お願い泣いてしまって。わたしも精一杯、気付かないふりをするから
「もう……困った人ね」
 その黒髪に頬を埋める。あなたが流す涙を、受け止めるように。
「あまえんぼうさん……」
 そうやっていつまでもわたしの胸に顔を埋めたまま、よっぱらったふりで甘えたふりで、そして涙を流すあなたを抱きしめながら、いつしかわたしも泣いていた。
 きっとあなたも、それに気付かないふりをしてくれるだろう。


 泣いてはいけない。だからここで泣いてしまおう。
 いつかきっと、あなたが泣かずにいられる日がくると信じて。



――――――――――
 椎ベルナール×陽月ロザリーです。
 全ツの時に書いた紫ベルナール×琴ロザリーのテキストと比べると、同じ役でもこれだけ違うのだなぁと感慨深いです(そしてお客さんがむっさんのドリームにうんざりです)。
 前にも感想で書きましたが、椎ベルナールはその人間味から溢れずにはいられない感情のほとばしりを、懸命に冷静に抑えようとしているように見えました。


 ベルばら感想文はだいぶとりこぼしてしまったのですが、SSはとりあえず予定していたものを書ききりました。つうか予定を組まなくちゃいけないほど漏らすなー!(爆笑)気がすみました。お付き合いありがとうございました。


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