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東日本大震災から13年が経ちました。妻と長男はその時、福島にいました。地震が起きた時に私の両親が妻の実家に来ていたので妻と長男は1階の茶の間に居て、すぐに外に避難する事が出来ました。もしいつも寝ている2階の部屋にいたら大変な事になっていたそうです。1回目の地震が落ち着き、2階の部屋に行くといろんな物が倒れていたそうです。長男は生後3ヶ月にならないぐらいでしたから、もしその下敷きになっていたと思うとゾッとします。長男は何かに守られたのかもしれません。本当に人の人生は微妙な事で変わってしまいます。妻は長男をいつでも連れて逃げれるよう、長男をベビーバスケットに入れて、玄関に近い茶の間で寝ていたそうです。本当に大変な思いをしたと思います。その時、私は東京に居て家族を守ってあげる事が出来ませんでした。申し訳なかったなと思います。考えてみるとあと時ぐらいから妻はとても強くなって大人になった感じがします。もしかしたらあの震災を経験した事で私を追い抜いて行ったような気がします。東京もなかなか大変だったけど、やはり東日本大震災の直撃と原子力発電所の爆発を近くで経験し未曾有の状況を経験した福島や宮城の人達の前では、大変だったなんてとても言えません。妻には自分と長男の命を一生懸命に守ってくれて本当にありがとうと言いたいです。
kanno
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