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今野譲が空手を始めて10年になりました。ずっと試合に出続けて頑張って来ての10年だから本当に凄いと思います。なかなか出来る事ではありません。東京城南京浜支部も開設21年ですが、支部内も国際親善大会も関東大会も東日本大会も休む事なく試合に出続けて10年頑張った生徒は譲が始めてだと思います。これはやはりという感じなのですが、自分と深く付き合う事になる道場生は、その人が入門した日の事を鮮明に覚えています。もちろん譲が入門した人の事はとても鮮明に覚えています。今の東京城南京浜支部の少年部がここまでこれたのは譲のおかげと言っても過言ではありません。頑張って試合に出ていた選手がごっそりと抜けて、あまり試合に出ない雰囲気に支部がなりかけた時に譲が頑張って試合に出ていました。そこに琥白や駿斗が加わり、少しずつ試合に出る人が増えて来て、競技クラスに参加する人も増えて来ました。これから10年、私も皆と一緒に頑張りたいです。あと数年したら私は彼らに組手で敵わなくなり、組手にも混ざらなくなり、完全に指導する立場になっていると思います。今の中学生がこの勢いで脇道にそれず頑張れば全日本大会に7〜8名は出場出来ると思っています。そう考えるとワクワクが止まりません。今の中学生が私が生徒達と一緒に稽古出来る最後の世代になるのではないかと思っています。そのつもりで人工股関節にしたのです。自分の指導者人生の集大成にしたいと思っています。考えてみると1人の人間と10年絶える事なく付き合えた人って私の人生でそんなにはいません。だから譲は私にとってとても特別な存在です。これからも一緒に頑張って行きたいと思っています。どんな形でも良いから一生付き合って行きたいと思っています。
kanno
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