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2023年08月29日(火) 懺悔

手術が終わって何日間で1番大変だった事はダントツで痛みと苦しみですが、2番目はナースコールをする事でした。ナースコールと1つにまとめましたが、1つ目は「痛い」「苦しい」と人に言わなければいけない事でした。これは本当に大変でした。痛いと言う事は自分の弱さを見せる事になります。でも痛いと言わなければ対処はしてもらえません。看護師さんもとても忙しいので、悪く言うと我慢が出来るのだなとみなされ放っておかれてしまいます。ナースコールもしなければ来てはくれませんし、ナースコールをしても忙しい時ななかなか来ては頂けません。そのナースコールを最初の日は看護師さんの顔が曇るぐらい押しました。2日目も夜中に何度も押しました。3日目も何度も押しました。今回の事で「痛い」と言う自分が1番言いたくない言葉を何度口にしたか分かりません。本当に本当に屈辱の每日でした。看護師さんに「最高に痛いのを10として今どのくらいですか?」答えは「10」それが約3日間続きました。3日目はもう我慢が出来なくて「今の痛み止めは全く効きません。打っても1時間経っても効かない、何も変わらないまま、6時間痛みを我慢している感じです。もうまる2日間一睡も出来ていません。居眠りすら出来ません。食事も出来ません。薬を飲むために仕方なく我慢して少し食べています。身体は手が痺れて力が入りません。今日もし痛みで眠れなければ肉体的にも精神的にも限界です。」と話し、身体に対する副作用に承諾し1番強い痛み止めを使用して頂いたり、腰に湿布を貼って戴いたりという対処がして頂けました。もっと痛いと言っておけば良かったなと思います。もしこれから手術などをする方がいましたら、痛いと言う事は恥ずかしがらずに大袈裟なぐらい言ったほうが良いと思います。ナースコールももう1つはトイレです。最初の2日間は尿の管が入っていますが、それがいっぱいになった事を看護師さんにナースコールで伝えなくてはいけません。管が取れると今度はもっと大変です。私はトイレが近いので1時間毎にナースコールをしてトイレに連れて行って行かなければ行けません。身体が悪くなったら人間の尊嚴などと言っていられません。1番恥ずかしい姿を見られ1番恥ずかしい事を人に言わなくてはなりません。私の恐怖は大の方でした。看護師さんに「足が安定するまでは動けけませんので、大の方はベットの上でしてもらいます。」と言われた時に、もししたくなったらどうしようと思いました。結局大の方は動けるようになってからだったので大丈夫でしたが、痛みと戦いながら、入院初日に私の隣のベットの方が1日に何度かベットで大をしている時に「臭い」と思ってしまった事を本当に本当に申し訳ない気持になり、本当に本当に反省しました。自分がどれだけ自分勝手で思いやりと優しさのない駄目な人間なのか?を思い知らされました。痛みが無くなり、自分の身体から管が全て外れた時にやっと人間らしい気持になりました。看護師さんには本当に本当に感謝しております。本当に本当に献身的に接して頂きました。本当に優しい人じゃなければ看護師にはなれないと思いました。懺悔として1つ恥ずかしいエピソードを書いておきます。夜中にトイレに行きたくなりました。小の方ですが、痛くて起き上がるのも時間がかかります。靴を履くのも時間がかかります。看護師さんをナースコールで呼んで、看護師さんが来るのも時間がかかります、看護師さんが来てトイレに連れて行って頂き、便器に移動します。それも時間がかかります。なれない体制でトイレをするのでまたまた大変です。用を足し終わり、ふと気が付くとパンツとズボンが汚れています。もう情けない気持になります。今度帰るのも看護師さんを呼んで帰るので、何とかバレない程度まで何度も何度もトイレットペーパーで拭きました。何とか看護師さんにその事はバレずに部屋に戻ると今度は着替えです。たぶん数10分かかったと思います。それも傷みと戦いながらやらなければ行けません。これから手術をする方がいましたら、そんな事は恥ずかしがらなくて良いと思います。恥ずかしい何て言っていたら身体を悪くしたら生きて行けません。もう赤ちゃんになるしか無いのだと思います。人間はそうやって生まれて来て、そうやって死んで行くしかないのだと思いました。


kanno

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