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2022年09月11日(日) 格好良い先輩

私は城南支部に移籍した頃、同じ茶帯で手も足も出ないぐらいに勝てなかった先輩が2人いました。私とその先輩で黒帯昇段をかけて試合をする事になり、私は勝ちました。その先輩をいつか倒したいと稽古に勵んでいて、試合で勝ったのでとても嬉しかったのですが、その試合の打ち上げて私はその先輩にどう接して良いか少し迷っていましたし困っていました。そして打上げという名の飲み会が始まりました。その先輩が私の隣にズカッと座り、私の肩を組んで「菅野、今日の試合ありがとな!お前強くなったな!」と言ってくれました。その先輩と肩を組んでもらい、ずっと一緒に飲みながら話しました。私はその時にその先輩を本当に格好良いと思いましたし尊敬しました。潔く負けを認めても決して卑屈にならずに、先輩はどこまで行っても先輩だと言う姿勢を見せてくれました。私は今でもその先輩を尊敬しています。それが極真空手の良さです。


kanno

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