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私は水泳を止めた事に後悔はしていないつもりでした。ですがたぶんとても後悔していたと思います。何故そう思うのか?というと、水泳を止めたあと、何度も何度も水泳の大会に出る夢や、水泳の練習をしている夢を定期的に見ていたからです。自分がこの世で始めて見つけた、人より優れていたものを、自分がこの世で始めて見つけた一生懸命頑張れたものを、あんなにあっけなく失ってしまった事を、あんなに簡単に捨ててしまった事をとてもとても後悔して心の傷になっていたのだと思います。その傷が癒えた時は何時かと言うとそれは、水泳の夢を見なくなった時だと思います。それは何時か?私はハッキリと覚えています。極真空手の全日本大会に出場した時です。自分が水泳で出した結果を、極真空手で追い付いた時でした。たぶん水泳を止めてしまった事に対して極真空手を頑張った事で自分に落とし前を付けたのだと思います。もし自分が極真空手を始めていなければ、極真空手で頑張れていなければ、私は水泳の夢をずっと見ていたと思います。水泳を止めた後悔の気持ちがあったから、どんなに苦しくても極真空手を止めずに頑張れたのかもしれません。だから水泳には本当に感謝しています。
kanno
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