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沖縄の唐手には組手というものはなく、空手道の稽古は形が中心でした。一つの形を毎日何度も何度も行い、3年かけて習得したそうです。また習得する形も大抵2つか3つ程度で、その習得した形を生涯をかけて修行したそうです。日本の伝統的な芸事である剣術、柔術、また日本舞踊、茶道、華道、などほとんどが厳格に定められた所作を繰り返し行う鍛錬である「形」という稽古方法があります。このような芸事の世界から出た言葉に「形無し」と「型破り」という言葉があります。「形無し」とは基本の形が身に付いていない、習得出来ていない状態を言います。「型破り」とは基本の形を習得した上で、さらにその形を超えた技を編み出したことを言います。武道では「守・破・離」が大切であると言います。「守」とは、基本の技を忠実に守って稽古をすることです。「破」とは、基本を超えた技を編み出すことです。「離」とは、自ら編み出した技を確立し一本立ちし、教える側になるということです。書道で言えば「楷書・行書・草書」と言えると思います。しっかり基本の技を身に付けた人が、自由自在に応用や変化出来る技を生み出し、相手の攻撃に自然に対応出来る技を生み出すことが出来るのだと思います。
kanno
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