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2019年10月30日(水) 稽古とは?

 この菅野日記で2回に渡り稽古とは?という題で私の稽古に対する考えを書いてきましたが、もう少し稽古に付いて書いてみたいと思います。「稽古照今(けいこしょうこん)」という言葉があります。この 稽という字は 「考える」 という意味があります。なので稽古照今とは「今について昔と照らし合わせ、考えなおしてみる」 という意味になります。温故知新にも似ている言葉だと思います。なので伝統や文化や格式を重んじ礼儀作法を守り先人達への尊敬と感謝の気持を持って稽古する事が大切なのですが、常に稽古している事に疑問を持って稽古する事が大切ですし、今の学びをさらに研鑽し前に進め、最終的には自分の極意というものを掴まなければならないと思います。なので稽古の作法などは別として、稽古自体が神のように絶対なものになっては行けないと思います。数学や化学反応のようにこれをやれば必ずこうなるという稽古方法は無いと私は思います。だからこそ自分のやっている稽古に常に疑問を持ち稽古する事が大切だと思います。そしてやはり一から十を学んだ後に、また一に戻ることも大切だと思います。それはまた新たな気づきを得る事が出来るからです。なので同じ所をグルグル回るのでは無く、螺旋階段を登って行くような感じになると思います。人間の素晴らしさは学んだ事をさらに前へ進め、それを次の世代に渡す事が出来る事です。自分のやっている事が数百年後にもっともっと素晴らしいものになっていたら、それは本当に素晴らしい事です。その中に自分もいたという事は、この世に生まれ生きた価値があったという事になると思います。


kanno

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