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私の先生である廣重師範に言われた言葉でとても印象に残っている言葉は、やはり最後にお会いした時に言われた「空手の先生ほど良い仕事はないよ、自分の好きな事をやって、ありがとうございましたと相手から感謝してもらえる仕事は他にはないのだから、感謝の気持を忘れず、たとえ稽古に1人しか来なくても一生懸命教えなくてはダメだよ」です。そして私が息子二人が空手をやっている事を報告した時に、師範がニコッとして「おーそれは良い事だ、空手は本当に良いからなー」と言われた事、そして師範の元で修行している時に言われた「お前は自分の一歩に命をかけて踏み出しているか」「焼けた鉄板に穴を開けて火傷をしない突きを出せ」「どこで呼吸しているんだ」「腰をしっかり決めなさい」「その蹴りはどんな気持ちで出したんだ」「指導する時は偉そうに突っ立って指導しないで、生徒と一緒に身体を動かして指導しなさい、だから稽古の前には柔軟体操ぐらいはしておかなくては高くピシッとした蹴りを生徒に見せてあげられないよ」です。そして私は良く怒られた弟子だったので「バカヤロー!」も頭の中に残っています。師範に言われて嬉しかった言葉は「お前の左上段は見るものがあるな」「お前は不器用なのが良い所だ」です。私が1番印象に残っている師範の顔は眼鏡をかけた優しい笑顔です。
kanno
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