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私は谷川俊太郎の詩が好きです。なかでも「生きる」という詩が好きです。もしかしたらというか、たぶんこの詩のことは前にこの日記に書いたことがあると思うのですが、あえてもう一度書きたいと思います。たぶんその頃より歳を重ね考え方も感じ方も多少変化していると思いますので、もう一度書くことで、自分を見つめ直すことにもなります。その詩は「生きているということ、いま生きているということ、それはのどがかわくということ、木もれ陽がまぶしいということ、ふっと或るメロディを思い出すということ、くしゃみをすること、あなたと手をつなぐこと」もっと長い詩ですが、こんな感じで始まる詩です。この詩は生きているからできる素晴らしいことや、生きていると普通すぎて感じることができないけど、それも生きているからできる素晴らしさが書かれています。あるテレビ番組で、友達を亡くした方がこの詩を反対に読むとどうなるか?というのを見ました。「生きていないということ、いま生きていないということ、それはのどがかわかないということ、木もれ陽がまぶしいと感じることができないということ、ふっと或るメロディを思い出すことができないということ、くしゃみをしないこと、あなたと手をつなげないこと」なぜか私は反対に読んだ方が、心に響きました。そして今、歳を重ねいろいろな大切なものを得たり、いろいろな大切なものを失ったりして、さらにそう感じるようになりました。あなたと手をつなぐことも、すべての美しいものに出会うことも、泣くことも、笑うことも、怒ることも、人を愛するということも、全ては生きているからできるのだということをこの歳になり強く思います。だから私はそれを生きているうちに一生懸命やりたいと思います。一生懸命あなたと手をつなぎ、一生懸命にすべての美しいものに出会い、一生懸命に泣き、一生懸命に笑い、一生懸命に怒り、一生懸命に人を愛したいと思います。
kanno
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