まめごはんつうしん
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2005年09月16日(金) 金色の環に手を伸ばして(転載)

もうね、いつまでも「あのとき」の話から離れなくて、ほんとに申し訳ないなと思っています。ただでさえ、仕事の話だとコメント付けにくい日記だよねぇ、これ……と思ってはいるんです、自分でも。
でも、どうしようもない。今の私の大半を占めてしまっている事柄、だから。うっかりすると、「どう生きるか」に繋がっていく、そんな予感をはらみながら。



その、しんどかった時期に、車を走らせながらずっと聴いていたのが、実は倉木麻衣ちゃん(ちゃん付けでもいいかな、私よりだいぶ若いはずだから)の「Reach for the sky」だったんでした。特に2コーラス目以降は、当時の(いや、今もだけど)私にはすごく「くる」ものがあって、一緒に口ずさみながらうるっときてしまうこともありました。歌詞を書くのは著作権法の都合もあるから難しいのかな……と思いつつも書くんですが。

♪頼りなく揺れている自分が
 夢へと動き出す
 こんなにも君を探していたよ
 果てしなく続く道

 歩き出そう手をつなぎ
 目をふせずにまっすぐと

 …………

 ねぇはじめなきゃ届かないよ
 夢へと繋いでいけるように
 悲しみの昨日にさよならを
 どんな時もどんな時もここにいて♪


歌声に身を任せながら、せつなくなるような、それでいて背中を押されるような、そんな気持ちでいたのです。
(ちなみに、見出しの「金色の環が云々」というのも、ここから。「Reach for the golden ring」って歌詞にあるので。太陽のコトかな、と思うのですが……)





今日、その話になったのは、どちらからともなくだったのかもしれません。
このあと12月初め頃まで、ここの仕事には大きな波がいくつも訪れます。しばらく、土日のいずれかが必ずつぶれてみたり、主権者運動の時とはまた別の意味でのプレッシャーも強くなります。

だからさ、私もまめももさんも、日々の日程をしっかりと確認しつつ、お互いが流されないようにしっかりしていかないといけないよね、ほんとに
そうですね

なんでだろう。
この話の流れの中で、思わず、口をついてでてしまったこと。


…………たぶん、さっきみなさん仰ってましたけど、この先悩むということは、いくらでもあるんだと思うんです。
それに、私の泣き虫はちっちゃいころからで、それがそのままここまできてしまったから、泣くことだってこの先たくさんあると思うんです。もう泣かないとは絶対言えそうになくて。
でも……それでも、選挙の前とは違う気持ちで今はここにいて、きっと今度は投げ出さないって





(;゜゜)



うわっ、何言ってんだ私。
事務局長さんが、柔らかい眼差しでこちらを見ていて、思わず我に返ってしまいました。

って、そんな、ウェットになってる場合じゃなくって〜(・・; ) ( ;・・)、ええっと何するんだったっけ

はい、たしかに忙しかったんですけれど。思いっきり照れが入ってしまいました( ■ ;) 。ダメじゃん私。言うんだったらちゃんと言わなくちゃ……

話、戻すんだけどね


え?


あのとき、支部長さんがあなたに「でも、つらいときは休んだっていいんだよ」って言ったでしょう? 彼女は優しいからあなたにああ言ったのだと思うけど、私は心の中で

「えーだめー!!! なんてこと言うのー、ほんとにまめももさんに休まれたらどうしてくれるのー、誰がこの人の代わりをするの、困るんだってばー!」

って叫んじゃったわよ





(///∇///) かーっ




「あなたにはここにいてほしいの」
って言ってもらえたこと、私、ほんとに、ほんとに嬉しかったんです




やっとの事で、これだけ。視線の先には自分の手。顔を上げることもできなかった。



だって、まめももさんが必要なのよ。だから、大会(*)まではがんばってほしいし……




大会が終わっても、ここにいてほしいし



事務局長さんにしては、口調がややきまり悪そうで、ちょっと「ごめんなさい」という空気になってしまいました。うん、ほんとにごめんなさいかもしれない。まさか、こんなふうに次期体制の話に言及するつもりは、なかったのかもしれないから。
(*)2年に1回、事務局で一番規模の大きな会議が開かれます。そこで事務局の役員が承認を受ける、という格好になるんです。私は前回2年前の会議で初めて事務局次長(半専従の)として承認を受けて、今に至ります。
2年ごと更新……という説明で、あってるのかどうかはわからないのですが。その、8月末から9月頭の時点では、まめ子のことなどが多少めんどくさいことになっても、かなりの確率で降りることを考えていました。でも、こんなこと言われちゃったら、降りるなんて言えないじゃん……




え、ええっと、今期で降りてしまったら、まめ子が入学まで3カ月を残してまた幼稚園を探す羽目になっちゃうし

ば、バカバカ、私のバカ! なーんでまめ子に転嫁するヾ(ーー ) 。事務局長さんには思いっきり苦笑されてしまいました。あーあ。
でもそのあと、いろいろなことを話しました。
次期を引き受けるに当たって一番心配な、学童保育のこと、来春からまめ子が通う小学校のこと。
衝突して失意のどん底(決して大げさではない)だったその日、保育所でほかのお友達とわいわい遊んでいたまめ子に癒されたこと。私はこうして壁にぶち当たっちゃってるけど、まめ子は自力で乗り越えたんだな、って思ったこと。
どうでもいいことも、たくさん話しました。事務局長さんが郵便局のATMを壊したこととか(をい)。













そうだった。
2年前、もしかしたら私には無理なのかもしれないと思い悩みつつも、私はたしかに事務局長さんを頼ってここに飛び込んでいったんだった。
あれからまもなく2年。無我夢中で突っ走って怖いという感覚は薄かった1年目。苦しい気持ちばかりが先に立って、泣いてばかりだった2年目。
自分では、ずっと押し戻されたって思ってた。いつ「いらない」って言われてもおかしくないとまで思っていた。
でも、今私が立っている位置は、明らかに2年前とは違う位置。もう……当時でも33歳だったから既に「少女」ではなかったけど、ほんの少しかもしれないけれど、「私」の芯の部分を、確立しつつあるのかもしれない。

だから。
もう一度、2年前にその決断をした自分を、信じてあげたい。
私を、ここに呼び止めてくれた、事務局長さんのことも。



ちゃんと、次期体制の話がきたら、今度こそちゃんと伝えよう。
あの時、叱ってくれたことに、本当に感謝していること。
私が必要だって言ってくれて、本当に幸せだと思ったこと。
そして。
「これからも、よろしくお願いします。」



時の流れは、会うべきヒトにはちゃんと会わせてくれるのだと、いうけれど。
事務局長さんに会わせてくれて、ありがとう。
少しずつおとなになりつつも(って遅いよ、アンタ35じゃん!)、少女のようなまっすぐな瞳で、そこに立ち続けたい。
ささやかな、決意を持って。






…………で、これ書いちゃったら、もともとの9/17付がいらない気がするんですけど……どうでしょう???


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