まめごはんつうしん
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| 2002年11月19日(火) |
クイックなパン作りのススメ |
地域班主催で「電子レンジを活用して、1時間足らずでパンを作ろう!」なんて催し物があったんですが……えっと、これに参加する以前から、ワタシ自身はパンを作ってました。 きっかけはというと
1.友人Yさんの紹介で、アム○ェイのフードプロセッサーを買った→でも今は、アム○ェイでなくても「生地こね用の羽」がついているフードプロセッサー、あるんじゃないかと思います。これを使うとパンこねの部分、ものすごく楽になります。 フードプロセッサーは時に、洗うのがめんどくさくなってしまうのが難点だったりするんですが(おいおい)、あるととても便利なので、しまい込んでしまっているひとはぜひ、常に使える場所にセッティングすることをおすすめします(*^▽^*)。 2.保育園で天然酵母のパン種を分けてもらった。→実は、まめ子があまりパン好きではなかったため、保育園に登園させることにした当初は「パン給食の日でも大丈夫かしら?」と思ったのですが、園のパンは実によく食べたんです。で、「パン種お分けします」というお知らせが「えんだより」に載ったときにそれなら作ってみようかな、と。 ただし、冬場なんか発酵には丸一日かかる、という代物でもあります。また、デニッシュのような「お菓子?」という仕上がりのパンにまで使いこなせる自信はなくて、それはイーストのお世話になったりしています。天然酵母って、真っ白いふわふわのパンにはなりにくいんです。でもとっても味があって……と。
力仕事部分は手を抜くけれど(^ ^;)ゞ 、基本的にはじっくりゆったり時間をかけて楽しむのがパン作り……と信じて疑わなかったワタシとしましては、今回のパン作りは「まめ子は楽しめるだろうから」と参加希望を出したものの、失礼ながら「邪道だよね」と思っていた部分も、あったんです。正直なところ。 ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、この「電子レンジパン」の第一人者というか考案者……が、料理研究家の村上祥子さん。今回の基本のパンレシピも、それを参照したモノでした。著作権に引っかかるかもなぁ……とも思ったのですが、これをご覧の皆様も是非お試しを! というわけで、かいつまんでレシピ、です。
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<材料> 強力粉:100g 牛乳:75ml(ただしワタシは内麦の強力粉を使ってるので、この量は2割減にしています。) ドライイースト:小さじ1(4g) バター(食塩不使用):小さじ2(8g) 塩:小さじ1/5(1g) 砂糖:大さじ1(9g)
<手順> 耐熱容器に牛乳とバターを入れ、電子レンジで30秒。(牛乳を人肌に温めて、バターを溶かすんである。) ↓ イーストを入れて、全体に泡立て器で散らす。そのあと、塩と砂糖を加える。 ↓ 強力粉のおよそ1/3量を加えて、泡立て器でダマにならないように混ぜる。 残りの強力粉を加えて、菜箸でぐるぐる混ぜる。 ※この時こねすぎないように注意! パンっていうとついこねまくってしまいそうですが、この場合はこねすぎると却って発酵しないのだそう。ワタシは試しにフードプロセッサーも使ってみましたが、泡立て器→菜箸の方がここでは都合がよさそうです。 ↓ 耐熱容器に生地を乗せ、クッキングシートを密着させるようにかぶせて、電子レンジの弱(強だとイーストが死んでしまうので注意!)で30秒。なんとこれで1次発酵終了(;゜゜)。 ↓ 打ち粉をしたまな板の上で生地を4等分して丸める。まな板の上に並べてクッキングシートをかけ、水でしめらせたペーパータオルをかぶせ、休ませること10分。 ↓ 軽く生地を抑えてガス抜き(叩きつけないで!)。そのあと成形。 ↓ 耐熱皿にクッキングシートを敷き、生地のとじ目を下にして間隔をあけて並べる。上にもクッキングシートをかぶせて電子レンジの弱で30秒。 シートごとレンジから出したら上にペーパータオルをかけ、室温に10分おく。 その間にオーブンを180℃に予熱。 ↓ オーブンで焼くこと10〜12分。パン完成!
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文字だけでみると楽じゃなさそう……だけど、やってみるとこれがあっという間にできてしまって感動モノ! しかも……美味しいんですよこれ。普通のパンよりも目が詰まっているせいか、ちょっとでおなかいっぱいになるのです。 子どもたちは待ちきれなくて、あっという間に平らげてました。しかもまめ子はウチに帰ってからももっと食べたいと要求し……(−−;)。パンだけで夕飯になりそうなほど作ってしまいました(爆)。
時間をじっくりかけて作るパンも、パン作りの醍醐味。それに変わりはないから、丸一日時間をかけた天然酵母のパンも今後、作り続けると思います。 でも、これなら「朝ご飯に何もない!」というときにでもさっとできる。これならまた作ってみたい! って思ったのも、また事実なのでした。それに、早くできるからってやはり手作りは手作りなので、材料を吟味できる……ということには変わりはありません。基本のパンなら卵は入ってないし、風味の点からレシピでは「牛乳」ってなってますけど、アレルギーの種類によっては水や豆乳に変えてもできるみたいです。 さて後日、村上祥子さんの著書を読みました(応用のパンのレシピもたくさん載ってます。興味のある方はどうぞ)。それによりますと、村上さんは天然酵母を利用した電子レンジパンの研究もしているのだそうです。今後が楽しみです(*^▽^*) 。
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