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 今期の医療ドラマ

刑事ドラマと並んで、人気なのが医療ドラマかと思います。
個人的にも恋愛ドラマは見ないので、それを省くと、この2つが残ります。

今期は医療ドラマラッシュです。

天海祐希や椎名桔平擁する『トップナイフ』、小泉孝太郎と高嶋政伸の『病院のなおしかた』あたりが気に入っています。
前者は達者な役者陣で安心して見ることができますし、医学の専門知識的な興味もあり人間ドラマ的な側面もあり、日テレが満を持して仕掛けてきたなという意気込みを感じます。当然、テレ朝のドクターXは意識しているでしょう。だから、天海祐希。
どちらも大好きな女優さんですので、私としては、これは大歓迎です。
後者は、病院を「経営」という視点から見据えたドラマです。
実は小泉孝太郎という役者には(元総理の息子だと知ってはいますが)、割と注目していて、彼が主演を務めるドラマに割と外れがないのです。
特に演技がうまいわけではないのですが、嫌みのない明るい感じが、陰惨な事件を扱う刑事ドラマなどでも緩衝材的に働いて、観後の後味が悪くないというのが理由です。


そして、坊さんが救急医を兼務している『病室で念仏を唱えないでください』
救急医療の大変さもあいまって、けっこう期待していました。
まあ、坊さん救急医の破天荒さという意味では、面白いですのですが、前回の2話でちょっとトーンダウンしてしまいました。

以後ネタバレです。
物語の骨子のひとつが中学生が入水して救急搬送されるというものなのですが、その理由が、友人が犬の散歩中にその中学生にいたずらされて、犬がリードを外れ行方不明になり、まだ戻っていない、友人はその仕返しに、中学生が大事にしているペンケースを川に投げ入れ、中学生はおぼれた、と。
で、中学生は生死の境をさまよい、友人も中学生がなぜペンケースを大事にしていたのか(父親の形見のペンが入っていた)のを知り、そのペンを水浸しになりながら探し、中学生も蘇生したというとても心温まるお話なのですが。

私の感想「犬は?」

リードを外れた犬が、そうそう野生で生き延びることができるとも思えませんし、そもそもきっかけは、犬のリードがはずれたことなのに、そこはどうなってるの?
死にかけていた中学生が生き延びたのは、いいことだと思います。
でも「犬は?」
絶対的猫派の私ですが、その犬の今後が気になって仕方なく、ドラマの感動的エンディングにまったくのれませんでした。

まあ坊さんにとっては犬畜生には犬畜生なのかな、としか。
今後、この番組に猫が出てこないことを祈るばかりです。


2020年01月30日(木)
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