ネタ帳

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105ミリ砲かかえて散歩もないもんだが・・・
2004年10月26日(火)

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▼自衛隊の大砲を使ったコンサート 〜チャイコフスキー「大序曲1812年」〜

 入場無料(要整理券)
 2004年10月30日(土) 開場/15:00 開演/16:00
 場所:陸上自衛隊朝霞訓練場(練馬区大泉学園町・埼玉県新座市及び朝霞市)

▼大序曲1812年

 この曲は、ナポレオン率いるフランス軍の侵攻にはじまり、ボロジノの戦い、モスクワ入城を経て、ロシアの大地と民衆によって敗走していくフランス軍と、勝利するロシア民衆の凱歌をチャイコフスキーが表現したものです。

 最初の部分は、ナポレオン侵攻前の民衆の苦悩を、ロシア正教の賛美歌を引用しながら描いています。引き続きボロジノ、モスクワ占領と混乱の状況を両国国歌をコラージュしながらその激しい戦闘を描写します。フランス国歌・ラ・マルセイエーズが徐々に変調をきたしていくのは、ナポレオン率いるフランス軍が混乱し敗走していく姿です。そして大団円をむかえるフィナーレは、ロシアというよりは民衆の勝利の凱歌を祝祭的に表現したものです。
 ロシアに勝利をもたらしたといわれている砲兵部隊の活躍を表すのに、チャイコフスキーはこの曲の中でカノン砲のパートを記しています。1882年に完成したこの曲の初演では、実際に大砲が使われたといわれています。

 通常、室内のホールでこの曲を演奏するときは、大太鼓やシンセサイザー等で代用しています。10月30日のコンサートでは楽譜で指定されている通り、屋外で実際の大砲(105mm榴弾砲4門)を使って演奏をいたします。どうぞ皆様も生で、迫力ある大砲と吹奏楽の響きをご堪能下さい。

http://www.eae.jgsdf.go.jp/ea/event/1812/1812.htmlより

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チャイコフスキーというとホモセクシャルの作曲家として有名で、私はこの人の交響曲6番「悲愴」を聞くともうそればっかり気になっちゃっていけないんですが、これは聞いてみたいですね。105mm榴弾砲使用による大序曲1812年。音楽ファンと軍事マニアの両方に受けそうな催しものです。



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