テニスとゴルフの日記

2005年11月02日(水) ラケットチューン

1 フェデラー    アルパワーラフ/ウイルソンナチュラル (16L) 55/52
2 ヒューイット   VSチーム/アルパワー     (16L) 56
3 ナダル      デュララスト(Babolat)   (16) 53
4 ロディック    VSチーム16       (16) 73
5 サフィン     アルパワーラフ       (16L) 不明
6 アガシ      アルパワー        (16L)  66
7 ダビデンコ    Energy(polystar) (16)   55/53
8 カナス    スーパースマッシュハニー (1.2)   52.9
9 ヘンマン    ティモ18/VSチームナチュラル (18)   51.6
10 ヨアキム・ヨハンソン  アルパワー/VSチームナチュラル (17)  不明
11 プエルタ    プロハリケーン (16)  59.5
12 ガウディオ   サイバーブレードサーマックス1.27(16L)  59.5
13 ロブレド    ビッグバンガーオリジナル (16L)  51.7
14 コリア    ビッグバンガーオリジナル (16)   52
15 フェラー    ビッグバンガー (16)   不明
16 ステパネック   toughGut(polystar) (16L)  61.7/57.3
17 ルビチッチ   ティモ1.10/VSチーム (17)  57.3
18 ナルバンディアン   ビッグバンガーオリジナル (16)   64
19 モヤ    ビッグバンガーオリジナル (16)   60
20 トーマス・ヨハンソン    アルパワー/VSタッチ (17/16) 59.5

テニスショップ裏日記さんからデーターを貰ってきています。
トップ20で縦横を変えているのはフェデラー含め3人しかいません。
このデーターはフレンチの時のデーターのようで、ひょっとしたらフレンチだからこそ縦横変えている可能性もありますが、いずれにしろフレンチのフェデラーのフォアハンドに特別不安定さを感じなかったので、僕もこのスペックで真似していこうと思います。

なんて冷静に書いていますが実は結構戸惑いがあります、というかようやく気が付いたというか・・・

プロスタ最終スペックは縦横55ポンドです。先週のミニサークルで縦横55ポンドのnsixoneを使いましたが、かなり堅めの印象でした。それで急遽横52ポンドで張りに出したモノがGOOD!と言うことだったのです。
月曜日のレッスンも横52ポンドのnsixoneを使いましたので、楽しくスピンをかけることが出来ましたし総体的に良いプレーが出来たと思います。
昨日は風邪気味だったので家でおとなしく過ごしていましたが、ふとnsixoneとプロスタでボール遊びを始めたところほとんどフィーリングが変わらないことに気が付きました。
当初はnsixoneに強固なほどの面の安定性を感じましたが、昨日はプロスタのような柔らかさを感じたので、プロスタと比較してみたのです。

で、何が言いたいか、ですが・・・・
プロスタでも横を52ポンドで張ればスピンはかかったのではないだろうか!? と言う疑問です。
確かにパワーはないので月曜日のレッスンのように面を合わせるだけのリターンが急激に沈む、と言うことはないでしょうし、恐らくネットを越えないボールの方が多いと思います。
しかしnsixone購入時の最大のテーマはパワーではなくスピン性能です。
前打点さえ維持出来れば、軽くプレースメントしただけで良いボールが行ってしまうnsixoneは確かに良いラケットだと思います。サーブもまだしっくり来ないので完璧にコントロールしきれていませんが、ポイントを抑えればパワーアップは確実に見込めます。

だがサーブも含めパワーは必要なのか?という事ですな。
正直なところ、ここ数年気負わないでリターンしたことはありません。
常に集中し、足を動かし、チャンスボールは積極的に振りに行く、そういうスタイルでやってきています。
これがnsixoneに変えてとりあえず丁寧に一本沈める、と言うプレーになり、結局フルショットしたのは一本だけ、しかもバックアウト気味でした。
一本だけフラット気味に捉えたショットがありましたが、これも打っていったというより合わせながら振り抜いただけでフルショットとは言えないでしょう。
つまり月曜日のレッスンではほとんどフルショットは無かったと言うことになります。

うーん考えちゃいますね。

このままnsixoneを使っていくプレーの延長線上にさらにフルショット、があるのかどうか?

プロスタを55−52で張ってスピン性能が上がればこっちの方がベストなのか?

正直本当に良いラケットです。
最近で入りしているブログのあにさんもnsixoneに変えたようなのですが、ドロップショットやスライスなど、色々試してみたいと思わせる性能を持ってると思います。
とにかくセンターに当てたときのフィーリングが気持ちいいんだな〜これが。
プロスタのようにインパクト前後にぐっと押さえ込むような動きが必要なく、やはり前打点できっちりプレースメントさえすれば綺麗にショットが返ってきます、逆に慌ててセンターを外しながらラケットワークでコントロールする、というのは似合わないラケットです。
ぶっちゃけボレーに関しては膝を柔らかくしてとにかく打ちたい方向に面を作ってしっかり前打点でプレースメントさえすればいいのです。
俺が下手くそなのかもしれませんが、引き込んでラケット操作でコントロールしようとする方が結果駄目なショットになりやすいのです。

フォアハンドに係りきりだった頃の外練習では「ボレーなど真剣にやる暇はないし、そんなところに集中力は回せない状態だったから前打点で捌く打ち方をしていた事があった。
この捌く打ち方、プロスタでは結構厳しかった。
ボールスピードとコントロールがあるアニキあたりは良いのだが、マックスバナあたりだとフォームからコースが分からないうえ球が重い。
残念ながらこういう打ち方をするためにはせめてビンセントは必要だったと思う。ダイレクト感はあるがしっとりしたフィーリングが皆無なプロスタUS85ではちょっと厳しかった打ち方だった。
ところがこの打ち方こそnsixoneに向いていると言える。
フェデラーは結構ネットに詰めるがボレーは結構いい加減である。
特にフォアクロスパスをフォアボレーで止めるときなどのフォームはただの手打ちである。まぁサーブ&ボレーを主軸としているわけではなく、正直ストロークが良いからアプローチを打ってネットで仕留めるorちょっと流れが悪いからプレッシャーをかける意味でのネットダッシュがメインであろう。
前者の感覚はレンドルで後者は攻め手が無くなったストローカー、もしくはオールラウンダーの攻めのパターン、と言ったところか。
決してボレーが下手くそには見えないがヘンマンやラフターのようなネットプレーに自信を持っていて勝負している、という感じはない。
恐らくセンスだけでプレーしているだけだろう、フォアもバックも流れに乗ってスムーズなスライスでの切り返しが出来るプレーヤーはボレーに困るとは思えない。特に現代テニスでは優れたボレーは必要ないと思う。
必要なときに必要なだけのコントロールが出来れば十分なのだ。
高性能ラケットでリターン、ストローク、サーブは楽になりより良いボールが打てるようになった。
しかしボレーは一般レベルの女性ならともかくとして、パワーやコントロールをさしてラケットに求める部分は少ない。
回転のかかった変化の大きいパッシングショットをボレーするためにはラケットの能力よりもプレーヤーの反射神経と運動能力の方が必要なのだ。
新型ラケットで優れたストロークとパスを持つ相手に対してネットポイントを奪うためには完全に相手にランニングショットさせること、そして可能な限り高いところでボレーすることが必要だ。
しかし回転とスピードを満たしてくれる新型ラケットは容易にネットポイントを与えないストロークを提供してくれるだろう。


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ビンセント