| 2005年09月02日(金) |
さらにフォーム習熟へ |
くそ暑い中またまた素振りに勤しみました。
やはり感覚は完全に身に付くまでは油断出来ません。
Ｗ２１ＣＡ�兇任了１篤芦茲鮓�るたびににやけてしまう一日を過ごせた昨日でしたが、やはり素振りすると「？」と最初に思ってしまいます。
素振り方法としては、今までのように低いボールから始めるのではなく、ある程度高いボールに対するハードヒットから始めるべきかもしれません。
というのも、低いボールを打つイメージから始めると下半身が詰まるバランスから始まるのです。それにフォロースルーも必要以上にスピンをかけるような下から上の要素が出てきてしまいます。
逆に高いボールを打つ場合には、後ろ足の蹴り出しや、前方への大きなフォロースルーを意識して素振りするのでフォーム全体のバランスを取ることから始めるし、下半身のポジショニングや間違った使い方の修正から始める必要が無くなるからです。
撮影動画を見る限り、高い打点をヒットする場合にはコンパクトな捉え方ではボールを打つ感覚ではなく、ユニットスイングの中にボールを呼び込む感覚になりやすいです。
これが低いボールの素振りだと、足を決め、打点を設定して振っていくことになり、足やバランスに応じてスイング軌道を変えてしまいやすいです。
まぁ逆を言えば対応しやすい、ということになるのでしょうが、フォームが固まった上で乱打で修正をしながら対応力を上げる練習ということではない限り、決まった打ち方しか出来ない方が究極の運動連鎖を要求するので、かえって無駄なごまかしが入る要素が少ないのでしょう。
ということでここ数日のパターンは腰の高さより上のボールに対しての素振りを中心にやっています。
独り言。
やはり旧来のテニスと、前で積極的に捉えるテニスでは根本的に違い事が多い、というか全く感覚が違う。
一時期、現代テニスでは当たった瞬間が全てで、ボールに対する押し込みなど全く関係ないとさえ思っていた。
しかし実際には体の使い方が全く違うだけで、インパクト直後のフォロースルーでスイングイメージを構築する部分は同じだ。
根本的に際があるとしたら荷重移動のかけ方とパワーの生み出しを後方から前方への滑らかな荷重移動で捻り出すのではなく、最初から前荷重が前提であるということかもしれない。
俺の感覚では、旧方式だと後方での大きく滑らかなプレスイングにより徐々にスイングパワーを高めつつインパクトし、この段階でほぼフィニッシュ。
回転量を増やす場合には後ろを小さくしてその分前を大きくすることでインパクト時のパワー不足をフォロースルーのパワーで補うという感覚だ。
もっと言うと、フラットスイングでのフォロースルーは打ち終わった後のバランスを保つだけの効果しかないと考えている。
実際にフラットで強打しようとするとインパクトまでにスイングパワーを最大に出すことを考えている、やはりこの場合もフォロースルーのイメージはバランス維持のためである。よって完璧なフラットショットを打ったときにはインパクト後にフォロースルーでの微調整は全く効かない。打った瞬間に全てが決まるのだ。よってとにかく実戦では素早い判断と正確なポジショニングが最も重要だと考えている。
現代テニスでも素早い判断とすフットワークは同様に重要だ。
しかし旧方式のように、後ろ足を決めて前足を決めて荷重移動しながらスイングパワーを高める、というのではタイミングの早いテニスに対応出来ない。
よって後ろからスイングパワーを生み出すのではなく、その場から前への荷重移動を行いながら同時にスイングする。
つまりポジショニング決定からインパクトまでの時間が短いのだ。
そしてスイング自体も新素材のラケットにより向上し、スピンスイングでも十二分に速いボールが打てるようになってきている。
プレーヤー自体のフィジカル面の強さも１０年前とは比較にならないくらい強くなっているはずだ。
そして何よりハイスピードハイパワーを両立出来ないプレーヤー、つまりフットワークだけ、パワーだけ、という選手は生き残れないのだ。
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