想像以上にフラットになってしまいました。
結果スピンはかけようとしなければかからない。ということはスピンボールの威力はがた落ちしますね。

まず最初に気がついたのがフットワークの問題。
昨日の目標は「旧来通り右足で蹴って左足に乗せてからスイングする」ことでしたが、とにかくこの下半身の使い方は俺にはマッチしないことが分かりました。
左足で蹴ろうとすると結局右足をあげてしまったり、最初からオープンで打ってしまうので結局ボールに荷重が乗らない打ち方になってしまいます。
ハードヒットしようと思えば前足を後ろに引く、くらいの感覚の打ち方になってしまうのでただ開き続けるだけのフォームになっていました。
これを修正しようとしたら今度はほぼ無回転のフラットになってしまい全く無意味な研究となってしまいました。
それとこの右足を蹴るという動作により前足の位置決めが困難になり、結果打点が安定しなくなる、という問題点も判明しました。
やはりクローズスタンスで！とまでは行かなくとも、前足の位置を決めておいてスイングするスタイルが俺には不可欠のようです。

で、多少考察を加えると、今の俺に必要な要素は「腰を回しきること」これが一番です。
スクールでもそこそこ打ててしまうのは、前足を決め左肩を開き体の部位でもっとも大きな関節である「腰」を大きく使うスイングだったことです。
前方への荷重移動（フラットスイングのパワーの源）も重要な要素ですが、腰の回転を使うこと（スピンスイングのパワーの源）の方がスイングの基本になると考えるべきですね。
理想を求めすぎてちょっと失敗、といったところですね。
やはり下半身を使って前方への荷重移動を行い、インパクト前後にその動きを回転方向を加えることは難しい、という結論にしておきます。
思い出してみると、火曜日のバナとの乱打で打ち負けてしまったのはとにもかくにもオープンスタンスにされてしまうことが多かったことで、疲れがあったとしてもフットワークが甘く、右足一本で打つことが多かったことが原因だと思います。
右足一本で打たなければならない状況もあるとしても、乱打のミスで振られてミスした記憶よりも、真正面で打ち合ったときにインパクトの強さもスピン量も不十分でバックアウトが多かったという記憶があるので、恐らくこれは前足を決めてしっかり前方へ振り切ろうという意志が欠けていたからだと思います。
対して試合になったときにはバナの言うとおりサーブ、リターンから先行できる状況が多くなったことにより、前足の踏み込みが復活し前方へのスイングが出来るようになったからだと思います。
しかし完全に回復したとここで思えないのは、バナがムーンボールを打ってきて、これを叩き込んでエースを取ろうと思ったときに結果打点を落とした上後方に傾いたスイングになった記憶があるからですね。この後方に傾いて打つのは昨日もリターンでハードヒットしようと思ったときに何度かやりました。
やはり判断が遅れる事により踏み込みも遅れ、結果強打しようと思ったときには旧打法と同じように体を開いて打つ事をしてしまうのでしょう。
さらに昔の打法と比較すると、頭が動きながらも腕のスイングは水平方向へのスイングのため結果ごまかしは利きやすいですが、今の打法では腕を畳んで強く小さいスイングを行いにくいので、昨日の試合のようにバックサイドでボディー気味のコースのサーブに対してしっかりポジショニングできたとき以外はフォアに回り込んでの強打は難しいと感じました。
ここしばらくはフォアサイド専門でやってきましたがそろそろ次の展開も重要です。よってバックサイド時のバックハンドのコントロールを含め徹底して試合に使える技術をまとめていこうと思います。

さてとここまで書いてみたけれど実は素振り後です。
素振りでは前足の踏み込みを意識して素振りしました。やはりこの方が腰の回転をフルに使えますね。前足への体重加速はあまり使えていませんが、そのかわり確実に前打点で捉えられるのでパワー負けはしないはずです。
レッスンでの実績を生かすにはとにかく前足を決めて前肩の開きを先行させて腰の回転によるスイングを意識した方がいいですね。
殿と比較すると若干肘が閉まり気味になりますが、これは多少のグリップの違いがあり、完全なセミウエスタンで長めに握る殿と、イースタン気味に短く握る俺のグリップの違いでしょう。インパクト時の手首とラケットの位置関係、そして肘を積極的に使う俺に対してあまり使わない殿ではスイング軌道に多少の違いがあるのは当たり前だと思います。
ちょっと発見した俺なりのスイングのエッセンスとしては、テイクバック時の位置はほぼ同じ、しかしクローズ気味に上半身を捻ること、そして肘から先をしならせるように肘を入れ替えて伸ばす、これによってスムーズなスイングの初動を促せます。殿はなめらかにヘッドを落とす動きしかしていませんが、これを俺がやるとタイミングが掴めません。しかし腕を伸ばして回転力を生かすためには一度腕を伸ばして肩ごと回ってくる感覚で打てる必要があるし、リズム感を取るためにもしならせる動きというか、肘を入れ替える動きは俺には重要です。
もう一つの発見ポイントは、前膝の使い方です。
単純に荷重を乗せて回るだけでは打球方向に対して前腰がマイナスで残ってしまいやすいです。いつものつま先の方向をみてみると後方から前方に体重移動する際にまず止める動きが必要なので逆クロス側に踏み込むことでこれを常に行っています。この逆クロス側への踏み込みがあるおかげでここを軸として前腰が固定されるので左肘のリードで腰を大きく動かすことが出来ます。しかし回し始める動きをサポートする軸としての働きは一瞬で回り始めてから左肩と右肩の位置が変わる頃には完全に邪魔になります。
結果インパクトまでは効果が高い左膝によるブロックですが、その後邪魔になるのです。
よってここを柔らかく使うことが重要だと思い母子球に荷重をかけてここを支点に止めて回す動きを意識してみたところこれがなかなかいい様子。
懐かしい記憶になりつつあるけれど、たしか母子球という言葉自体を使った記憶があるので恐らく一行スタイルを希求していたときにも前足への荷重移動を意識していたときにも発見していたはずです、忘れてしまっていたんですねぇ・・・
ということでかなり改善されたと思います。まずスイングスピードが昨日の素振りよりも良いです。昨日の段階では？な部分も多くとりあえず試してみようと言う感じだったのでスイングスピードを出す意識で素振りはしなかったのですが、明らかに音の変化を感じるし、全身を使っている感覚もかなり強まりました。
この母子球に荷重をかけてここを起点に荷重をコントロールする感覚はそのまま膝の使い方の柔らかさにも良い影響があると思います。
これまた思い出してみれば、完全に誤爆した時期（今の打法に変えるきっかけになった時期でもあるが）に、はらっちのレッスンで打てていたときには、打ち終わりは完全に前のめりで右足が前に出るフィニッシュだったはず。
ただしこの時には基本がフラットで気持ちよくフルスイングしたスピンは打てていなかった、まだフラットベースでスピンはかけようという意識が必要だったはず。このレッスンの後さらに改良を加えてスピン系フラットでフルスイングできるように改良したときに低い弾道のボレーに対してフルスイングしてハードヒットしさらに低くコントロールできていたはずである。
やはりこの段階でもっと煮詰めれば良かったのである。まぁこういう正確なのでさらに良いものを！と考えて崩してしまったが可能性に挑戦しやはりこれだというものが分かれば迷いは無くなる。
後はともかくこの打ち方を完璧にすれば良いだけだ。後はバックハンドとコンパクトなボレーを習熟しよう。

ポイントを羅列しておく。

１．後ろ足の蹴りを気にする必要はない。一行は指摘してくるだろうが根本　　的な考え方とスイングが変わってしまっている。かつ、後方からの体重　　加速は将来的には多少ミックスすることが出来るかもしれないが、完全　　に固まっていない段階で後方からの体重加速を加えると腰の回転運動を　　フルに使えなくなるデメリットが生じる。よって前足を踏み込むこと！　　は不可欠だが、これはあくまでも前腰を軸に腰の回転をフルに使うため　　であって前方への体重加速のためではないことを決して忘れない。
　　オープンスタンスで打つ場合でも、打点はあくまでも踏み込んだときの　　打点と大きく違わない。正確に前で捉えること。

２．前膝の使い方は、母子球への荷重のかけ方と連動することを忘れない。
　　柔らかく踏み込み前方への荷重移動を終えた後に左肩を主導として腰の　　回転を始める。

３．テイクバックはしっかり肘を畳み高くセットする。ここから肘を支点と　　して伸ばす動作、入れ替える動きでタイミングを取る。ベストタイミン　　グとしては、この動きをを終え腕が伸ばされた段階で前膝に荷重を乗せ　　て左肩の先行動作を始めて一気に腰を回しながらスイングを開始するの　　が良いかも？（未確認）

４．インパクト時は必要以上に腕が伸びていないこと、肘が閉まりすぎてい　　ないことを確認しよう。肘が閉まりすぎているときには３の肘の入れ替　　えによる腕の伸ばす動作が欠如しているはずで、伸びすぎているときに　　は前傾している可能性が高く、前膝の使い方が悪いはずである。

研究事項

母子球を意識した前膝の使い方を突き詰めてもクロス方向へ強打するときにはより積極的な荷重移動と打点を前にすることが必要になるはず。
やはりクロスショットへの苦手意識は消え失せてはいないこと、そしてやはりあくまでもクロス方向はつなぎと一発ねらいの感覚が強く、ベースはストレートショットと逆クロスショットになると思う。
よって前足と後ろ足の位置関係について研究が必要だ。
センター位置から回り込んで逆クロスを打つ構えからストレートと逆クロスへのショットは問題はないはず。しかしフォアサイドからの深い順クロスはサーブの時のように思い切り良く打つ、だけでは解決しないはず。
よってクロスへの強打するときの足の位置を研究すべきだ。
一行のスペシャルレッスンでも露呈しているが、体を積極的に開いていくスタイルのために前方へのフォロースルーがとれない。特に前傾（内傾）して右足が出ていくフィニッシュでフォアクロスで強打することは不可能に近く、肘から先はただのワイパースイングになる可能性が高い。
よってデュースコートで前足をクローズに踏み込む事は止めた方がいいと予測される。
旧来の打ち方でもクロスコートの順クロスはハードヒット以外ほぼ使うことが無く、レフティーのあべしとの対戦でもあべしのフォアのストレートと俺のフォアのストレートの撃ち合いが延々と続く事があった。最後に思い切ってフォアクロスで勝負したが、やはりクロスコートのハードヒットは勝負であり確率が低くなる。ここを明確に武器として使うためには、慣れ親しんだクローズドスタンスを封印する必要があるだろう（確信には至らないが）
しかしフォアクロスを打つためにオープンスタンスにするのはやりすぎだろうから、あくまで現状でフルスイングできる範囲（ストレートと逆クロス）を崩さない程度にスクエアスタンス位を意識して練習していこう。

うああ・・・サボり素振りで発見が・・・
うまくいくかどうか、正しいのかどうかは分からないが母子球ではなく足の外側？というか左半身に荷重を乗せておいた方が軸が安定するような気がします・・・
まず研究事項をチェックしようと思い軽く振ってみたところ、やはり母子球に乗せるだけでは不十分。特にクロスはどうやっても右側に荷重が残ります。で、スクエアスタンスのまま足の外側に荷重を乗せて打ってみるとあれれ？打てる。
スタンス変更をしてクロスに持っていこうとしても結局母子球止まりの荷重移動のためにインパクト後に右半身が打球方向に向かっていかないのだ。これではボールにパワーが乗らない。思い切って背中側に荷重を乗せて打ってみたらあら不思議！？クロス方向に荷重が乗っていきました・・・とさ。
で、殿の写真を思い出してみるとあらら・・・最後にかかとと母子球は浮き上がっているではないの・・・
母子球に荷重をかける昼段階の素振りでもやはりフィニッシュでは右側に荷重が残るので横方向へ右足を出してのフィニッシュとなる。
ところが足の外側というか右腰から背中側にかけて荷重と壁を残す意識で打つと綺麗に回る。頭も動かない。スイングもさして小さくはならない様子・・・はてさてどうなる事やら・・・

ひとまず今日はバナと打つとき母子球パターンと左外側パターンで試して撮影してみます・・・うむむ・・・