テニスとゴルフの日記

2005年06月18日(土) 良い練習と良い目標

昨日はマックスのパソコンサポートをしに会社帰り回収して貰い直接サポート開始。
しかし結局原因が分からず・・・終了。
で、テニスコートに移動。
乱打を始めるがさすがに二人とも疲れがあるのか切れがない。
よってゲームをすることにした。

まずリターンゲームではマックスのサーブに押されまくった。
特にファーストゲームはダブルフォールト無しの1st3本入れられてラブゲームでキープされた。やはりビックサーブは入るとかなりプレッシャーになる。
自分のサービスゲームではリターンダッシュをガンガンされるが、まだ攻め方が分からなく勢いだけでプレーしてくるため隙がある。何とかキープは出来る。しかし実際の所紙一重である。
アプローチからのネットダッシュは、コースの読みと素早いパスの決定、そして思い切り、これが正否を分ける。
まだマックスはショットバリエーションがないこと、そして相手にコースを読まれることの重要さを知らないし、まだ知りうるべき時でもないので思い切りよくリターンダッシュしてくる事自体が勉強である。
ほぼ2セットやったが10本近くパスは通されているはずだ。
しかし俺のパスミスを数本引き出し、さらに綺麗なパターンでもボレーを決めている。
取ったパターンを自信とし、取れなかったパターンを如何にして取るか?これに気が付いた時に己の攻撃が固まるはずである。

と、人のことばかり書いたが、勢いで攻撃してくるプレーヤーと戦うのはイージーなことではない。
攻撃とは勢いであり、守備とは技術である、俺はそう考えている。
守備のプレーをすればリスクは少ない。
攻撃のプレーをすればリスクは高くなるが相手のリスクも同時に高くすることが出来る。
守りのテニスとは、安全に守りながらリスクの少ない攻めを展開しより低いリスクで効率よく攻撃することを考えている。
経験を重ねてきて勝ちを考えられるようになった時、基本的には無駄なミスをしないことから徐々に質の良いボールを使って攻撃をすることを始める。
よって勝つことを意識するまでは、相手のボールに対して基本的に対処することを重視する。つまり経験による高確率のパターンに対する対応力を身につけることが基本となる。

これに対して攻めのテニスはスピードとパワーで攻めることである。
しかし、それを貫きつつも勝つイメージを持ち続けられるプレーヤーはあまり日本にはいないはず。日本人はそういう種族だと思う。
つまり相手が何をしてくるのかではなく如何に自分が仕掛けるか?これを基本としている。
正直なところ相手に合わせて確率の高いプレーをするのではなく、打てば決まるような効果的なショットを如何に打つかがプレーの正否を分ける。
誰もが簡単に目指せるプレーではない。独特の感覚、そして攻撃してポイントを取る!という強固な意志が必要である。
極端な話攻められている時でもエースを狙うくらいの強い気持ち、さらには実戦形式ではロブを意識して打つことが少ないプレーを持っていなければ攻めのテニスはすることは難しい。
攻めるテニスに最も必要なのは常にエースを狙うという貪欲な気持ち。
そしてミスしてもいつかは決められるという明確な己のゲームスタイルを心の中に持っていることが必要である。

仲間うちでは、マックスやバナ、そして俺などはまず攻撃ありきでテニスを考えている。
こういう馬鹿な部族はとにかく相手がどうであろうが自分のプレーで相手をいてこますのが基本である、攻めキャラの宿命である。
今のマックスと昔の俺を比較した時に違いは一つ。ショット一本一本の精度が低いこと、そして筋肉部族であるが故の柔らかいショットの会得が容易ではないこと、これくらいである。

俺は攻めキャラではあるが部族ではないひ弱系であること、そしてテニスを始めた時にウッドラケットから入っていることが大きく、硬式はボールの反発を如何にコントロールするのか?と言うことがテーマであるという基礎概念から入っているところが違う。

しかし部族が技術系のショットを会得するまでさして時間はかからないと考えている。
単純にネットにつきストロークを打って貰いボレー練習をしたり、ストローク練習をするスタイルだけではイメージを掴むことは難しい。部族は走りながら全身を使ってリズム感やショットの打ち方を覚えていく方が向いている。
ひたすら基本を抑えても、それを常に丁寧に打つことを基本とし、攻撃に転ずるスタイルは性格的に向いていないのだ。
攻撃衝動が強いプレーヤーは結果何本でもミスしようが攻めさせて如何に自分が駄目か自身で分からせればいい。そしてあの時ミスしたショットをどうすれば入れることが出来るようになるのか?さらに攻めたけど切り替えされた時になぜ切り替えされたのか同時分のショットの威力(筋肉の使い方(笑))が甘かったのか?己で考えれば基礎練習の具体的な目的を得ることが出来る。
願わくは昨日の試合でマックスが沢山のモノを得たことを祈るのみ。
ある程度の基礎が出来たら後は実戦あるのみだ。
アメリカ人に言わせれば日本人はゲームをし無さ過ぎるように思えるらしい。
実際にもアメリカ人のプレーを見たことがあるが下手くそでもすぐにゲームをする。そして勝ち負けを含んだ真剣勝負の中で技術を学んでいくのだろう。大らかにテニスを楽しめる国民性なのだろう。やはり日本人は地味で真面目すぎる。もっと楽しんで良いはずだ。

結局まだ自分のことを書いていない・・・今度こそ!

昨日の試合で感じたこと、これはとにかく速く動くこと。特に反応速度、そして細かく素早い数歩のフットワークである。
マックスはサーブが良い。よってまずリターンで勢いを止めなければならない。しかしこれがそう簡単にはいかないのだ。

バナとマックスのサーブはもろ部族系の特徴を前面に押し出したモノである。というか単純にこいつら部族は体と心が強いので、とにかく自分から強く叩けるモノは容赦なく叩きに来る。と言うことは、とにかくボールが重いのだ。タッチだけで返球することは可能だが、タッチに走ればセンターを外した時100%返らない、返させないだけの威力がある。
これにスピードが加わるのだ。となるととにかくリターンを如何に返すか、ここのプレッシャーがすごいのだ。
さらに甘くなった時にはすかさずアプロ−チ&ネットである。休む暇はない。自分が得意としていた攻めだが、やられるとかなりキツイ。しかし最高のテニスである、やるかやられるかである。
初代リーダーの言葉に「打たれる前に打て」があるが、まさにこれがファニピーの基本思想である。
テクニシャンが聞けば馬鹿な考え、だろうが、最強の考えにもなりうる。
打たれる前に打つ、やられる前にやる、これを高確率で行うためにはとにかく素早いフットワークとショットの決定が必要だ、迷っている暇はない。
早い展開に付いて行きつつこちらからも隙あれば行くぞと言う意識でテニスをすればとにかく足である。ひたすらボールとフットワークに注意し続けて試合をしたが楽しかった。

まだ勝ち負けを少し意識することがある。多少なりともこだわりと試合ではさして役に立たないプライドがまだあるようだ。
プライドを守るためにすべき事はコートにはない。
コートに出た時に全てを表現出来るように準備を整えておくことが出来なければプライドを守る必要など無いのだ。

さてと久しぶりの精神論だったが、昨日もDV撮影はしていた。
疲れ気味の割には打てたと言ってもいいかな?
バックハンドのイメージも悪くなかったし、フォアハンドも前回よりは打点を離して打てていた。
まだまだ威力とコントロールを意のままにするには時間がかかるが基本線はこれで良いだろう。
来週はレッスンに復帰して基礎練習を取り入れていこうと思う。
走り込みの成果があって、酸欠を感じることはなくなってきた。
試合で満足出来るほどのフットワークはないが、もう少し動いてくれ!と思える程度の感覚は出来つつある、上半身に引っ張られて足を出すのではなく、下半身からボールに寄っていく事が出来ればいいのだ。
連続の球出しに集中力とテーマを忘れずに最後まで打ち切れれば第1段階終了である。
さてこのまま緩やかにでも上がっていくことは出来るかな?

軽く素振りしてみた。
ちょっと記載しておきたいのが左手の使い方である。
左手というか左肩が主導で回していくのだが、初期段階においてはまず問題は無い。しかし中盤以降に左手を開いてしまうのはいただけない。
これをもっと体にくっつけるように意識するべき。
そうしなければ左肩の引き込みが途中で止まってしまう。結果フォロースルーでラケットが首に巻き付いてしまう。
理想のフィニッシュ位置は引き込み終わった左手の上に戻ってくるイメージが良い。機微に巻き付くスイングだと回転半径が小さいスイングで、スピンがかかりすぎで前方への押しが少ないはずである。
大きく前方に押しだしきっちり回しきってフィニッシュ出来るようにしましょう。


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