しょぼしょぼですやん・・・一回戦負け。 内容を細かく書くだけのモノは無し。 攻めきれなかったこと、1stサーブを使ってプレッシャーをかけ続けることが出来なかったなど、まぁらしくなく勝とうとしてらしく負けた、と言ったところでしょうか。
さて土曜日の段階でも気が付いていたテニスに対する基本姿勢の変化について考えることが多かったです。 本戦ではスピンサーブからゲームを展開していくつもりだったのですが、これこそが失敗。相手はよほどのことがない限り攻めてこないタイプであり、打つのはパスのみ。若いのにしょぼいテニスしやがって・・・等と思ったら負けです。 まぁいずれにせよもっと早い展開でぽんぽんポイントを取るような試合運びを普段から練習すべきですね。結局一回戦でフルスイングしたのは恐らくサーブだけ。これで勝つなら相手がショボイか繋ぎのテニスが上手くなったのかのどちらかでしょう、だがそんなうまい話は俺にはないのだ。勝つならば実力で勝つしかない!
で、いつもならさっさと変えるところだがコンソレーションマッチに出ることを決意。
キングオブ敗者決定戦一回戦は知り合いのプレーヤーモリモリさん。 俺のプレーヤー評は結構高い人だ。 ダブルスでは思い切りの良いリターンと技術力の高い個々のショットを持っている人だ。つまり先手を打てなければやられる確率が高いと踏んでいた。 よってとにかく行くしかなかった、それにコンソレに出た目的の一つは思い切り打って今の俺に何が出来るのかを試す、という表向きの目標、真の目的は自分のテニスを貫いて恥も外聞もなく勝負することだった。 そして真の目的を貫ける勇気があるのかどうか?これが本当のテーマだっただろう。
結果4−1で勝った。しかしモリモリさんは最初から戦意に薄く始めた時点で精神的にピークを迎えていたことが大きい。よって立ち上がりのサーブをキープされたモノの、次の自分のサーブをキープしブレークした時点で勝負は決まっていた、いつもならば見ることの出来ない無駄なミス、集中力に欠けたアタックボールを何度か見てかわいそうになったが、手綱を緩めることなく押し切った。 正直抜くことも考えたがあそこで抜けば負けた可能性が高い。 知り合い同士は確かにやりにくいが、コートに出た以上は決して手を抜かずに押し切る強さ、これを普段からもしっかりやるべきだ。 そして自信を持って打てたわけではないが、やはり1stサーブを入れ、次のリターンに対して攻撃を仕掛けるテンポの速いテニスは相手にプレッシャーをかけることが分かった。相手にプレッシャーがかかると言うことは己へのプレッシャーが少なくなるのだ。 しかし最後まで手綱を緩めることなく攻撃し続けたもう一つの要因は「負けたくない」であった。昔のように勝ちたい!とか負けるわけがない!という領域には到達しなかった。しかし本戦一回戦と比較した時集中して攻撃し続けよう!と思ったことにより足が止まることは少なかった。
キングオブ敗者決定戦2回戦 にっしーさん
この人は実力者だ、しかもやってみて分かったがかなりクリーンな人だ。 あれだけ微妙なジャッジをクリーンにインにする人に久しぶりにあった。 この試合も互いにキープから始まり二つ目のサーブをブレークし、自分はキープして3−1にしたところで勝負は付いた。 序盤では1stサーブを軸に攻撃出来たのでイージーにポイントが取れることが多かったし、やはり攻撃を先行出来れば良いプレーが出来ることが分かった。 しかし逆に先手を取られた時のカウンター能力がほとんど無いことが分かった。これでは相手に対して驚異にはならない。 実際に浅くなりアプローチを欠けられた時の出足の甘さ、そして追いつけると思った時の反発力のなさ、特に技術的なモノよりも既に諦めかけている自分が許せないポイントがあった。アプローチのコ−スを読んでいるのに真剣に足を使わず、大股で走り抜けてパスを狙ってしまったプレーだ。自分に切れた・・・。もっと真剣にショットを打っていかなければならない! 中盤でも攻め続け、ロブでの切り返しを狙われたがしっかりスマッシュして切り抜けた。恐らくあそこでスマッシュミスをすればかなりのストレスと、その後の攻撃に甘さと迷いが生じただろう。攻めるテニスをする時には最後まで押し切るつもりでプレーすべきだ。4−1で勝てた。勝てるかどうか分からない相手に押し切れたことで満足は出来た。
キングオブ敗者決定戦3回戦
また雨が振ってきた。相手がイージーなプレーヤーだったらもう少し真剣にやれたかもしれない。しかし勝ち残っていたマックスも負け焼き肉でも食べながら話をしたい気分にみんながなっていた。棄権して帰ろうとも思ったが、迷っているうちに相手がコートに入ったのでとりあえずやることにした。 相手は俺より背の高い高校生だった、本格派と言えるだろう。かわいそうにノーポイントだからよほど強い相手に当たったのか、慣れていないおかげで競り負けたのかどちらかだろう。良いショットを持っていた。 さして一方的な展開にはならず良い打ち合いも出来たが、何よりも収穫だったのが、本格的なボールに対してのカウンター能力が欠けていることが分かった事。 1,2,戦目の相手は切れもスピードもあるがボール自体の威力は少ない。 ところがこの高校生は体も大きい事も含めてボールの球質自体が1ランク上だった。左右に振り回される展開にはさしてならなかったが、もしコースを付けてこのボールを打たれたら走り負けたら絶対に勝てないだろう。ランニングショットで切れやコースだけでかわそうと思えばミスが出てくるし、返球が甘くなった時には確実にやられるだろう。 しょぼい若者もいるがすごい若者も多くなってきた。 オープン戦では学生が沢山参加してくるので大変だ。 昨日一日通してパーフェクトな当たりはほとんど無かったが、最後にミスヒットさせられたボールはかなり威力があった。こういうボールに負けずに打ち返す力が必要だと思った。
精神的に色々考えさせられた一日だった。 唯一の収穫は走り込みをしっかりやっていたことで下半身が泣きを入れなかったこと、そして酸欠による集中力の低下がなかったことだ。 たったの一週間でこれだけの効果があった。とにかく走れば勝てる、という単純な状態ではないのだが、せめて走り込みだけは継続しフィジカル面で泣きを入れないように心がけよう。走れない酸欠になる、という状態で試合に出れば必ず小手先のテクニックに走る。これを続ければテクニシャン親父の完成だ。少なくとも今現在走れる環境がある。環境が整っている間に出来ることはやっておこう。 正直トップを目指す!ベストを目指す!というモチュベーションが低下しつつある。気持ちでテニスをし、気持ちで地味な走り込みもしていた。しかしモチュベーションが下がってしまえば後は引退の二文字が待つだけだ。 テクニックで勝つテニスに俺が快感を感じるとは思えない。 始めてから今までほとんどショットスピードに対しての自信があって、オーバーパワーすることに快感を感じて来た以上、スピードを落としてテニスを楽しむ時が来るとしたら、それは全ての環境が変わる時だろう。 次回の試合は8月。それまで試合はない。 焦ることはないが、妥協はしないでスイングしていこう。
さて軽くスイングチェック。 右足の軽い蹴り、前足への荷重移動と共に重要なポイントは若干の前傾とスムーズな手首からのフォワードスイング。 特にフォワードスイングは腕から動かしていくのではなく、ヘッドダウンと右肩の初動、左肩の引きと共にスムーズに回すことが重要。 ここで力んだりスムーズにターンさせることを意識しなければ運動連鎖が噛み合わない。 昨日のほとんどのミスも腕を先行させることによるミス。 つまり初動で力んでしまうことで体が回らなくなるのだと思う。 上手くいっていたのは高い打点に対する逆クロスの強打で、極力前足に荷重をかけつつ肩を先行させるように打ち前方にフォロースルーする、という動きが出来ていた。 気持ち的にはもっと力を込めたいのだが我慢した結果切れのあるボールにはなっていたと思う。まだ完成にはほど遠いが、力んで腕打ちになれば元の木阿弥である。
バックハンドは大事なモノを思い出した。 上腕を胸に付ける、と言うのが最重要ポイントだと言うところまで来ていたが、これをよりスムーズに意識するには背中を見せるくらい捻る意識が重要だった。 これを行えば自然と上腕は胸に付く。 肩を開いていけば腕が巻き付くように遅れて出てきて最後に振り切れば良いボールが飛ぶ。 後は足の合わせだけだ。
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