テニスとゴルフの日記

2003年08月19日(火) 奥が深い・・・

と思ったら既に若者ではないのかもしれません。
先週末のシングルス、19歳の若者に負けて二回戦負けでした。

一回戦 たぶん大学生

この試合も結果勝ったという試合で、とても満足できる内容ではありませんでした。
とりあえずトスに勝ったのでサービスをもらいスタート。
1ゲーム目はサービスポイントとダブルフォールトを入り混ぜながら何とかキープ。二ゲーム目はブレーキポイントを握りながら取りに行けずにキープされる。
そして3ゲーム目をブレークされる。次もキープされて1−3。
今までリーダー繁に何度も言っていた4ゲーム目をキープするか否かの勝負。
何とかキープに成功し2−3。
しかし次のゲームをブレークしなければ自分のサービスブレーク=負けがつきまとうゲーム展開になるのは目に見えていたのでたらたら打ちながらなんとかブレーク3−3。
この辺から少し自分でも動き始めネットやエース級のリターンを打っていくことが出来た。しかし同じ形からでも情けないミスも同居していた。
勝敗を決したのが相手の気力。決して下手くそなプレーヤーではなく、しっかりしたフォームから安定したボールを打ってくる相手だったが、左右に振られてしまえばミスが出やすかった。
それに未だ進行形のプレーヤーのようで、丁寧にプレーしているものの時々打ちにいってしまうことがあり、これがことごとくミスになっていた。がんがん振ってくるプレーヤーがつなぎ出すとミスが出てくるように、繋いでいたプレーヤーが振りだしても同じ事が発生する。
究極の所、シングルスとは自分のリズムを貫き通したものが終始精神的には有利である。仮に負けたとしても自分の戦略を貫き通した結果の負けであれば次回の糧になるのだ。
結果6−3で勝ったが、一つとしてらしいプレーは出来なかったと思う。

二回戦 星の光同好会所属L2のレッスン生

L2とはテニススクールでの下から二番目のクラスである。
僕は過去にその三つ上でレッスンを受けていた。
はっきり言って個々の技術では劣っているものは何も無かったと言っても過言ではないだろう。
この試合もトスに勝ったのでサービスをもらい難なくキープした。
しかし、この時点で簡単には諦めない精神力と足の速さに気がつき始めた。
事前の情報で繋いでくるという事を聞いていたのだが、繋いでくるのではなくとにかく足が速いので簡単にエースにはならないのだ、結果繋いでいるように見えるかもしれないが、とにかく真剣にテニスをしてくる相手であり、決して返球することを諦めないプレーヤーであった。
従って2ゲーム目にブレークにいった。
サーブはダブルフォールトは無いがスピードもない。
後にこのペースにはまっていくのだが、意識的にブレークしようと思っている段階では全く問題がないサーブだったのでしっかりリターンを入れた後でコースをついて、丁寧に返球してくるボールに対してディレイドでネットに付き、ボレーでしとめる形でブレークした。
ポイントはここからの二ゲームである、おそらく昔の俺であれば一気に4ゲーム先取してゲームを決めていただろうが、今の俺にはその実力と気力、共に欠けていたようだった。3ゲーム目にいつもの調子でサーブを打っていったがファーストは入らず、ついでにダブルフォールトまでする始末。
仮にダブルフォールトしても構わないのだが、その後のポイントで消極的になってしまい、ポイントを取りに行く姿勢が無くなり守りにいってしまう。
とにかくこの日はポイントを取りに行くのだが、結果的に集中力というか、気力に欠けたプレーが多く、せっかくいい形を作っていっても最後にミスをしてしまうという過去にはあまり無いだろう精神面からのミスが多く占めた。
やはり丁寧にいくのではなく、作っていき最後に決めるのが俺のスタイル。
ずいぶんと自分のスタイルからかけ離れたプレーが最近は多くなってきていると思う。結果ブレークされ2−1。
次のゲームでもいきなりチャンスを迎えるが取りに行く気力に欠け0−40からキープされてしまう。おそらくここで勝敗は決していたと思う、2−2。
次のゲームをブレークされて2−3。
しかし次のゲームでとにかく打ちにいくのか繋いでいくのか分からないプレーでブレークされていたので、とにかくらしくないが繋ぎまくってブレーク3−3。
ここから先は俺の一人舞台。せっかくファーストサーブを入れてダッシュしても甘いリターンを一本で決めにいくという気持ちがないために中途半端にラケットに当てミスしてみたり、形を作ってダッシュしても最後のボレーが手打ちになり僅かにアウト等とくだらないミスのオンパレード。
はっきり言って最初から最後まで彼は何もしていなかったかもしれない。
こんなゲームの中、ワイドからワイドに振ったプレーでぎりぎり届いたフォアのスライスがアングルに落ちナイスパスを打たれたり、もうどうにもならなくなってまともなスイングすら出来なくなり、浅くなったところを前に詰められ、ロブすら上げられなくなりボレーまで決められる始末。
3−5からの最後のサービスゲームで気力を振り絞り、30−0まではがんばったがその後はたぶん同じような程度の低いミスを連発して終了。
と、ここまで書いているだけでテニスへの気持ちすら薄れてくるくらい不快な負けだった。
とにかく終始レベルの低いプレーしかできない自分に失望した。
前回の試合の後十分に自分に失望して、オーバーヘッド系の練習に打ち込み、ある程度の結果は今回の試合でも認めることが出来た。
結果としてミスはミスなのだが、自分のショットに自信がないところから来るミスなのだが、これを改善しようと思う気力が残っているだろうか?
今期は後一試合、出場は未定だ。
体力的な部分や、技術的な部分は練習で改善できると思う。
しかし究極の所自分が、そういうプレーをしようと思う気持ちがあって初めてコートに足が向くのだ。
前回のダブルスの試合では自分の不甲斐なさに頭にきて練習したし、練習しようと思う気力があったが、今回の負けは過去にないくらいの不快な感情のみが残った。
相手は決して悪くはないが、自分のテニスが出来ていれば全く脅威のないプレーヤーだったはずだ。問題は自分が自分のテニスをしようとする気持ちが希薄になってきていることだ。しかし、準備不足で試合に臨み負けたときに自分に対する失望感が強いと言うことは確認できた、全く意味のないことだが。

とりあえず、来週からテニススクールに通い出すことは決めている。
しかしどういった気持ちでレッスンできるか?という点は現段階においては不明だ。
話によると人数が少ないので、昔スクールをリタイヤしたときのように負けて悔しい思いをする事は少ないだろう。
とにかく今の俺に必要なことは自分に対しての自信を取り戻すことで、負けたり悔しい思いをすることではない。こういう負の感情がわき上がればテニスは俺にとって不快なものになっていく。
負けることで得るものなど俺には無いのだろう。
今必要なのは少しでも正確なイメージを取り戻し、ショットに対する自信をつけること、それによってイメージしたようにボールコントロールできるというもっとも初歩的でもっとも効果が高いプラスの感情を積み重ねていき、また少しずつテニスに対する欲求を高めていく必要があるだろう。
とりあえずは太らないようにすることと、前進のフィットネスだけは我慢してやろうと思う。
気力がないときは特につらいが、まぁテニスのためと思わなくても健康にいいのは間違いないし、いざやろうと思ったときに動けないのでは回り道すぎる。

今回はちょうど盆休みがあり、徹底して練習に時間を割いた分、精神的な反動も大きいようだ。結果としては体力は戻ったので、これを大切にしよう。
それ以外はあまり求めるのは反動が大きいだろう。
かといって無気力でテニスをすると自分というプレーヤーを割り切ってしまう危険もある。
戻るタイミングを失わないよう最低限度の努力だけして、気力の回復を待つとしよう。


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ビンセント