午前中だけ参加してきました。6−2、6−0(2勝0敗)任務完了しました。 サークルは無傷で予選を突破して決勝トーナメントまで進み、準決勝で敗退したようです。
2試合とも顔なじみのプレーヤー達でした。 彼らは主戦場がC級なので精神的には余裕がありました。
1試合目はわか・ランチアペアでした。 今回の試合のペアは兄貴・・・1試合目は正直「負ける可能性アリ」と踏んでいました。 おまけに前日の夜にパソコンの分解を始めコートに付いた時点ではとても不快な体調。こりゃーまずいかなと思っているうちに試合が始まりました。 予定通りにリターンはコントロールできず。しかしサーブはしっかりしているため2ゲームとも相手にノーポイントも与えずにキープできました。やはり格下相手にはサービス力がものを言います。2試合とも全くサービスゲームは危なげなかったです。 1試合目は2−2からわかのサービスゲームでノーアドになり、リターンをへなちょこってランチアにポーチを食らいましたが兄貴が奇跡のへなちょこカット!!! ブレークして3−2になりそのまま6−2でフィニッシュしました。 この試合でのポイントは相手のサービスが安定感にかけるため足の動いていない状況下でフォアのドライブリターンにミスが出やすかったので冷静にスライスでのアプローチからネット勝負に変更したことです。 一昔前ならば遮二無二打ちに行くところですが、去年から色々考えていたことがようやく身に付いてきたのか、プレッシャーのかけ方を実践できるようになりました。特に今回のようにセンスとスピードは持っているが経験と実績がないプレーヤはプレッシャーに対する耐性が低いので、一本で取りに行くよりもじわじわと押し込むプレーがゲーム中盤から後半にかけて効果を発揮します。 スピードスターに対してスピード勝負するのは大好きだが、それはシングルスでやればいい。ダブルスは自分の他に3人のプレーヤーがいるのでこのプレーヤー達のプレッシャーをどうコントロールするのかが勝敗を決めます。 そしてこういう風に考えたスライスリターンからの戦術変更によりボールに集中するようになり姿勢も低くなってきて、序盤当たりが悪かったリターンが後半になって切れを増してきて相手の反撃の意志をさらに弱めたと分析しています。 第1試合は何とか後半になって盛り返してきたという印象で終了しました。今までであれば完全に集中力を失ったプレーをしながら経験と技術でだまくらかしながらプレーして最終的に結果勝つ、と言った充実感のないプレーをするのが常なのですがこの日は終始集中力を欠いたプレートは無縁でした。やはりどんな相手であろうが集中力を欠いたプレーをすればプレーヤーとしての己に悪い癖が付いてしまうようだ。特別に優れたショットは打たなかったが、決していい加減な気持ちでプレーしたわけではなく、ベストのショットをうち続けなくても集中力を維持した質の高いプレーは出来るということを学んだ。 第1試合の勝因は前述したように丁寧で質の高いプレー、それに相手側が恐らく勝つ意識が希薄だったこと、それに俺が恐れるスピード勝負に出てこなかったことである。恐らく中盤の数ゲームで集中力の欠けたプレーをし続け、ミスを頻発していたならば相手がペースや勝機を掴みスピード勝負に出てくる可能性もあっただろう。どんなスポーツでもそうだが相手に勝てる!と思われたらそこから挽回するのは並大抵のことではない。相手が格下ならば決して「勝てる!」と思わせないようにプレーすること、そして格上ならば「簡単にはいかないなー」とか「負けるかも知れない」と思わせることが重要になってくるだろう。
第2試合は始まる前から目標は相手に一ゲームも与えずに勝つことだった。従って試合のペースを俺のリズムに変えておく必要があると考えた。 序盤で相手のミスリターンかロブ狙いのボールのミスか分からないが甘めのボールが上がってきた時想像以上にポイントを掴み損ねていて相手コートにすら返球できないというひどいミスショットをやらかした、別段ゲームの流れには関係しなかったがスマッシュ練習の必要性を感じた。まだ今年はやっていなかった。 この試合も1試合目と同じように相手のサーブが安定していないのでフォアのリターンミスをしてしまったので再びスライスアプローチからリターンダッシュする戦法に切り替えた。これで安定してプレーできるようになった。 この試合の目標は1ゲームも与えないことなので、自分からのミスは当然のこといかにしてポイントを重ねるかということに集中力をおいた。よって常に足を小刻みに動かして動きを止めないように心がけた。コートもちょうど前回の大会で良い感覚を掴んだ第3試合と同じコートだったが、あの時も集中力を出してプレーでき始めたときのきっかけは細かい足の動きだった。やはり足を動かしていると無意識のうちに正確なポイントに入れるようになってくる。そうすれば良いショットに対する反応が上がってくる。相手のボールの出所に集中力を割くことが出来る。こういう状態になれれば相手のスピードが己の予測範囲ならばほぼミスすることはなくなる。早めの判断がゲームを有利にさせるということを学んだ。
今回の試合は相手が格下であったことは間違いない事実だが、一本一本のショットや試合に集中し続けるということが如何に重要であるかを再確認できた良い機会だった。相手が格下でもしっかりとした丁寧なプレーは出来る。 特に2試合目の最後のゲームでリターンミス3本連続で40−0になってしまった。ここで諦めるのは簡単だがとにかく一本返すことに集中し一本取り返した。次は兄貴のリターンなのでミスが出ればその時点で終わりだが一本返してくれれば次は俺のリターンになりデュースまで持ち込めると考えた。結果ノーアドで180(人の名前!?)がダブルフォールトをしてゲームを取った。セカンドサーブがネットにかかったとき喜びよりも「なぜ枠に入れてくれなかったんだー」と思った。相手のミスで取るよりも自分でポイントが取りたかった。久しぶりの感情だった。
技術的に得るものはなかったが精神的に大きなものを得たと思った。 未だ満足のいかない部分はあるがそれは技術的な部分が多い。 技術的なものは練習することで取り戻すことは出来る。 しかし精神的なものは練習では得ることは難しい。 久しぶりに味わった充実感を味わいながら、サークル総帥の豚汁も味わった。 背後のコートでA級ランカー達が試合をしていたがすごさを感じなかった。 このまま弛まず努力を続ければ間違いなく彼らに勝てると思えた。 忘れていた何かを思い出すことが出来試合だった。
午後は総帥の「豚汁食べたよね?」という冗談半分(本気半分?)の口撃に後ろ髪を引かれながら撤退。ぼうずを洗った。 就寝は午前2時を回っていたが気持ちが充実しているので今も疲れは感じない。 サークル対抗戦に「午前中でも良いから来て」と誘ってくれた総帥とトーナメントで素敵なくじ運(俺にとっては)を持っていたサークルに感謝。 さあ明日も頑張ろう!
そういや第1試合が終わった後でじゃいあんが「おしーなー兄貴にボール集めてミスさせてビンセント(私です)を怒らせて勝つ作戦だったのになー」と言った。わかがすかさず「えーそんな作戦聞いてねーよ」と切り返し俺が「作戦聞いてなけりゃー出来ないよなー」と締めくくった。 俺はペアがミスすると怒っているらしかった、決して口で言わないもののプレーでは怒っていたのだろう。自分の知らない部分を知った・・・やや凹んだ。
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