テニスとゴルフの日記

2003年04月23日(水) 外練習三回目

いい感じです、フォアだけは。
昨日は想像以上に寒くラケットすらしっかり握れなかったので飛ぶラケットをチョイス。改めてラケットパワーのすごさを実感。やはり厚いラケットは飛ぶわ。
フォームグリップなど関係なし。真ん中ヘンに当たれば飛んでいくし返る。でもこんなラケット使っていたら上のテニスは目指せないね。

と言うわけでそこそこに暖まってからすぐにビンセント君投入。
相変わらず球出しから正確に行えていないが、ここのところ集中して練習しているおかげで前足を踏み込んで打つことや、上体を開かないで打つことにやや慣れてきているので徐々に良い当たりが出始める。
この日もやはり基本中の基本に徹底したのが良かったのだろう。
「ボールをよく見て打つこと」と言われるが、これは実際にボールをよく見ることでセンターで捕らえられる確率が上がる事が一番の目的ではないのだろう。おそらくボールを見ようと意識することで体の開きが抑えられる事が一番の大きな効果だと思う。しっかり引きつけて打とうと意識した時にはボールを追いかける目の動きに同調して自然と上体が捻られるのだ。俺の場合、最初はボールを見ることよりも大きくしっかり引くことを重視していた。実はこのこととボールを見ることがうまく同調していて昨日は良いフォアが打てたと思う。
基本中の基本かも知れないが、流れ的には

◎1.しっかり大きく引く事→2.ボールをしっかり見ること→3.前足に踏み込んでいくこと→4.しっかり前で捕らえること

これが俺の流れになる。
グリップが厚くパワフルなプレーヤーであれば4.の動作だけで十二分に良いボールが打てるはず。ところが俺はそんなタイプではないので、あくまでも1〜3までの動作が基本になる。ここがしっかり固まってくれば最後の4のステップでいくらでも小細工はきくのだ。

昨日も最初のウチはやはり打点が近く、アウトサイドインのスイングになっていた。「またいつもと同じかよー」と三村ばりにつっこみを入れつつ叫びながら打っていたが、しっかり構えられる時には踏み込んで打つことも何とか混ぜることが出来るようになっていたので、良い時のインパクトのフィーリングは戻ってきている。後はインパクトの瞬間にうまくパワーを凝縮できるか否かがポイント。
で、ラッキーなことにたまたま打点を前にして打つことが出来た時何かを掴んだ。俺はあまりに打点を引きつけようとして詰まりすぎていたのかも知れない、と。
打点が近い、と言うことはネット対してに90度向きになった時にネット方向への遠近、そして自分に対しての前後の2種類がある。
俺が意識できていたのは後者の方だったのでとにかく正確な打点を意識しようとしていたのだが、オープンスタンスでは右足一本になるためにどうしても腰の位置が安定しない。つまり打点を安定させるために点と点の直線関係のみしか存在していなかったのだ。ところがしっかり前足を踏み込むことで線と点になる。こうすれば腰を安定した軸としてスイングすることが出来る。特に俺のような後ろから前の要素が大きいフラット系プレーヤーにはこの軸となる腰を安定させることが重要だ。腰を安定させることでショットの正否にかかわらず自分とラケットスイングの正確な距離感を計ることが出来るのだろう。練習量を一定水準以上維持し続ければこの感覚が安定してくるので、試合などでフォームを崩されてもショットコントロールできるのだ。
がんがん当たるのでこの日は打ちまくった。詰まりながら打つのではなくしっかり当てて前に振り切ることを重視して高いボールも何球かハードヒットしてみた。正直いい感じだった。枠に収まることはこの段階では重要ではなく、思った通りにスイングし振り抜けるイメージさえあれば後は最後の修正だけだ、要は1〜3が基礎になり、入る入らないは最後の4のステップでコントロールすれば良いだけなのだ。ただし結果的に枠に収めることや、4の形にこだわって1〜3までを変えることは間違いだ。あくまでショットの基本は1〜3にあるのであって4からその後ではない。ここだけはしっかり意識して練習すべきだ。ようやく基本はわかり始めてきた。応用編はフットワークも大きく関係してくるので先は長いが何とか光が見えてきたかも知れない。

バックハンドは相変わらずダメ。
フォアハンドで打点を前にする感覚を掴んだため同じように打点のコントロールに挑んで最初の1、2球は成功したがその後は全くダメになった。
あまりこだわるとフォアハンドにまで影響が及ぶので止めたが、それでも中盤でもがいて分かったことがいくつかある。
やはりダブルス特有の踏み込んだ足で戻るネットプレーの練習をしてからの癖で右足に体重を乗せ切れていない。右足で溜めるどころか打ちながら延ばしているのだ。しかも打点が近いのか上体が捻れていないのか何が悪いか全く分からないが、打ちながら足を延ばし下がっている。ダメだというのは分かっているがどう修正すべきかは分からない。結局ストレスも溜まるしフォアのリズムを壊すので以降は無理矢理ドライブで打つことにした、ドライブも特に変化無し。

最後の延長戦でゲームをしたが、リターンの際に低い姿勢を保ちそのままリターンすることは若干改善傾向にある。まだかかるけど。
次のポイントは、リターン後の2球目に対する準備だが、やはりイメージに近いリターンが打てれば次も動きやすい事を再確認。
良いリターンを打つためにはリターン前の予測、そしてしっかり前向きで打つことが重要だ。この日もバックのスライスでリターンし、バックのパスを通すという流れがありこれが象徴的。リターンもパスも特別良いボールではなかったが、流れが止まらずにポイントに繋がることは非常に重要である。

やはり俺にとって一番重要なのはこのリズムを如何にして保つかである。リターンゲームでは最初のキーはこのリターンであり、ここで相手のリズムを変換することが最初のチャンス。ここでミスしないことを重視してリターンしても自分で自分を殺すだけだ。仮に次にチャンスボールが来てもミスする確率は高くなる。逆に自分のリズムでプレーしていれば、甘くなったリターンを良いコースに配球されても次のボールでカウンターが打てる確率が高くなる。やはり自分が思ったイメージ通りのボールを打つことが重要である。ショットや技術を教えることは出来てもリズムやイメージだけは自分のモノなのだ、誰にも変えることは出来ない。

サーブは特になし。
ゲームし始めたら寒くなってきたので全開で打つことは一切止めてある程度のコントロールに挑んでみた。最初はひどいがまあ後半は枠には入ったな。
サービスゲームのリズムを作るのはこのサーブだ。ここも妥協せずにまじめに練習しておかないとゲームにならないな、と思った。
まぁ今は信頼できる武器を一つずつ固めていくことにしよう。
一気にうまくなるわけはないのだから慌てずにしかし可能な限り正確に仕上げていこうと思う。外三回目にしては出来すぎな日だった。

最後に先週の練習の時には節煙がうまくいっていたがまた最近量が増えてきた。
そのせいでバックコートの練習をした時に心が折れた。
やはりもう一番ステップを上るためには練習で心が折れない体が必要だと思った。
頑張りましょうね、節煙。


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ビンセント