昨日の練習は乱打三十分そのあとうめさんとかみさんが合流してきてかるーくゲーム。こんな内容でした。
なんだかんだ言って先週の火曜日から全くテニスはしていなかった。 だから当然立ち上がりはダメだった。 しかし一つ違ったのがグリップテープを変えていたこと。 いつもは二枚巻きでヨネックスを使っている。 何日か前にグリップテープがぼろぼろだったことに気が付き張り替えることにした。 しかしヨネックスは品切れ。テニスバッグをあさると以前に誰かからもらったグリップテープを発見。早速張ってみる。 印象は「なんだこりゃ?」だった。 今まで二枚巻きが基本だったのでやけにごつごつする。 しっくりグリップになじまないのだ。その代わりに打球のフィーリングが伝わりそうな感じ。 グリップテープを貼り替えたときに一番気になるのがフォアとバックの握りがしっくり来るか、ということ。 今までのバックのグリップはやや厚めのイースタン。 しかしこれが全然ダメな感じだった。しっかり握れないのだ。 で、試しにボレーのグリップで握る。うんボレーは悪くないんだな。 と言うことはスライスも良いはず。ドライブはこのままバックよりのコンチネンタルで握ればいいのだな、と思う。 フォアはイースタンもコンチネンタルも全くダメ。 しかしフォアは根本的にダメなのであきらめてこの瞬間に「次の練習は昔のスタイルで行く」事に決まった。
この事件?があるまではまだセミウエスタンのスタイルを本当は突き詰めようと思っていた。 甘いのは自分の考えであってそこだけ修正し、しっかり練習に望めばいいものだと思っていた。結果、その考えを変えたけれど、正解だったかもしれない。
今の僕の現状は前回にも書いているけれどしっかりした打点に入れないこと、それに加えしっかりしたテイクバックが出来ていないために腕であわせる局面が圧倒的に多い。最悪の悪循環である。 これを修正するためにはまず正しい打点を取り戻すことと、全身のフォームでショットする感覚を取り戻すことを並行して行わなければならない。 非常に難しい練習が続くことを予測していた。
結果から言えば感覚想像以上にまとまり、イメージも良いものを掴んだといえる。
この日の練習はいつものように乱打からスタート。 打点は相変わらず掴めず詰まっては叫び、センターはずしてまた叫ぶところから始まった。 しかし兄貴のロングボールをボレーでカットしたときに「今日は違うな」と感じた。おそらくグリップテープが振動を吸収してくれないことによりしっかりインパクトでラケットを握るようになっていたのだろう、良い当たりでボレーカットができはじめた。でもこんな事は今までにも何回もあったのでさほど信じて調子に乗ることはしないで慎重に確かめていった。 バックハンドのスライスもフィーリングはあるらしく良いポイントでとらえられる回数が多い。しかし低いボールを打たれたときや、ちょうど腰のあたりの打ちやすい高さに限ってミスが出る。おかしいと気が付き前膝を柔らかく使うことを思いだし修正完了。この日は前回掴んだしっかり引いて捻り戻しからスイングするリズムを維持していたのだが、膝が突っ張っているだけでこんなにも違うものだと痛感した。こういった中で闇雲にストレートに流すような打ち方(考え方)も修正していった。そのほかバックハンドでは走らされたときに無理矢理ドライブ系のカウンターを打つ癖がついているのが分かりここも球種の選択がしっかりしていないことにも気が付き修正することにした。これは基本はやはりスライスだ。ドライブはしっかり構えられているときに打たなければ意味がないのだ。試合の中でならばトライする価値があるが、この段階では正確に球質を落とさないで打てるスライスをマスターすべきだ。しかし、しっかり構えていても時々体の捻りが甘く開きを押さえられないことがあり、ここにはもうしばらくフォームチェックが必要だ。 しかしイースタンのスピンとやや切り下ろし気味になるスライスのスタイルよりもバランス感覚と球質においては遙かに勝ると感じたし、トータルイメージでも引きが大きく捻り戻しが基本のコンチネンタルスタイルはショットの後の動きがスムーズだ。イースタンスタイルだとどうしても捻り戻しプラス振り出しでの押し込みが必要になってくるために戻りが遅くなる。だからこそより威力のあるショットになるように力が入るのだが、良いときにはいいが、いったん狂い出すと止められなくなる。このスタイルはしばらく堅持しようと思う。 コンチネンタルスタイルでの不満はアングルが取りにくいことにある。 スピンが自在にかけられるグリップではないので打てるコースが限定されてくる。 しかし、今の考えではその分しっかり構えて振り切ればボールのスピードは出せる。それに基本的にエースを狙うスタイルではないのでいかにして自分が優位に立った状況でネットにつくか、と言うことに目的がおかれたスタイルである以上先にネットに出られたときには完璧なポイントを目指してはならないのだ。 ここで不要なストレスを感じてしまうからグリップを厚くして強打が出来るようになろうと考えてしまうためにバランスが崩れる。 パスを重視すればボレーが甘くなる。 完璧を目指すのもかまわないと思うがそれを実行するに当たってはしっかりした練習計画が立てられているときにしようと思う。週に1,2回の練習では全く意味がない。本来パワフルなタイプではないのだから切れを重視したスタイルでプレーする方が俺には向いているのかもしれない。
フォアハンドはとにかく詰まっていた。 しかしバックハンドよりもグリップの変更が打点の変化に対して大きく影響してしまうのでこれは仕方がないと思い修正に専念した。 まずは極力クローズドスタンスかスクエアスタンスで打てるように努力した。厚めの握りではないのでオープンスタンスになるともう前に振り出すスペースは全くなくなるからだ。それに加えより早めにラケットを引いておくことにも注意した。イースタンで肘から引くスイングでは反動でショット出来るがコンチネンタルではほぼ不可能だからだ。とにかくしっかり引いてゆっくり振りだしていくスイングの中にボールを呼び込む感覚をしっかり固着させるべきだ。この日は何度かその感覚を掴むことには成功した。
この練習のさなかで最初の球出しで肘の使い方が悪かったことに気が付き修正した。スピンをかけようと心がけていた頃からの癖なのだろうが肘が体から離れた上上に上がっていってしまう。これでは高いボールは押さえられても力はボールに伝わらない。肘の使い方もフォアハンドでは重要なポイントになる。
30分後にうめさんとかみさんが来てゲームになった。 サーブは妥協、ボレーも妥協したがリターンには集中した。 うめさんと兄貴ペアとの試合になったが二人とも本気モードではなかったので良いリターンの練習になった。前半はふらふらしていたが後半からは完全に合ってきた。セカンドでは完全にリターンダッシュし続けた。バックのスライスはかなりの確率でポイントがとれた。フォアはまだダメだが返球に集中さえすれば何とかネットは越えていくようだ。 残念だったのがバックのドライブのりターン。まぁあまり要求できるレベルまで習熟度は上がっていないが良い感覚でとらえられているのだがやや開きが早いことに加え、後少しの打点の微調整がうまくいっていないことが原因でいい感じのミスが続いた。まぁしかし現状では上出来だと見るべきだ。 もっと慎重にそして真摯な態度で練習しなければならないだろう。
最後にサーブ。 これは大幅な改良を施す予定だ。 ステップイン方式は改めるつもりはないが、ステップインの際に後ろ足から前足への体重移動が早すぎるのだ。 従って実質的には左足一本での踏切になっていてこれが腰への負担を高めると思う。これを改良するにはトスアップをゆっくりしっかりと行い、確実に両足均等に体重がかかるようにしなければならない。 おそらく想像だが、ステップインしたときに上体が動きすぎているのだろう。これも意識して動きを止めて不必要な体の動きは制限すべきだ。 しっかりとセットアップから円を描くようにラケットを引いていき上体と下半身の捻りを意識し、この捻りを戻す瞬間が来るまでしっかりとため込んでおくように心がける必要があるだろう。 いずれにせよ正しい体の使い方を再度正確に身につける必要がある。 自分の中でもイメージがはっきりしていないので、動きをイメージししっかりトレースしながらサーブが打てるようになることがサーブアンドボレーを完成させるために重要なファクターとなるだろう。 サーブに集中力をそがれては決して良いボレーは打てない。 しっかりサーブ&ボレーが出来るようにはサーブとボレーの基礎技術が必要で、その上に自分のリズムを乗せていくことが大事だと思う。 今のままではサーブとボレーをバラバラに行っているだけだ。 この辺も何とかオフシーズンの間に修得したいものだ。
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