テニスとゴルフの日記

2002年06月21日(金) ああ

くそう・・・かなり打っていたのに・・・消してしまったわ・・・。
と悔しがるくらい良いテニスを昨日はしました。

実は去年の中盤からモチュベーションが低下し続けていて、それに比例して技術の低下も避けられない状態だった。
ようやくこういった闇から抜け出せそうな気配が出てきた。

今日の練習は昨日の日記に書いた練習方法を試してみようかと思っていたが睡眠不足がたたり、気力体力共に十分ではなかったので通常通りに乱打形式で始めた。
ポイントは一つ。腰の回転を使って打つ!ことである。
昼休みの素振りで自分が考えていた以上に基本が出来ていない自分に気付き、修正すべく素振りを行っていた。従ってスムーズに腰の回転を主導としたスイングを行ってショットする事が目的だった。

最初は特にフォアハンドで腰の回転を使おうとするとぎこちない動きが出てしまう。しかし、ヘッドスピードと運動慣性は十二分に感じられていた。
後はこのバランスを崩さないで打てるポジショニングを身につければいい。
バックハンドは引きが甘いとき、しっかり腰を使えないときは必ず腕打ちスイングになる。この腕打ちスイングでもボールがそれなりに打ててしまうのがバックハンドであり、長い間に培ってきた経験なのだ。
しかし、今はごまかしのスイングでボールを相手コートに返すのが目的ではないので、とにかく修正ポイントにこだわって練習した。
バックハンドで始めに気が付いたのは小さいテイクバックと大きいフォロースルーのスイングで、これでは基本の逆である。
とにかく今日の前半も含め今までバックハンドスライスを打つとネットを越えていく位置が高すぎる。昔はもっとネットぎりぎりを抜けていく感覚で打っていたのになぁ、と常日頃思っていたのだ。
これが腰主導のスイングを心がけていくうちに次第に打てるようになってきた。
一本目は慎重かつ大胆に腰を使って打つ、二本目はイメージ通りのボールが打てる、しかし三球目は大胆さが出過ぎたり、集中力が抜けたり、力みが出たりして必ずと言っていいほどミスしていた。
よくダブルスの試合で三球続けろ、と言う人がいるが今日始めて実感した。
それでも、二本目に打てるイメージ通りの弾道には自分自身で拍手をしてあげたい気分になるほど懐かしく、そしてうれしかった。
まだやれる、と言うことを確信させてくれるに十分なショットだった。
しかし問題は体力だろう。
事実ここ数年無かったくらいの集中力が出ていたと思うし勤勉に練習したのだが、ものすごく消耗したのも事実であった。
ここ2、3日は雨にたたられたりして納得のいく走り込みは出来ていなかったのだがそれにしても1時間の練習で二回も小休止を取ってしまった。
でも本当の練習をしているという充実感を味わえた。

最後に例のごとくシングルスを始めた。
最初のリターンでボールの見え方が違った。
自分の軸が安定しているのか、集中力が維持できているのかは判断できなかったが今までとは違う感じでボールが見えた。
このシングルスで本当にいろいろなことを思い出した。
まず、リターンを入れた後でやはり次のボールに対しての準備が甘い。
甘いといっても考え方の問題が大きく、本来はリターンゲームでパーフェクトを望むプレーヤーではなかったし、それは今でも変わっていないのだが、ことシングルスに限定してみると思い切りというか割り切りが甘い。
イメージ通りにリターンできていたとしても相手が優れたサーブアンドボレーヤーであれば当然のようにファーストボレーはオープンコートに帰ってくる。
従って最低限度、センターにまでステップバックすべきで、そこから思い切ってパッシングショットに懸けるべきなのだ、しかもそのパッシングショットはやはりもっとも確率の高いストレートへのパスが第一の選択肢でこれを読まれたときには動きと引き込みの駆け引きによってクロスコートへの第二の選択肢が生まれる。
ところが今はパッシングショットを相手の位置や動きを見ながら判断している。
シングルスでは圧倒的なスピードがもっとも効果的であると信じているのだから迷わずストレートを狙うべきなのだ。仮に逆を付かれたならばそれは相手の技術が高いか己のリターンにスピードコースが欠けていることの他ならない。
シンプルかつ自分の信じたプレーをするべきなのだ。

リターンでもしっかりしたプランが崩れている。
先に述べたようにファーストサーブであればとにかくリターンをしっかり返すことが第一命題である。これが1.5サーブと言われる種類のサーブが来たときに中途半端に攻めてしまう。このミスはまずしっかりしたプランニングが出来ていないことが大きく、これは徹底する必要がある。
これに類するミスとしては、セカンドサーブの時に「攻めよう」と思っている割には丁寧にリターンしてしまうことがあった。これでは心と体のバランスが崩れてしまう。結果ミスになったが、自分のメンタル面の甘さに気付かされたのがこのミスである。
そのほかはデュースコートでボディー気味に入ってきたサーブを無理にバックスライスで逆クロスに返球しようとしたことがあった。
ばかげたミスだ。しっかり引きつけてストレートに打てばたちどころにこっちが有利になるのにも関わらず逆クロスを狙ってしまう。
これは完全にダブルスの癖だ。意味もなく相手のいるサイドに返球することほど危険なことはない。わざわざ攻撃してくれ、と頼んでいるようなものだ。

サービスゲームではファーストボレーのチョイスが悪い。
バックボレーで打つべき所をフォアボレーで打ったりしている。
さらには打つコースを決めているのに準備が遅い。
大きく引きすぎるとミスが出ると言われ続けていたので幾度か修正したのだが、こんなボレーはくそ食らえだ!しっかり大きく引いてボレーに切れとスピードを出せるボレーに戻すつもりだ。
バックボレーは後半サーブの切れとスピードが上がり、コースが安定して狙えるようになってきてから思い切りの良いボレーが打てるようになってきた。
これだ!このリズムと、高揚感が俺は好きなんだ!と思った。
決めるつもりでサーブアンドボレーをする。
サーブアンドボレーは相手のリターンが浮いたら一発で決めるくらいの気合いが必要なのだと思うし、その気合いが相手へのプレッシャーになるはずだ、まぁ相手がどう思おうと関係ないのだが。
良いサーブを入れてリターンが浮いたら一本で決める。
やはりサーブアンドボレーをする以上この快感が無くては何も楽しくないよなー。

 それにしても、いやー楽しかったなぁ。
 次も思いっきり楽しめると良いな。


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ビンセント