火水木金土日と週6回テニスをしました。 金曜日はリーダー繁との久々の練習。 リーダー繁は肩に持病を持っていて肩より上に腕が上がらないのだ。 ところが今期一回目の試合を経て、いろいろな意味で本気になってきたようで、西洋・東洋医学双方に再度通い原因を発見したようだ。で、治療二日目にして過去最高の腕の上がりを見せ、喜び勇んで金曜日の練習となった。
リーダー繁の変化はボレーに現れていた。 しかしこれは肩のせいではなく、ファニピーとは別に参加しているサークルでの練習が現れた結果であろう。ボレーで固さが見られるのは経験不足が主な原因になることが多く、リーダー繁もそれに相当した。しかしこれが柔らかさを見せ始めていた。本来はストローカーなのでネットプレーはどうでも良いんだ、と言うスタンスのプレーヤーだったが、ダブルスメインのサーキットではそうも言っておられず、良い意味での欲が出てきたことが彼のテニスの幅を広げているのだと推測している。ストロークでも体の不安が取れるにつれ、バックハンドでの安定感がより深い自信へと導き、さらに自身のこだわりや美学にまで発展するかの勢いを見せておりこの日の練習でも完璧かつ華麗なフォームから良いショットを打ってきたので思わず見とれてしまいミスってしまった。こういった成長をするプレーヤーは俺好みである。これで肩が完全に復調すれば肩が回らないことによってあきらめていたフォアハンドにもより磨きがかかることは間違いないし、スピードアップを断念していたサービスもより練習に身が入るだろう。 やはりメンタルフィジカル共に整ってこそ正常に進化するのだろう。
この日の僕は押されまくるわけでもなくかといって押し切るでもない状態で推移していた。前日の兄貴との練習で寝起きの状態でしか乱打していないのでチェックの意味も含め、正確なインパクト、それとしっかり足が動くようになってからストロークすることに注意していた。 いずれにせよ懸念であるガットテンションの低さは相も変わらずなのでカウンターを打つ際には非常に神経を使う。 インパクトを正確に行っても若干球足が長くなってしまう。 テンションのせいだけではなく、最後の振り抜きが甘いこともあって必要なだけの回転量が出せていないことも分かってはいるが、ここで振り抜きにこだわってしまうとバックスイングからインパクトまでが狂ってしまうのでここは我慢のしどころなのである。 ボレーも数球だが良いショットが打てたと思う。
土日は腰痛上がりのあきと打った。 この子はフラット系ストローカーでシングルスコートで乱打しようものならば容赦なくオープンコートにエースを狙ってくる攻撃的な女の子である。 自分のミスにも厳しく自分で打てると思ったボールがコードにぶち当たろうものならば納得のいかないリアクションをするくらい、自分のショットに対してのこだわりはしっかりと持っているようだ。思い切りは死ぬ程良い。気持ちいいほどスパッと振り抜いてくる。これは兄貴に見習って欲しいものだ(笑、まぁ怒るなって)。 で、いくら振り抜きが良くて多少球が速かろうが所詮は女の子である。 かみさん相手に本気でフラットサーブやショートクロスを使わなければ負ける兄貴と俺は違う(笑、怒った?)ので、非常に良い練習になる。しっかりテイクバックをして正確なフォームからインパクトし、フォロースルーに至るまで一定の余裕を持ってチェックできる。多少は打たれても今の俺ならばカバーできるので、フットワークの練習にもなる上に闇雲にスピンやスピードボールは打てないのでより正確な体の使い方が必要になってくるので良い集中が出来る。 昔はこういう練習に相当していたのがリーダー繁だがもはやそんな寝言が言える相手ではなくなってしまった。まぁすでに去年の段階からリーダーは危険になりつつあったが、それは俺の技術の低下もあったので危険なボールを打つ可能性があるプレーヤー扱いだったのだが、今これだけ動けているのにやられるのはオフの間の技術習得に加え、ここのところの心身ともにモチュベーションが上がって来ているのでマジで急速にレベルアップしているのだ。
試合に出るようになってからもう4年目になる。 昔はうまくなかったプレーヤがどんどんうまくなって自分より上に行っている。 これが現実である。 いろいろな要因があったのだが過去は過去。 未来に向けて頑張ることにしよう。 思い出してもむかつくだけだから今までの負けは繰延資産と言うことにして今年のうちに一気に減価償却したいぜ。
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