テニスとゴルフの日記

2002年05月24日(金) 疲れた・・・がしかし

昨日も練習した。
疲れが溜まってきており走り込み後と練習前の小一時間寝た。
おかげで練習開始からしばらく寝ていた。
今日は休むぞ。走り込みはするが。

前半は全く書くべき事はない。
後半からシングルスでサーブリターン練習をした。
バックは全然ダメだが、兄貴がフォアにサーブを集めてくれたので(多分)フォアは打ちまくれた。かなりいい感じだった。
問題は上体のひねり、ユニットターンを意識して行うことで良いリターンが打てるようになった。ようやく足が動くようになってきたことを実感し始めていたが、今度は腰が回っていないことに気が付いたと言うところ。
大分いい感じをつかめた。何本かは完璧に打てた。
バックハンドはこれと対照的にユニットターンもテイクバックも出来ていないのでろくなリターンが入らなかった。
バックストロークの不安定さが起因していると思われる。
今日の素振りはサーブとバックハンドだ。
サーブはイメージをしっかり持って振ること。
バックは肩のひねりを十分に意識することを忘れない。

サーブは昼に素振りしたおかげで時々良いサーブが打てた。
トータルではかなり回復したと言える。
問題は、最初に後ろ足にしっかり体重を乗せてそこから前足に体重を移しながら最後に両足で踏み切る、と言う基本的な流れの中で、最初の後ろ足に体重を乗せる事を怠っていたため最初から最後まで前足で打っていたようだ。したがってここを修正した。
トスアップだが腰のことも考えスピンは封印しているからスライスしか打てない。
しかしスライスサーブの極意は分かってきた、トスの位置だ。
スピンやフラットは多少トスアップが狂っても肩とリストワークでどうにでも打てる。しかしスライスはそれが難しいようだ。とにかくスピンのように自分に近すぎるトスアップに対しては振り出すスペースが無くなってしまう。
昨日の練習では何度もトスアップのやり直しをした。
ただ打つだけならばいいがダッシュしなければならないし、しっかり回転もかけなければならない。トスが低すぎては詰まってしまうし、高ければ伸びてしまう。
難しいところだ。

サーブ後のボレーだが、未だサーブに自身がもてる段階ではないのでサーブを打った後で自分のサーブをまだ見ているのでボレーに対する時間的余裕がない。
サーブのバランスも今ひとつなのでスムーズにダッシュが出来ていない。
従って良い流れのサーブアンドボレーにならない。
しかしこれはサーブの習熟度が上がってくれば問題なく改善されるだろう。
極論すると、シングルス練習のためにダブルスに出ていると考えればいい。
ダブルスは基本的には反面でしかサーブアンドボレーはない。
そう考えれば良い練習になるだろう。

疲れが溜まっている割には後半のゲーム練習は割と良かった。
兄貴のリターン技術が今ひとつな事もあるが、サーブが入ればまずブレークされる危険は少ないな、まぁ昨日はダブルフォルトが多かったのでさほどキープ率は高くなかったがリターンの精度と相まってゲームの質はレベルが高かった。
ダブルフォールトも程度の低くなく、前日のようにオフセンターでどこに飛ぶのか分からないレベルと違い2,3球長いのが実感できるレベルにまで向上した。
この調子であげていけば良いゲームが出来るだろう。

最後に二人の意見が一致したことがあった。
まずいぞ、スマッシュ練習全くやっていない・・・。
特に俺がロブをあげることは皆無なので兄貴はスマッシュを打つ機会など無い。
俺はいくらかマシになってきてはいるが、足の使い方がいい加減すぎるし勤勉さが足りない。バックステップは未だスタート地点にすら立っていない状態なのかも知れない。
少し走り込みの中で変わった走り方を入れていこう。

まぁ技術が無くてもB級優勝している奴はたくさんいる。
一球でも多く返すつもりでいれば大丈夫だろう。
怪我さえしなければ昨日より悪い今日はないし、明日は必ず今日よりも良いプレーが出来るはずなのだ。
少しずつ自身が出来てきた。後は気合いと根性だ。

昼休みの素振りレポート。こんな事が午後一番で出来る会社に感謝!
サーブだが昨日兄貴に指摘されたとおりに肘の引き上げを意識して行った。
やはり運動連鎖がうまくいっていないことと、若干肩に違和感があるので程々にして止めたが、肩の柔軟性の低下も分かった。
柔軟性が無ければ怪我が再発することは避けられないので今後は前後の柔軟運動もしっかりやっていこうと思う。
フォアハンドは大分良いイメージになりつつあるようだ。
インパクトでのイメージが整いつつある。
しかし素振りして分かったのはとにかくテイクバックが小さい。
これによってリストでスピードを出しに行く羽目になっているようだ。
意識して大きくテイクバックをしてしっかり前に振り出せるように素振りした。
やはり小さく引いてコンパクトに打つフォームは俺には向いていない。
仮にダブルスにはそういう打ち方が向いているとしても俺自身には向いていない。
振り遅れる可能性を認めた上で早めの打球判断と素早く正確な持球動作が出来ればコンパクトな打ち方によるショットよりも威力とスピードで勝るはずだから、結局の所考え方の違いだと思う。もう二度とコンパクトな打ち方の練習などはしないヨウにする。仮に試合で必要になっても基本はしっかり構えて大きく打つことであってそれが出来なければ応用として結果コンパクトに打つことは十分に出来るはずだ。基本は決して崩さないようにしたい。
それとスイングスピードが上がってくるとインパクトの瞬間を意識することを忘れるきらいがある。結果スイングスピードが上がっている分さほどボールスピードには変化を感じないことが原因なのだが、このインパクトへの意識が薄くなるとブロックショットやアプローチショットを打つ際にいい加減になる病気が出る。
インパクトで力を収束することだけは決して怠ってはならない。

バックハンドは最初腹切り気味だったが、後半にイメージを取り戻した。
昨日の練習で小さいテイクバックからショットする羽目になったときがあったがこのときに肘を体に近づけながら肘を支点に良い振り出しが出来たときがあった。
腹切りになるときのスイングはいったん大きく引いた始動から体に肘を近づけていくイメージがないからだと思う。これがないことにより打点から背中の方向にフォロースルーが出ていってしまう。これを修正するためにテイクバックから打点にあわせる際にラケットをいったん落とした後で手首の入れ替えがあることを思い出した。今まではこれを怠り、インパクトで手首を使うという悪い応用を行っていたので各部を痛める原因となっていたのだろう。重要なポイントを思い出せた。
これを修正した後で素振りをするとフォロースルーが綺麗に出ていくことが分かった、久しぶりの感覚だった。
しかし、入れ替えの時に手首に負担がかかっていることが分かり、柔軟性の問題も含め、テイクバックから上体・肩のひねり戻しがうまく連鎖していないことも分かった。悲しいがこれをしっかり直さなければまた故障の原因になる。
もう若いときのように勢いで出来ないのだからしっかり作ることだ。
ボレーは悲しいかな素振りの時点で風切り音がない・・・これは単純にスイングスピードが出せていない事を示している。昔はびゅっ、と言う音がしていたのにな。
フォアボレーはフォームそのものは悪くはないが肘が体から離れてしまうようでラケット面に力が集中していないようだ。まぁ筋肉痛なのか関節痛なのか分からないがあちこち痛み出しているので無理はしないでイメージのみを思い出すように素振りした。しかし現状では昔のように決めにいくときのボレーは打てないだろう。
相手のボールスピードを利用しなければ早くてスピードのあるボレーは打てるとは思えない。素振りをしっかりやっておこう。
バックボレーは肩のひねりが作れていないことと、テイクバックの位置が低すぎることが分かった。上体と肩をしっかりひねっておいて、この戻りのパワーが生かせていたからこそ昔はバックハンドがうまかったのだ。つまり良いフォームで打っていたのだ。今は全くその逆にあるようでひねりを全くと言っていいほど使えていないのでリストでコントロールするしかないのだろう。
素振りでも意識してひねりを作りに行かなければ溜が作れていない。
バックハンドが一番状態が悪いことは分かっていたが、やはりその理由は一番の基本を怠っていることから来ているのだ。

ストロークではテイクバックからインパクトに向けて一度しっかり肘を体に近づけていく動作を正確に行うことも重要だ。
イメージとしては持球体勢をスクエアスタンスで行ったときにインパクトの面がネットに対して垂直(自分の体の向きと平行)にするように。
トータルイメージではいったん開いたフォームをインパクト前にいったん収束させ、そこから一気に解放するイメージでフォームを作っていくこと。
小さく小さく打つのではなく、大きく小さくそして大きくと言う感じ。
昔高木に鳥が羽ばたくように見える、と言われたことを思い出す。
そう見えるようにフォームを作っていこう。
やはり華麗さを失ったフォームは俺にはマッチしていないな。

今年は自分のテニスを見直し、しっかり基本を作り直すことを最重要課題としているが、想像以上に出来ていないことが多い。
若いときには自然に出来ていたことが今は出来ていない。
つらい現実だがきっちり受け止めあわてずしかし可能な限り早く仕上げていこうと思う。
実戦では練習などと言ってはいられないが、今回は技術面では間に合わないことが出てくるとは思う。しかし完璧に準備していなければ勝てない相手はそんなには出てこないはずで、仮に当たったとしても最大で11ゲームだ。
多少無理しながら誤魔化しても十分に勝てるだろうし、技術が完璧に整っていなくても負けてやるつもりはない。
技術があっても生かせない場所が試合の中ではあるし、試合でもっとも生きる技術、それがコートカバーリングであり、負けないと言う強い意志、そして一球でも多く返すことを心がける粘り強さ、だと考えている。
思い通りに行かなくても絶対にあきらめずポイントを取りに行こうと思う。
思い通りに行けばポイントが簡単に取れることは分かっている。
思い通りに行かないときにどう考えどうするか?ここに次の試合へのテーマをおいておくつもりだ。
不用意な繋ぎはしない、打てるときには必ず打ち無理なときには無理しない。
現状の自分をより深く理解するために試合に出るというのもそんなに悪くはないだろう。

疲れている割には楽しくなってきた。


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ビンセント