| 2002年05月21日(火) |
今後の練習についての注意点 |
正直なところ格上の人と練習する機会はほとんどない。 今までもそうであったが今後もその公算は高い。 しかしそんな中でも自分の見直すための練習は出来ていたし、出来ると思う。 それにまだ自分を再度作り直している段階で格上格下などと偉そうに判断できる状態ではない。 だが去年ほど練習時間が取れないことは分かっているのでどんな相手でも力になるように練習ポイントを明確にしておこうと思う。
ストローク練習
ここではとにかく足を止めずに同じリズムで返球することに心がける。不必要なスイングスピードの抑制はフォームを崩す可能性があるので極限まで押さえる。 基本はフットワークであり、常にボールの後ろからポジションに入れるように練習相手のフォームやリズムから早めに正確に判断し素早く移動することを最大の目標とする。 ラリーにおいては小手先でコントロールするようなことはしないで、常にフォームで打てるように心がける。小手先でコントロールして繋いでも自分のためにも相手のためにもならない。自分のショットが打てないならば相手のボールが上か自分の力不足である。決して小手先で器用に返球することだけはしないこと。 そういうショットは試合において仕方なく出すのは良いが練習で使えばそれは試合においてはもっと信頼できないショットになる。通常の練習ではフォームとプレースメント、それにコートカバーリングにすべての集中力を使うこと。 もう一つ重要なことが自分から仕掛けていく際には必ずリズムを重要視すること。 自分が切り返したボールがしっかりコントロールされていてチャンスボールが帰ってくると確信していた場合には攻めに転じても良いがそれ以外には極力攻めには行かないこと。相手のボールが浅く、やむおえず自分のリズムで前に行けないときにはボレー練習と割り切って相手に確実に打てる所に返球しよう。 常にカウンターを打てる状況を作った上で下半身を中心にフォームの安定感を高めるように心がける。 明らかに技術レベルが低い相手には相手に打ちやすい所に常に一定のリズムで返球することも重要だ。 攻撃性の強い相手には相手のペースに会わせるのではなく、相手の打ってきたボールを自分のペースに変換するように心がける。 不用意にカウンターを打ちにいけば、今現在の自分の状態ではこちらのリズムもフォームも崩れる可能性がある。まだ無理をする段階ではないので、相手の攻撃が一通り止まるまで自分のフォームやリズムを崩さないようにラリーを続けること。 最後に自分から不必要に仕掛けることはしないこと。 基本は先に相手に仕掛けさせておいてそれをしのぎ続けること、これによって集中力とフットワーク、それにリズムを完全に思い出し、体に染み込ませることをテーマとする。
ボレー
現段階では前に行くチャンスがさほど無いために回数が限定される。 しかしバックスライスの安定と共にバックボレーは安定方向にある。 フォアボレーはイメージ止まりだが、ボレーの基本は足で打つことと考えているし、自身のスピードが上がってくれば踏み込みをそのままショットスピードに生かせるため、腕でスピードを出しに行くのは今は危険だ。 プレースメントと手首のロック、そして思い切りを良くすることを最重要課題とする。オフセンターでリストコントロールして枠に収めても死んだボレーであれば何の意味もない。現段階ではイメージ通りにボレーしてコードにぶち当てるとかアウトボールになっても球質とイメージにこだわること。 自分のイメージ通りに打てていれば必ず最終的にはコントロール可能になる。 誤魔化しながらコントロールして結果良いボレーになっても二度度同じフォームで同じボールは打てないと考えるべきだ。 ただし、イメージ通りに打てそうなときにも決して気負わずクールさを持ってショットする事。 ここ最近の悪癖でたたきつけるボレーが癖になっているが、あのボレーはあれ以上のものにはならない。フットワークの良い相手には簡単に拾われてしまうのでダブルスにおいてチャンスボールを打つときに使うくらいのつもりで十分である。 完全にオープンコートになったらたまに練習しよう。
サーブ
全く練習する暇がないし正直まだその時期ではないが、いい加減に練習を始めないと試合でダブルフォールトの名手になってしまう可能性を否定できない。 下半身始動で状態をリードするようなサーブ練習を始めよう。 スライス系統を主軸とする。 肩を大きく使い、肘やリストを滑らかに使うことを主題とする。 打ち終わったときのバランスをチェックしつつ、センターで確実に捕らえられるように心がける。 フラット系は楽に振り抜けることを重視し、スライス系はしっかり押し込めるイメージを確実なものとすること。 下半身主導で起動しても体が伸びきってしまえば腰への負担は変わらない。 ポイントまでしっかり溜めて正確な運動連鎖を意識しよう。 高速フラットサーブ・スピンサーブはまだ体に負担が大きいためにもう少しからだが仕上がるまでは封印すること。
リターン
これも兄貴とのシングルス形式でしか練習できない。 ここでも無理矢理オフセンターでコースを狙いに行くことを止めること。 センターで捕らえてミスをする分には未来があるが、そうでなければすべて意味のない練習になる。最重要課題はバランスを崩されてもセンターで捕らえることを第一とする。力みや無理矢理打つショットには未来はない。 常にクールに自分のショットを分析し続けること。 不必要な感情は一切出す必要はない。 リターンはもっとも難易度が高いショットだから、冷静さと正確な判断、そして正確な動作が正否を分ける。
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