テニスとゴルフの日記

2002年04月30日(火) ファニピー

今年一発目、ファニピーメンバーのみの練習。
とは言っても突発的にリーダー繁を誘い急遽敢行したもの。
でも、かなりの驚きがあった、当然俺も刺激を受けないはずがなかった。

例によって乱打形式から始まる。
話には聞いていたが、バックハンドに対する自信があるのか、多少のバック気味のボールは平気でバックの逆クロスで返球してくる。
リーダーはダブルバックなのである程度の高さまでなら調子のいいときは平気で打ち込んでくるのだが気合い一発そらいけーなんてばくち的なものを感じない。
安定していて自信があるからこそ出せる余裕が力みのないスイングを生んでいたよう。結果得意のフォアよりもバックの方が崩れにくいことが判明した。

ラリーはいつものように互いがリズムを作りながら浅いボールや甘いボールに対して都度仕掛けていく方式。
前半は仕掛けられるのが常。プレースメントとフォームをチェックしている時間が俺の方が長いため、開始直後から浅いボールを打つのはいつものこと。
しかし、前回打ったときから感じていたネットダッシュのスムーズさが顕著に現れている上、去年に比較するとネットプレーの柔らかさが比較にならないほど増していて、球質、コース、深さがベストであれば手加減してパスを打とうものならば一発で決められる。ボレーをおっかなびっくり打っていた去年と比較すると一定以上の余裕があり、予測が出来ているパスに対してはきっちりいボレーを打てる技術があるので本気でパスを打たざるおえない。まぁ、ボレーが出来ない相手であればボレー練習のため返球する必要があるがそんな段階は去年のオフシーズンのレッスンで飛び越えた模様。自分で「このオフにリーダーは伸びますよ♪」といっていたことを忘れていた。マジで忘れていたから驚きも二倍だった。

ラッキーだったのがバックコートラリーでも物怖じせずストローク戦が出来るのでこちらも集中してバックハンドの練習が出来るようになったことが大きい。
正直去年まではバックに打ったら終わり、という感じもあったのだが、今年はない。本人も苦手意識はないようだし、逆に僕がネットについたときに脅威を感じるのはバックのパスの方だった。

若干このオフでテクニック系統のショットや球種やダブルスという競技などを考えることがあったようで正直ファオハンドは方向性自体が決まっていない様子。
非常にコントロール性は高いが乱打形式でネットにつく時もアプローチのコースさえ間違わなければ抜かれそうもないスイングだった。しかし自身でも気づいているらしくどうせまたそのうちに密かにカスタマイズして練習後ほくそ笑む気に違いない。

いずれにせよ遙かに予測を上回るリーダーの上達と仕上がりぶりに俺も集中力が高まった。
いまだ下半身の作成中なのだが、できあがるまでは無理しない、という基本姿勢は去年と同じなのだが、走ることまで無理しないと言うのは違うことが分かった。
去年は走ることさえ押さえていたきらいがあり、結果さらに小手先度が増したのだと思う。
どうせオフにだらしない生活をしていたのだから多少の走り込みで仕上がってくるわけはない。良いショットを打とうとして上体に力が入るのは馬鹿者だが、足を止めずにフットワークを作るのはコートでも出来るのだ。
現段階でテクニックを向上の優先度はかなり低いが、良いフットワークを作ることは最優先事項だ。そしてこの中で動きの中から本来のショットが出来てくると考えている。

フットワークから考えられる今のショットの完成度はとにかく低いと思われる。
冷静に判断してそう思う。
昨日もあったのだが完全に崩してチャンスボールが上がってきていて、フォアに回り込み相手の動きを見て正確にオープンコートに打ち込む、こういう流れになるはずが、回り込むだけで精一杯、ポジショニングもややボールによりすぎて、おまけに相手を瞬間でも見ることが出来なかった。
ボールを見ているわけでも相手を見ているわけでもないようだ。
本来はボールを見て、相手やコートは瞬間見てイメージする、というのが僕のスタイルだが、フットワーク時のバランスが悪く、当然起動も静止も遅いから時間的に余裕がない。
とにかくフットワークを水準レベルまで戻さなければショットやフォームそのものまで考えなくてはならないと思う。
去年あちこち故障が出てきたのはここに原因があったんだと思う。
本来は自分の動きの早さをそのままスイングスピードに生かす、そういうスタイルで動きのスピードがあってこそのスイングだったはずだ。
スピードが戻せなければ今のスイング、今のフォームは体に悪い。
まだあきらめるつもりはないが、これも今年の隠れたテーマになるだろう。


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ビンセント