テニスとゴルフの日記

2001年10月17日(水) 久しぶりのエンジョイテニス

何年ぶりだったろうか?練習ではなくてテニスを楽しんだのは。
ツアーに出始めてからもう三年が過ぎ、結果の出ない自分をもっと練習し、自信をつけさせるためにどんなときでも「まじめに練習するぞ」というスタンスで常にコートに向かっていたような気がする。

昨日昼頃兄貴からメールが来て「今日どうする?テニスする?」とのこと。
微妙に変化に気付く。「今までは練習する?」だったよなー。
俺自身は「練習」する気などなかった。
でも「テニス」ならしようと思った。
その日は母とラーメンを食べに行く約束をしていたので「あんたも好きねーby加藤茶、8時からよろしく」とリプライした。

8時、兄貴が到着。
ウエアを持ってくるのを忘れたらしくジーパンである。

この日はなぜかコートが混んでいた。
やはり実力を出し切れなかったという想いが試合後でもコートに向かわせるのだろう。この後試合はないのだが。

乱打を開始する。
良いボールを打つつもりはなくお互いにテニスボールを打つ事に集中する。
本来攻撃的なテニスが好きな二人なので浅いボールが来ればすかさずネットに詰める。パスはある程度まじめに打つが明らかに無駄な力は入っていない。
「入れてやる」という気持ちは必要ないからだ。
おそらく互いにテニスを楽しむ気持ちだけでボールを打っていた。


来年の目標として当然ダブルスの優勝を視野に入れている。
今回の経験で「総てのボールを完璧にうち切って勝つ」というスタンスはやめることにした。
ただし、基本的にはそれが出来るように今から準備を行って行くつもりだ。
スピードが遅く、相手を崩すプレーが出来ないと思われるペアに対しては徹底して繋ぐ。ただしより確実に相手にプレッシャーをかけるように細かい足の動き、ポジション取りを徹底したい。
そして、繋ぐレベルをより高くして、決められるボールへのネットへの詰め、スマッシュなどの精度の向上を目標にする。
その上で決勝リーグに上がって来るであろうより高いレベルを持つペアに対してもベストのボールで勝負しに行くのではなくコート全体を使ってゲームをコントロールしようと考えている。
今までダブルスはシングルスみたいに簡単に決められないよ、と教えてくれたり「やはりロブが重要だ」と言う人がいたが、その発言は繋ぎ続けるだけでは勝てないペアに対して必要になるものだと考えている。
かなりの遠回りをした気がするがようやくどうすればダブルスで勝てるのかが分かった。無駄な気負いから解放された気分だ。

実は今プレースタイルをテニスを始めて一番楽しかった頃に戻すつもりだ。
当時はバックよりのワングリップでエドバーグの真似をしていたものだった。
昨日の後半にゲームをやったが、思い出すようにやってみたら、フォームは以外としっくりくるのだ、それにワングリップでテニスをするにはセンターで確実にとらえなければならない。
今年はとにかくミスしない等という考えに縛られていたため、オフセンターでもネットを越えて枠にはいるようなごまかしや、楽に打てるオーバーサイズの厚ラケを使うことが少なくなかったが、今後はそれをやめて、センターできっちりボールをとらえるテニスをしていこうと思う。

具体的にはとりあえずバックハンドは打点の定まらないドライブを封印し、本来の大好きなフラット系スライスを取り戻し、その後ドライブの練習をしようと思う。
フォアハンドは未だ決めていないが、コンチネンタルでどのくらいまで勝負できるか?今まで通りのグリップでボレーやバックストロークにどのくらい影響が出るのか、を確かめながら作っていこうと考えている。
いずれにせよ最低限のフィットネスは整える必要がある。
如何に地道なジムワークが出来るかが勝負の分かれ目になるだろう。
ようやくやる気になってきた。
今日からもう来年が始まっている気がする。


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ビンセント