テニスとゴルフの日記

2001年06月22日(金) やっぱりシングルスなのか

水、木曜と久しぶりにシングルスやりました。
水曜日は7−5で辛くも勝利。僕の出来よりパートナーの出来を誉めた方がいいでしょう。ここのところ基本の部分での正確性と確実性を今までよりも高いスピードレンジで練習しているので、先に崩されてしまい、良い切り返しができなかったらカウンターをもらってしまいます。彼自身は意識レベルで上達を確認出来てはいないようですがショットの選択、相手のボールに対するリアクションが早くなっています。この部分はダブルスでも生きてくるでしょう。
木曜日は僕の圧勝。
僕のサーブの出来が良かった。コースは今ひとつなのだが入れば早いし、伸びはその辺の奴よりもあるはずだ。従って慣れてくれば返せるようになるだろう。ノータッチにはなっていないし、振り遅れてもいないので、コンパクトにブロックできればいいのだ。この感覚をつかんでくれればダブルスでのリターンにも生きてくるし、僕のサーブに慣れれば少なくともB級レベルには俺より早いサーブを打つ奴はいないので、リターン時に無駄なプレッシャーとは無縁になるはずだ。がんばれ兄貴。

シングルス、たった2試合だけれど分かったことがある。ダブルスとの大きな違いはまずリターンで感じた。前から分かっていたことだけれどストレートが空いていること。これは僕がストレート打ちが好きなので、得意なコースに打てるというのは大きい。さらに気づいたのが、スイングが大きい=コースを読まれる、というこの公式はダブルスでは最悪のパターンだが、シングルスは読まれていてもスピードで勝負できるのだ。マイケルチャンでもボールよりも速く走ることはできないからだ。
もう一つは思い切りの良さが勝敗につながると感じたことだ。
ダブルスの場合、エースを狙うよりもコースで勝負する方が有利に働くことが多いのだが、それはつまるところ多少のミスも許されるということだし、逆にエースよ狙っていって相手を崩しても次のボールが必ず有利になっているとは限らないということだ。これはシングルスではあり得ない。シングルスで崩されたら終わりだ、といっても過言ではない。相手が自分よりも遙かに劣るプレーヤーだったらミスをする確率が高いので次があるかもしれないが、自分より同等かそれ以上なら崩されれば即終わりだろう。この緊張感が僕の集中力を高めるのだ。
今までダブルスをしていても自分よりうまい奴に挑戦している、と言う感覚はなかった。理由は簡単、すごいボールがないからだ、これが緊張感を高める事に対してじゃまをしていたようだ。ある意味相手を飲んでかかる必要はあるが、それは相手を認めさせる形でなくてはならない。ただ、「俺の方がすげえ」と思っていても相手のリズムを崩す作戦や意図して行うスローペースのボールに対して「なめんなよ」と思ってエースねらいにいって、ミスをすればそれは相手の勝ちなのだ。もちろんミスしなければこっちの勝ちなのだがダブルスとシングルスの大きな違いは常にペースが4つある、という点であり、シングルスのように自分のペースに巻き込んでしまって相手の流れを作らせない、という戦法はとれない。つまりペースという点でパートナーも敵なのだ。だからチームとしてのリズム、戦略はシンプルにでもしっかりと作っておかなくてはならないのだろう。

まーパートナーは僕の「調子良いよ」の言葉は信用できないようだが去年とは違うぞ、今年は。何しろ底からはい上がってきたんだ俺は。苛つきながらも出来得る限り論理的に組み立ててきたんだ。ラケットも重く感じなくなってきたし、スプリットステップも軽い。あとは怪我だけだ。さすがにサーブを打ち始めるとやや腰に違和感が出るが、これは終わってからのストレッチを欠かさないこと、下半身の力を上半身に伝えることを怠らなければ大事に至ることはないと思う。
サーブも今は思い切りだけで打たないように気をつけている。下で溜めて大きくゆっくりとトスを上げてきっちりジャンプして上から叩き付ける。このイメージをしっかり植え付けることができればいいのだ。弱気な事を言わないようにと自分に言い聞かせて頑張ろう。プロスタッフ使えなくなったら俺は終わりだ。フルスイングしてコントロールしてなんぼのプレーヤーである以上妥協はしないで行こう。
昨日軽いラケットに重りつけたし、もー逃げ道はねーぜ。あと一月気合い入れて頑張ろう。


 < 過去  INDEX  未来 >


ビンセント