テニスとゴルフの日記

2001年06月04日(月) 次回に向けて

昨日の試合はさんざんだった。久しぶりの試合だったため一試合目は今ひとつ集中しきれなかった。しかし最大の敗因は相手が強いと言う話を聞き、さらに3チームブロックである為に一勝一敗で決勝トーナメントに進めること、もう一チームは勝てる可能性が高いことなどを考えて最初から「勝つ」という意識をもてなかったことが悪かったのだろう。

 勉強になったのはまず、2−0でパートナーのサービスゲーム40−0でちょっと無理にポーチに出た。前衛の足下にコントロールしたが切り替えされた。相手がうまかったのだが、パートナーは僕のほぼ真後ろにいた。チェンジできなかったのかチェンジする暇がなかったのかは分からないが、全くボールに反応する動きがなかったので決めきれなかった自分にがっかりもしたが、今考えてみればあれはまずいだろう。ダブルスでは一本でとる動きだけでは大ざっぱになってしまうので2本3本とたたみかけなければならないはずだ。実は全試合を通じてこういう形がかなり多くこれが露出した第一の根本的な問題である。

 第二はパートナーのサービスの問題である。彼はスピンサーブを打つのだが、スイング自体が大きくゆっくり振るタイプのスピンなため変化が実に素直でコースが良く深く入っていればさほど問題はないのだが(あることはある)そうでないとき
つまり、しっかり当たらなかったときや、浅く入ったとき、緊張などで振り切れなくなったときにはちょうど肩から腰のあたりにはねてしまうのだ。一番顕著な例で説明すると、ビハインドで「ここはポーチに行こう」と決めていた時があった。アドバンテージサイドで相手のバックサイド気味に入ったのだが浅くかつ跳ねなかったのでリターナーに完全にフォアに回り込まれてがっちり構えられてしまった。さすがにこのサーブでは「行く」と決めていても行けなかった。それでも「行った方が良かったのかもしれないなー」と今は少し思うけれどやはり根本的にファーストサーブである程度相手にプレッシャーを与えることが出来ずに余裕を持ってリターンを打たれてはポーチは出来ないと思った。これは昨日パートナーにも伝えた。彼は自分の届くところはうまくさばくし、フォーム自体も悪くはないのだが基本的に動きが悪い。崩されるととにかく弱い。一言で言えば玉際が弱いのだ。崩されながらもカウンターが打てるタイプではない。よって基本的プランは崩される前に崩すプランで行かなければ常に後手後手にまわってしまう。相手のミスが出てくれればキープの可能性が高くなるが逆を言えば相手が良ければ逆に低くなる、つまり相手次第のスタイルに傾向していると言える。
ダブルスの3条件のサーブ・リターン・ファーストボレーの中でリターンに関しては相手がビックサーバーだったときには確率は下がるのは仕方がない。セカンドサーブになったら絶対ポイントをとるように心がけ、ファーストが入ったらロブでも何でもいいから食らいつき気持ちよくさせないようにするくらいしか手段はない。
つまりリターンゲームの確率を上げるのは難しいと言える。
やはり、問題は如何に自分たちのサービスゲームをイージーにキープして相手のリターンゲームにプレッシャーをかけるかということだ。前衛を有効に使えてこそダブルスだと考え始めているので、ここは一つ作戦会議が必要だろう。

 第三の問題は流れの中でで重要なゲームを意識し取りに行けるかだと思う。第一の問題の所と重複するが実はあそこから連続でポイントを失いブレークされた。あのゲームをキープしていれば3−0で相手がかなり戦意を失ったと思われるからだ。あそこで勝ちを意識して集中力を欠いたため一気にそこから6ゲーム連取され2−6出の敗退になったと考えている。実は次のゲームでは2−2で僕のサービスゲームが来た。先ほどの教訓が身にしみていたため全集中力を込め気合い負けしないようにプレーしキープした。気合いが入れば相手にも伝わるし、そこでキープできれば自分も乗れる。さすがにリターンがワイドだったときにダッシュしながら「ワイドワイドーー」と叫ぶのはちょっと品がなかったかもしれないが気合いが入ればこのくらいは自然に出るもんなんだと後でちょっとびっくりしそして反省した。

パートナーは去年のオフシーズンから「とにかく1ポイントでもいいから先行していかないとだめだ」と言っており、この点については全く異論はなかった。
しかし今回の試合で分かったのは先行できる要因が相手次第で確率が変動しすぎること、つまり現状で自分よりもスピードが劣る相手には取りこぼしは少ないが、多少荒くてもスピードがあり思い切りのいい相手には不確定要素が多くなってしまうことが判明したのだと思う。

次の試合は7月初旬のオープン大会。
クラス分けがないのでブロックにA級の選手が必ず入ってくる。ここには勝てないだろうが、A級の選手が2ペア入ってこない限り残りに全勝し、2位抜けがあれば(無いときもある)予選リーグは突破できるはずだ。まあ、2位抜けが無くても目的はA級以外の選手から勝利をもぎ取ることだけで十分な目標になるだろう。
僕自身もリターンの精度を上げること、つまるところストロークが未だ安定していないのが試合で足を引っ張る結果になっている、と考えているのでここを重点にさらにもう一段階レベルを上げようと思う。


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ビンセント