| 2001年06月01日(金) |
自分のスピードを再確認する。 |
昨日の夜、いつもより一つランクの低いレッスンに振替で参加。 玉出しによるサーキット練習では自分の出来を確認することを目的とする。 バック(フォア)ハンドストロークでクロス、ショートクロス、ダウンザラインの3球をセットとしてまわる。 問題は一球目のクロスコートがきっちり打てるかどうかと三球目のダウンザラインがきっちり振り抜けること。最初はポジションチェックを中心にしてフルスイングは避ける。つかめてきたら振っていく。やはり振っていったときに次第に上体に力が入っていって下半身のパワーを生かせなくなってくる。これを意識してとにかく前の膝が突っ張らないように心がける。スイング・フォーム伴にはスムーズになるが今度はテイクバックが半端になりスピードが乗らなくなってくる。 最終的には柔らかく入ってからテイクバックを引き下半身をより使うように心がけるだけで精一杯であった。やはりこういった玉出し練習が一番自分には効果的であると分かる。現状では何とか使える程度のレベルにすぎないが、エースをねらう必要はないのでこれでいいことにする。
次はボレーだ。フォアボレーは今はチャンスボール以外はほとんど引かない。 手首をロックして縦に振る打ち方を実践している。はっきり言って性に合わないのだがダブルスではこういった打ち方の方が有効である場合が多く、特に前衛にいるときにはこのうち方のほうがミスが少ない。ただし、ラインをねらうようなタッチが出ないのが不満である。フォームも美しくないので僕の美学に反するからやはりイヤだ。しかしパートナーには大絶賛である、まー美学の違いだな。 しかしこの打ち方を実践してからというもの今まで苦手だったネットに近い位置からのアングルボレーやドロップボレーが出来るようになったようだ。 シングルスでは必要ない(使わない)ショットなのでこれをやれといわれるととたんにどーでも良くなるのだが最近はまじめに受けている。 これらの種類のボレーはほとんど面を動かさないでうまく反射角を使ってボールを殺したり、回転をかけたりしてコントロールするが、僕のシングルスのプレースタイルではアングルボレーやドロップボレーはほとんどない。 ドロップボレーは相手の逆をつけるときにしか打たないし、逆をついていたとしてもよほどたらたら試合していない限り深いボールを打つことを心がけているからだ。 せっかくネットについて優位なポジションをとっているのにアングルやドロップを混ぜるて万が一拾われたら逆襲されるからである。僕はネットに出た以上ボールがツーバウンドするか、相手が追うのをあきらめるまで深く打つことを信条にしているし、常に相手をネットから遠い位置に置くというのがボレーヤーの基本だと信じているし好きだから。 ただし今回はダブルスでありテニスプレーヤとしてはやや問題はあるが人としては尊敬に値するパートナーのために徹底的にダブルスっぽくプレーし、さらに勝てるように作戦を練っていこうと思う。 ちなみにテーマであるスピードの再確認はレッスンを総体してみるととにかく異常に遅い世界だったと感じたから。唯一どきどきしたのはリターナーと相手前衛(コーチ)がいいプレーヤーだと分かっている状況で、いいリターンをファーストボレーするときに感じた。しかしこのときはいいリターンに対しきっちりボレーを打つ姿勢が出来ていたし、前衛がポーチをねらって動いてきたのも見えていた。おそらくボレーミスをすればポーチされただろうが、ミスはしなかったのでポーチはされなかったが、このときにストレートに流せるアイデアと余裕があれば相手前衛に対する牽制にもなるのだろうと感じた。さすがにA球は違うな。今後はA級の試合でも前衛の動きだけはチェックしなければならないと強く思った。
後学のために気をつけるポイントを羅列し後にチェックしてみましょう。
前衛にいるとき
1.リターナーの前に位置すること。ワイドに入ったら斜め前に入りストレートを閉めた振りをしながらセンターケア。センターに入ったらセンターを閉めた振りをしながらストレートケアする。
2.後ろ目のポジションをとる以上、リターナーが打つ瞬間には前かがりになること。ポジションには直接関係しないとは思うが、シングルスとは違いどうしても自分のリズムでのプレーにはならないので、相手のリターンに合わせると後ろ体重でショットする事が多くなってしまう傾向があるのでその予防策。 何時間か試したが、相手に合わせるつもりだと逆に合わせられないことが多いので 自分からこっちに打ってこさせるような気持ちでいると以外と狂わされることが少ないようだ。
3.センターのボールは取りあえず相手前衛にさわられないところに返すこと。多少無理そうでも構わないからさわる。パートナーの動きから予測して、センターにいいボールが入ったらまずいいボレーは打てないと思うので、取りあえず平行陣を作るためにそれくらいの気持ちの方がいいだろう。 大体にしてダブルスの試合で一番多いのはサーブ、リターン、ファーストボレーのミスだろう。この3つのミスを減らせればまず負けないと考える。
4.ポーチに出たら出たボールを含め三球は打つつもりでいること。 最近の傾向としてポーチをアウトやネットにする確率は減ったが先に述べたようにタッチが出せないためどーしてもコースが甘くなってしまい引っかかって返ってくることが多い。だから最低三球はうち切るつもりでいないと粘り負けてしまう可能性が高い。
後衛にいるとき
1.いいリターンが入るかどうかは分からないので、ファーストサーブの時はホットシートにポジショニングし、相手前衛を見る。セカンドはやや前に出る。 相手前衛が動いたらあわてて体を浮かせないで低い姿勢でボールの行方を読むこと。面の出し方が荒いプレーヤーなら球が速く当てられる可能性もあるが逆にコースは読みやすいはずだ。まず癖を早いところでつかんでおくにこしたことはないな。 リターンが通ったら、相手サーバーのファーストボレーをカットするためにポイントの正面にはいること、しかも前に詰めながらである。とにかく自分の動きが止まれば何もできなくなるし、後手後手にまわってしまうから先にプレッシャーをかけ続けることが大事になると思う。
リターンするとき
1.今の状態ではエースをねらうどころか(ねらう必要はないかもしれないが)相手を崩せるリターンすら怪しいので、まずはコンパクトにクロスに返すことに専念する。しかしよほどのビックサーバーでない限り前かがりになることを怠らない。 前かがりになって面に当てると振らなくても返ることが多い。 後は調子に乗りすぎてコースをついたり、エースを狙いにいかないように心がけ、小さく強くをテーマにする。いいリターンが返らなかったらあきらめて次のショットに備える。シングルスで甘いリターンを返したら即終わりだが、ダブルスは以外と続く可能性が高いようだ。あきらめないでロブをねらおう。
2.中途半端に打てそうなボレーが返ってきたらとにかくセンターに打ち込む。 元々ショートクロスやトップスピンロブなど俺の辞書にはないのだから(あってもオプション)センターに打ち込んで陣形をくずし続けることを心がける。 相手のリズムを崩せば何とかなるだろうと今は思う。
サーバーの時
1.サーブはコンパクトにコースを狙いファーストボレーで勝負する。 相手によってサーブだけで終わる場合があるがそれでもリズムを保つためにきっちりまじめに前に行くこと。集中力が無くなってくるといい加減にステップを踏むのでそこだけは要注意する。ファーストボレーが返りさえすればブレークされる可能性は低い。 あとは球種を混ぜること。特にいいリターンをもらった後は同じ球種で行かないこと。球種を変えれば以外とミスるぞ。
2.ダッシュをまじめにやることも大切だが、センター気味の中ロブも抜けてくるはずなのでこれにも注意する。いきなりロブを上げられる可能性も高く、これをミスられるとどうしようもないので早めに判断して先に「OK」と声を出して変わってあげること。レディが遅れふらふら下がりながらカットしてもらうよりも自分でとりにいった方が陣形は崩されないぞ。 注意点は相手に先に崩されないことで、ロブが上がった瞬間にはまだ崩されてはいないので、逆にロブを読まれていると思わせるくらいの勢いでカットしてやれば相手にプレッシャーを与えられること間違い無しだし、ロブが通じないと相手に思わせることが出来れば思うつぼだ。後はじっくり料理してやればいい。 まーフレンチオープンでマイケルチャン相手にサーブアンドボレー敢行しているつもりでネットでしこるつもりでやればブレークされないだろう。
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