隠喩と暗喩の対話
日々の心象を抽象的な言葉で。隠喩のはけ口、いわばポエム。
毎日豚話をするのもアレだな。豚三部作ということで完結しておこう。 前豚 今朝、どこぞのユーザールームで豚話をした際、ちょっと思い出したことがある。 「子豚は嗜虐心を強烈に刺激する。ぴーぴー鳴く豚を担ぎ上げ、そのまま窓ガラスに投げつけたい」 堂々とこう明言したものの、誰の共感も得られなかった。その後も、何度かそんな話をしたことがあるが結果は同じだった。 だめ?豚をガラスにたたきつけちゃだめ? イメージしてください・・・ ちゃぶ台に差し出されたのは、一匹の子豚。男の顔がみるみるうちに紅潮する。焔立つちゃぶ台返し。 転がる豚、壁にぶち当たり少し跳ね返る。男は豚を両手で持ち上げ、高く掲げあげる。そのまま窓ガラスへスローイン。 ばりーん。カメラは、下からアップでその様子をとらえる。一瞬、ストップモーション。 足をばたつかせながら、中を舞う豚。 校舎4階から投げ出された豚。歩行者にヒット。撲殺でも絞殺でも刺殺でもない、豚殺。 ・・・イメージしましたか? なぜ教室にちゃぶ台があるかとか、細かいことはさておき、こーんな映像作品、どお?作りたいんだけど、まだ技術力が不足しててね。残念。 後豚 そもそも、なんでこんなに豚に嗜虐心を感じたりするんだろう。これは好きの裏返しなのだろうか。「本当は君のこと好きなんだよ・・・でもね」というセリフがやけに印象的だ。(豚殺・第2章 - 2/5) 豚は人間によく似ている。 皮膚の色とか、皮膚の色とか。あの色はまさに人間の肌の色だ。白人はみんな豚だ。豚の臓器を人間へ移殖する治療法は定着しつつある。豚に人間のDNAを豚込んで拒絶反応を抑えるというワザを駆使してだ。 人間は豚に親近感を持っている。 サルとヒトの関係と、イノシシとブタとの関係はよく似ている。見た目が。毛とか。 サルからヒトへの進化はなぞだらけで、人間はそのミッシングリンクを捜し求めるのに躍起だ。ウソの化石を捏造してまで溝を埋めようとする(ピルトダウン事件)。ここらへんの話で別途一項設けたいところ。 その点、ブタの進化なんて知れたもんだ。あるいは人間は豚に嫉妬しているのかもしれない。狭い小屋に詰め込みぶくぶく太らせ、殺して、食う。憎悪だ!ああ怖い。 一方で、ユダヤ教・イスラム教で食豚を禁止している。敬うにしろ大量消費するにしろ、その背景には、人類が抱えている葛藤・憧憬・嫉妬があるのだ!(断言) ここらへん、もっと調査研究が必要だ。誰か、豚の文化史(\3800)買ってくれよぉ。 でわでわみなさん、ぶぇぶぇぶー!
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