フォーリアの日記
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| 2009年06月21日(日) |
NTTフィルハーモニー管弦楽団のコンサート |
今日は朝は結構雨がひどく降っていたので、香取行きは中止になりました。 その後はそんなに強く降っていないのですが、一応夕方まで降っています。
香取へ行かなくなって、NTTフィルハーモニー管弦楽団のコンサートへ行ってきました。 このオーケストラの演奏会に行くのは2度目です。 前にも書いたけれど、名前は偉そうだけど社会人アマチュアオーケストラです。 http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=23717&pg=20090228 前回聞いた時は思いがけずよかったので感動しました。 さて、今回は・・・。
曲目は ブリテン:青少年のための管弦楽入門 ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 指揮:松岡 究
ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」は各人の個人技の高さはわかるのですが、なんとなくまとまりのない印象。 ナレーションも入って親しみ安いのですが、何かバラバラ感があります。 それに、それだけで前半が終って休憩に入るのはあまりにも短すぎる感じです。
後半のブルックナーは、前回聞いたイタリアがかなりよかっただけに期待したのですが、 そんなに期待通りではありませんでした。 意外と弦が鳴っていない感じ。 アマチュアには良く有り勝ちですが、前回鳴っていると感じただけに、何だか欲求不満です。 金管も上品に音を割らないのはまあいいのでしょうが、 大きい音は確かに大きいのですが、大きくなり方に違和感があるし、それだけ?という感じ。
実はこの曲、学生時代に演奏しています。 その時のトランペットはまだ1年生でこのオーケストラよりもっと下手です。 その他、技術的にまだまだなメンバーはたくさんいました。 でも、演奏はもっと良かったと思えて仕方ありません。 こんなつまらない演奏はしなかった。 自分もその中にいて、もっといい曲だと思って演奏していた。 なぜ、こんなつまらない曲に聞こえるの?
なんだか以前に聞いた寄せ集めのヴィルトゥオーソオーケストラに似て、 大きな流れで盛り上げれば個々のフレーズを表現しなくても良いというような演奏です。
○大オケの当時の録音を50周年記念でいただいているので、聞いてみました。 うーん、金管はfffでは割れているし、時々ひっくり返っているけれど、 今日の演奏よりずっと音楽はまともです。 この時の指揮者の山岡さんは、当時そんなに好評な指揮者だったわけではないけれど、 一応楽譜に忠実に、「『山』以外は手を抜く」ような演奏はしていません。 学生は一生懸命練習して情熱を持って演奏するから良さがでるのでしょうか。
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