フォーリアの日記
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2009年02月28日(土) 娘の卒業展・チャリティーコンサート

今日は雨が乾かず足元はびしょぬれですが、
なんとか天気が回復してそれほど寒くもありません。

今日は朝は娘の学科の卒業展を見に、六本木のギャラリーへ行ってきました。
内容に関しては、まあよくわからないとしかいえませんが、
いろいろ頑張ってきたらしいことは見て取れました。

そのあと、NTTフィルハーモニー管弦楽団のチャリティーコンサートに行ってきました。
会場は四谷区民ホールだったのですが、最寄り駅は新宿御苑です。

「フィルハーモニー管弦楽団」と名前は偉そう(?)ですが、
社会人アマチュアオーケストラです。
聞きに行くのは初めてですが、チラシに載っている写真を見るとこじんまりしていて
大規模なオーケストラではなさそうです。

ワーグナー:ジークフリート牧歌
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

指揮:イジィー・ハヴリーク
ピアノ:船本貴美子

指揮者はチェコ・フィルのホルン奏者です。

ジークフリート牧歌はかなり個人技がうまくなくては辛そうだし、
「イタリア」もかなり難曲で、素人がやってもさまになるのかどうか・・
と思っていたら、このオーケストラ、かなりうまくてびっくりしました。

弦は少人数なのにしっかり音が出ていて、
小さな音から大きな音までダイナミックスの幅も広くて、
バイオリンの後ろまでしっかり弾いています。

比較的どこでも上手い人が多くいる高音楽器だけでなく、
低音楽器にも上手い人が揃っています。

低弦の方からかなりすばらしいパッセージがきこえるので
どこから聞こえるのか・・チェロは弾いていないしと思ったらコントラバスだったり。
ファゴットもめったにいないほど上手いです。

木管も金管もかなりうまい人たちが揃っていて、
細かなパッセージの掛け合いも乱れない上に情感もたっぷりでソロが映えます。
トップ奏者だけでなくセカンドもかなり上手いらしく、あわせも素晴らしい。

ピアノ協奏曲は、ソリストは個々の部分にあまり「タメ」を作る弾き方はしないのですが、
全体が大きく表現されてなかなかよかったです。
ソリストとオーケストラの一体感が感じられ、充実した演奏でした。

アンコールにピアノの伴奏で、ホルンのソロを演奏してくれました。
曲はたぶんアメリカンフォークソングの「シャナンドー(シェナンドー)(Shenandoah)」
(題名うろ覚えで「シャランドー」で検索したら出ませんでした。)
一番最後のアンコールは弦のみでハイドンの「セレナーデ」でした。

あまり期待していなかったのによかったので、大変得した気分です。


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