NINJA-TOOLS
  
☆☆ 観音デス♪ スッキリ毒を吐き出して明日もガンバルぞ♪(・∀・)9 ☆☆
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■ 気狂いピエロ@優しいヒトたち ■


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本当に好きでつきあうってことをしなきゃいけない

そうでないと汚れてしまうボクラ


シュンとして泣きそうに

うつむきがちに歩くボクラ


Natsuwo.G

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コウタに告白して会わなくなった後、

コウタの友達が何度か店に遊びに来てた。

しばらく時間を置いて、コウタと、友達と遊んだ時、

髪の伸びた友達が昔の彼氏にソックリで、

酷い別れ方をした人だったから、ビックリした。

何度かコウタと2人で遊んだ時も、その友達の話ばかりしていて、

コウタから、観音ちゃんに会ったって喜んでたよ、って聞いた時も、

大袈裟なくらい喜んだ。




大仏と付き合ってるコトを隠していた私は、

その友達を好きなフリをした。

で、ある日パッタリとコウタから連絡がなくなって、

コウタが地元から出ていったコトを知った。

また自分が間に入るのがイヤだった。

帰って来たコウタは、そう言った。

そして、彼女と別れたと。




恋の話は、友達としないようにしてた。

なのに、1度口を開いてしまったら、

今まで話してなかった分、

盛り上がって、楽しくて、流されやすい自分に戻ってた。

誰と一緒に居るコトが幸せか。

そうやって、自分のコトだけ考えていたのが、

冷静になれば分かるのに。




会社の呑み会で酔っ払った私は、

仲間に家まで送ってもらった帰り、

『また戻ってくる。』そう言って、

1度仲間と車を取りに帰ったナオさんを待った。

迎えに来たナオさんと夜景を見に行って、

車の中でキスをした。

そのまま眠りこんだ私を、ナオさんが家まで連れて帰ってくれた。

ただそれだけのこと。




何もなかったように職場で顔を合わせてた。

数日後、『見せたいものがある』と言って、

ナオさんが1番大好きな夜景の見える場所に連れてってくれた。

酔っ払った日の話をされて、私が笑って誤魔化していると、

ナオさんは急に真面目な顔になった。

『酔ってなくてもしてくれる?』




その帰り、ナオさんに付き合ってほしいと言われて、

私は、正直な気持ちを伝えた。

「別れてはいるけど、がんばると言ってくれた彼を待ちたい。」

『ちゃんと言ってくれてよかった。ありがとう。』

そう言って、ナオさんは笑った。

私が、"大仏を待ちたい"と思っていたコトに気付いたのは、

この時だった。

でも、大仏とは変わらず会っていたし、

別れたっていう感覚が、少し欠けてた。




コウタとは、休みの日でも殆ど会えなくなった。

大仏からの誘いを優先していたから。

それだけで、本当に好きなのは大仏だと、

気付いても良さそうなものなのに。

コウタと会うコトはやめなかった。

歯医者で親知らずを抜いた日。

コウタと約束をしていて会ったけど、

私が熱を出して、コウタの家で休ませてもらってた。




コウタのお母さんに、知らない女のコの名前で呼ばれた。

モテる人だとは思ってたから、特に気にもならなかった。

夜になって、お母さんがお粥を作ってくれて、

その頃、家でまともにご飯を食べてなかった私は、

すごく嬉しかった。

調理師の免許を取る為に、コウタが勉強しだした。

コウタの家に、よく遊びに行って、

勉強するコウタの横で、猫と遊んでた。

嫌がるコトばかりする私には、全然なついてくれなかったけど。




その夏。コウタからお祭りに誘われて、一緒に出掛けた。

目に、入ってしまうもので。

バイトをしていると思っていた大仏が、

友達と一緒に前から歩いてきた。

すぐに隠れて、大仏が行き過ぎるのを待った。




私が仕事を変えると、

その職場の2階にある店で、コウタが働き始めた。

遊びに出掛けている私とコウタを見かけた友達が、

大仏に、それを伝えたのは、その頃。

そして、職場に遊びに来た友達が、

コウタが2階で働いているコトに気付いた。

私が眠っている間に、

大仏が私の携帯のメールを見たのも、その頃。




大仏の友達からのメール。

コウタからのメール。

いろいろ保護してあった。

差出し人の分からないメールは、

全部、コウタからのメールだと思われたかもしれない。

気持ちが変わっていないフリをしたままで、

大仏が他のコと遊び始めたのは、きっとその頃からだと思う。

遊びじゃなくて、付き合ってたのか。

よくクリスマスに私と遊びに出掛けて平気だったなぁと、

気付いた時に思った。




そういえば、クリスマスイブに大仏が店まで迎えに来た時、

コウタの店の女のコたちが買い物に来て、

浮かれてる私の様子を、コウタに話したって聞いた。

『今日、約束してるんだ?』って冷やかされたって。

『俺とじゃないよ、って答えたんだけどね〜。』

そう言ってコウタは笑ってた。

安心してたのは、コウタが遊ぶタイプの男だと思っていたから。

でも、違った。



2002年11月12日(火)


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抗議などは受け付けません。 / 観音。