武ニュースDiary


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2015年07月03日(金) 「智族GQ」6月号・4●「GQ台湾」サイトにアップ

これでおしまい。




撮影中、金城武は撮った写真を全然見ようとしない人だった。気にしないのだ。
年齢に対しては泰然としており、
普段の暮らしでは自分の見かけにあまり時間を使いたがらない。

それでも、演じる役どう見えるかにはよく不安を感じることがある。
まもなく公開される「太平輪・下」で演じた厳澤坤がそうだった
――大学生として写らなければならないときには、
その見た目のイメージが彼の不安の材料になった。

この物語で彼が一番心を打たれたのは、映画が語る歴史の過程が
彼自身の成長とぴったり符合したことである。
「ぼくも台湾で育って、お母さんには台湾人の友人がたくさんいます。
この地方の文化とその歴史はぼくがよく知っていることです。
あの時代背景の下で故なくばらばらに引き離されるとき、
大勢の人が即座の選択を迫られました。そういう話はよく聞きました。
脚本を読んだとき、ああって思ったんですよ」

映画では、医学生の厳澤坤は軍医として戦場に行く。
それは運命に押されてのことで、軍人になりたいと思ったわけではない。
この時代の戦争で、双方の文化背景を持ち、戦うためではなく人を救いに行きたいと思う。
これらの要素全てがこの人物に多くの矛盾をもたらす。
そしてかつて複雑な文化的背景の中で成長した経歴が、
金城武にその時代の人間の性格の中にあるプレッシャーを理解させるのだ。

まさにそれゆえ、今回、彼はあまりいろいろと勉強する必要がなかった。

デビューから今まで、金城武は人生の半分以上の時間、この仕事をしてきたことになる。
「いわゆる映画スターは、面白がりながら作品を作りたいと本当に思っています。
それが一番大事なんです。その他のことは時間が証明してくれる。
精一杯やれば、時間がその人の能力を証明するんです」

この言葉から透けて見えるのは、
彼が、自分のことをまだ証明されていないと感じているということだ。
「では、あなたはいつになったら、自分のこのような身分に
少しでも落ちきを感じられるんでしょう?」私たちは聞いた。
このとき、彼の答えが初めて変化が表れた。
「ぼくのことをよくわかっていますね、まだです」
「本当はあなたはずっとスターであることに慣れないままなんですね?」
私たちはまた尋ねた。
「はい。慣れません。と同時に感謝もしています。どうしたらいいのかわからないんです」
(完)



「GQ台湾」サイトにアップ 23:15

台湾版は写真は全く同じですが、筆者が違っています。
含まれている内容は大陸版と共通しているので、
おそらく、合同取材をして、それぞれ記事を書いたのでは?

太っ腹にもオフィシャルサイトで文章を(多分)全部アップしてくれています。

   
Click!

字面を眺めた感じでは、大陸版より生き生きして面白そうな気がします。
こちらも少しずつ訳してみようかと思います。


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