武ニュースDiary


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目次前の記事新しい日記


2014年05月23日(金) カンヌ単独インタビュー1

網易娯楽がまとめたカンヌでの金城武単独インタビューです。
ただですね、いかにも網易娯楽の独占インタビューのような体裁になっているけれど、
内容は、20日のトップに貼った動画と同じです(この記事のところにあるのもそれ)。
というか、すべて照らし合わせてないし、動画にあって記事にない部分もあるけれど、
いろんな項目の言葉が動画と完全一致していて、話した順番は組み替えてあります。

この動画自体すべてではないでしょうから、このインタビューを編集した記事と考えていいんでしょうね。
このあたりの報道のルールといいますか、慣例といいますか、
どうも中国の場合、不思議なことが多いです。
ともあれ、内容は面白いです.
長いので2回に分けてご紹介します。



ンヌ映画祭には毎年多くの中国人が姿を見せる。
彼らはみな初めてではなく、映画祭に出品したり、プロモーションだったり、
あるいはただ単に人脈を広げるためにここにやってくるのだ。
年1回のカンヌ映画祭は彼らにとって何なのだろうか。


映画のプロモーションのときを除けば、金城武はめったに人々の前に姿を現さない。
たとえ色黒になり容貌が衰えたと言われようと、
今も大多数の若い女性たちのあこがれの対象である。
ジョン・ウー監督と再び手を組んだ彼は、その仕事のためにわざわざカンヌにやってきた。
今回出演した「太平輪」について、危険なシーンはなかったが、
役の人物の心の動きを表現するのが、なまなかなことではなかったと語る。
今作では日本の女優長澤まさみと組んでいる。
言葉の問題はなかったが、あまりよく知らない同士の2人がラブシーンを演じるのは
やはりきまり悪かったとのことだ。

カンヌについて:
天気は映画祭にとって大きな影響がある
知ってる人にも知らない人にも会えるのはうれしい


網易娯楽 今回カンヌに来た感じはどうですか? どこか付近に遊びに行きましたか?

金城武 天気が今回もとてもいいなと思いました。カンヌは本当に幸せだと思います。
ちょうどこの気候のときを選んでやるので、いつ来ても天気がいいと感じます。
来た人はすごくきれいな景色が見られてうれしいですよね。
映画祭のためにみんながここに集まってくるのは、天候の影響が大きいと思います。

というのは、日本でも、例えば沖縄でも映画祭をやろうとしていると聞いていますけど、
あのあたりは台風が多くて、台風が来たら、予定していたことができなくなってしまう。
大変ですよね。だから、カンヌはとても幸運だと思う。

――映画祭で、特に見たい映画とか、会いたい知人とかありますか?

 うまく会えればね。新しい人と知り合うこともできますし。
会ったことのない俳優や監督と知り合うチャンスがあるのはとてもうれしいです。

――日に焼けていますが、どこかで焼いてきたのですか、それともこの映画の撮影で?

 撮影のせいです。特にそういうところに行ったわけではありません。

映画について:
心理表現がとても大変だった
「太平輪」は「タイタニック」とは違う


――「太平輪」の撮影で一番苦労したところはどこですか?

 一番苦労したのは、心の、ああいう非常に辛い心の表現ですね。
でも、その人物を演じ出さなくてはならない。
ただ単にうれしいとか、つらいとかじゃなくて。
またあの時代や人物の背景、その色を出さなくちゃならない。

――心理演技がかなり大変だったと言われましたが、
身体的には挑戦のようなことはありましたか?


 監督が今回チャンスをくれてラッキーだったと思うのは、
「赤壁」もそうでしたが、つまり、みんなが戦場で大変な思いをしているのに、
ぼくはそうでなかった、
で、この作品でもぼくは軍医なので、それなりの状況はあるけれど、
シャオミンやダーウェイたちに比べたら、楽だったですよ。
危険な爆発シーンなんかも全然なかったし。
ぼくは遠くで爆発する音を聞いてる。彼らは爆発の現場にいて、
ぼくはこっちで聞いてるという具合だったから、まだよかったですね。
大変だ、ということは何もありませんでした。
ただ、船の沈没シーンがあって、あれは割と……でもそんなでもなかった。
監督はすごく時間をかけてました。急いでどんどん撮っていく、
というのでは全然なくて、だからみんなすごく時間をかけていました。
ゆっくりと、1つ1つのエピソードをきちんと撮っていた。
沈没シーンもそうでした。

――この映画は中国版「タイタニック」と言われていますが、そう思いますか?

 ぼくは全然違うと思います。
たぶん、船が出てきて、その船が沈むからそうだと思われるんでしょう。
でも、本当は中身は全く違います。
(ワン)先生の脚本を読んで、本当にものすごくよく書けてると思いました。
脚本を読んだだけでもう、全体の絵がわかるんです。
それに監督の細やかな演出が加わった。
この映画で、監督はアクション映画が上手なだけでなく、
ドラマもきめ細かく撮ることができるんだと心から思いましたね。
映画には3組のカップルが出てくるんですが、離れ離れになってしまう。
みんな同じ土地にいるけど、一緒のシーンはなくて、すれ違うだけ、
互いに知り合わないままなんです。
昨日、記者会見で、檀上でみんなを見ていたとき、突然わかったんですよ。
あの人とあの人は一緒の場面があって、あの人とは接触がない。
それでまた思い出していたら、気がついたんです、
たぶんぼくの役だけが、全員と関わる場面があるんだと。
すごく不思議な感じがしましたね。だから、どんな風になるのか、すごく楽しみです。

――あなたはずっと脚本がいいと言っていますね。
どんなふうに素晴らしいのですか?


 もちろんストーリー全体が感動的なんですが、ぼくが思うに、これは……
監督はもちろん生きること、希望を持つことを描きたかったんですが、
いくつも悲惨な体験を経なくちゃならない。
みんな知っているように、第二次世界大戦のあと、共産党と国民党との戦いがあって、
台湾に逃げた人たちもいる。その頃のことを描いているんです。
どうしようもなくて、離れ離れになり、そのまま会えなくなった家族もあるし、
再び会えても、そのときにはもうすごく時間が経ってしまっていて。
そういうことを描いた、その時代の物語で、ぼくはきっとそれは作り事ではないと思う。
だから、読んだ人はみな共感し、感動してる。
それに王慧玲(ワン・ホイリン)先生の筆力は素晴らしくて。
描写が非常に細やかだと思います。
ほんとに、ああ、俳優として、先生の芝居に出られるだけで十分です。(続く)
網易娯楽/カンヌの中国人常連客 


    BBS   ネタバレDiary  23:30


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